スバル フォレスター ハイブリッド のみんなの質問

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峠を攻めるのを上手くなりたいのですが
どうしたらいいですかね。
乗ってる車はSF5フォレスターのSタイプです。
加速はいいんですけど車重があり難しいです。
足回りはテインの車高調を入れるつもりです。

4wdの車重ある車の峠の攻め方を詳しく聞きたいです。
よろしくお願いいたします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

SFフォレスターは、よき時代のスバル車ですね。この初代フォレスターは重心が低く、他のクロスオーバーSUVと比較して、圧倒的によく曲がります。しかし、レガシィやインプレッサよりも重心が高いこと、また、フロントヘビーであることを前提とした走り方になります。

また、Sタイプというのはどのグレードでしょう?2L NAモデルのS/20か、2LターボモデルのS/tbか? ターボモデルは加速が生かせるのでそこそこ速く走れますが、NAモデルの場合は峠は走れるもののそれほど速くは走れませんので、その点予めご了承ください。
すでにご存じかもしれませんが、車種を問わず、峠道の走行の基本となる走行方法のご確認です。

■ タイヤのグリップ

タイヤのグリップ力が10あるとしたら、ブレーキに8使うと、横方向のコーナーには2のグリップしか使えません。また、同じタイヤでも上から地面に押し付けるように荷重を掛けることでより高いグリップを得られます。これらの特性を意識しながら、タイヤのグリップの限界ギリギリのところを引き出すと速く走れます。

■2)荷重移動

コーナーの手前ではブレーキで速度を落としますが、それによって前輪に荷重が移動します。前輪に荷重を掛けることでグリップが増しますので、ブレーキにも旋回にも有利になります。その特性を生かしてコーナーの入口ではブレーキを残したままの状態でステアリングを切ることで、前輪は減速にも旋回にもより高いグリップを発揮できます。

一方、後輪は荷重が減ったことでグリップが減ります。この後輪はグリップが弱い状態でコーナーに入りますので横Gに対して流れやすい状態です。これも使ってあげることでテールがややスライド気味になり、ノーズが出口に向きやすくなります。この後輪の僅かなスライドを使えると、クリッピングポイント(コーナーの中心)を過ぎたとき、クルマの頭は出口を向いていますので、コーナーの後半でかなり早い段階からアクセル全開で加速体制に入れます。これにより各段に速く走れます。

通常は後輪をしっかりグリップさせて曲がりますが、この場合、クリッピングポイントを越えてもさらにステアリングを深く切った状態を保つ必要があり、ノーズが出口を向くまでアクセルは全開はお預けです。この走り方が普通のパターンですが、その分タイムロスになります。また、待ちきれずノーズが出口を向く前にアクセルを強く踏み込むと、前輪が外側に流れるアンダーステアが出やすく、この状態では前輪が抵抗になりタイムが伸びないだけでなく、タイヤも燃料も浪費します。車両によっては逆にオーバーステアが強く出てコーナー出口でスピンする場合もあります。

このように書いてきましたが、コーナーで後輪のスライドを利用するには、かなり高速でコーナーに進入して、前輪グリップギリギリのところでブレーキとステアリングと対話しながら向きを変えて、後輪の流れを計算してコーナーをクリアするという作業になります。これは非常に高度な感覚と技術が必要になりますのでかなり上級編です。こうした技術が使える人の後を走ると、同じクルマでも、コーナー2つくらい抜けるともう前のクルマが見えなくなっている感じです。タイムが速いだけでなく、燃費もよくタイヤにも優しい走り方になります。
速く走るための高度な技術なので将来の課題として、まずは、しっかり前輪がグリップする荷重移動の感覚を覚えるところからのスタートになると思います。

■3)アウト・イン・アウト

コーナーではステアリングを深く切るほど路面抵抗が大きくなり、遅くなります。できる限り浅い舵角で曲がることで、より高い速度でコーナーをクリアできます。コーナー入口では外側から入り、クリッピングはコーナーの内側、コーナー出口では再び外側を走ることで、舵角を浅くできます。右コーナーであれば、コーナー入口は道路の左側に寄った状態から入り、コーナーの中心では道路の右側ギリギリ、出口は道路の左側ギリギリを抜けていくコース取りになりますね。これは有名なアウト・イン・アウトと呼ばれていますが既にご存じのことと思います。

■4)ブレーキはできる限り奥

速く走るには、直線はできる限りアクセル全開を保ち、コーナーではタイヤグリップの限界ギリギリで曲がります。直線の後にコーナーが訪れる場合は、直線のアクセル全開領域を長くとり、コーナーではブレーキを踏むタイミングを遅らせて、瞬時にグリップの限界ギリギリの速度まで落として曲がる走り方になります。普通はこんな走り方をすると怖いですし、リスクもありますので、これも上級のテクニックになります。通常は、コーナーのかなり手前から速度を落として曲がりますが、訓練するに従い、コーナーの奥の方でブレーキングして曲がれるようになっていきます。

■5)フォレスターの走らせ方

クルマの運動性能は、車重が軽いほど、重心が低いほど有利です。さらに速く走るにはエンジンパワーがあるほど有利で、サスペンションの追従性がよいほど有利です。
フォレスターの場合は、スポーツ車両に比べて、車重が重く重心が高いため、ブレーキへの負荷が高く、コーナリングの限界は低いです。一方で、ターボモデルの場合は加速もよく、4WDのためトラクションにも優れます。また、サスペンションの追従性は素晴らしいです。従って、コーナーの速度は無理せず、コーナー出口での加速でタイムを稼ぐ走り方になります。但し、比較的弱アンダー~ニュートラルステアです。下りのコーナーなどでは自然にテールが流れるような挙動を示します。基本的にクロスオーバーSUVはドアンダーの車種が多いので、コーナーの限界は低いものの気持ちよく曲がれると思います。

個人的には、やはり雪道でフォレスターの挙動を学ぶのがよいと思います。特にアイスバーンの広場などあると最適です。実際に雪道の広場で1速に入れてステアリングを切ったままアクセルと目いっぱい踏み込むとその場でクルクルと回ります。アンダーステアにならずにテールが流れてオーバーステアになるということです。しかし、コーナーのドリフト走行ではテールが流れてもカウンターステアにならずゼロカウンター(ステアリング真っすぐのままテールスライド)になります。ある程度の速度からステアリングを切ってサイドブレーキを引くと簡単にスピンターンできますが、それはサイドブレーキがかかるとリアタイヤだけがロックするように、後輪の駆動力がカットされるように設計されています。これらはMTでもATでも同様です。このようにスポーツ走行には向いた構造になっているため、雪道こそ遊べると思います。同時にフォレスターの持つ挙動がとてもよくつかめて、ドライ路での運転にも役立ちます。是非お試しください。

質問者からのお礼コメント

2022.8.9 04:57

ありがとうございます!
ためになりました!!

その他の回答 (2件)

  • 個人的には、ブレーキを極めれば速く走れると思っています。

    今は夏ですが、冬になったら雪道や凍結路面で、ABSを作動させないように急ブレーキをかける練習をするとブレーキが上手になりますよ。


    そして、コーナーでは直線部分で十分に減速をする。
    直線部分で減速を終わらせて、コーナーではアクセルを踏みながら曲がる。
    下手な人ってコーナーを速く曲がろうとしてオーバースピードで進入し、速度が乗り過ぎているからコーナリング最中にブレーキを踏む。
    結果アクセルを踏み込むのが遅くなり立ち上がりが遅い。
    コーナーに速い速度で飛び込むと峠を攻めているような気持になれますが、結局は脱出速度が遅くなります。
    コーナー手前の直線部分で十分に減速するのって初心者っぽく思うかもしれませんが、それが大原則であり、その大原則を守るとコーナーは結構速く抜けられる。

  • ホームコースを見つけてとりあえず走りまくるしか方法はないです。
    そしてクルマに足りない部分を補ってまた走るの繰り返ししか。

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