ローバー ミニ のみんなの質問

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昭和の時代の「オート三輪」はなぜタイヤ三輪なのですか?

従来の四輪車に比べて利点はありますか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

>従来の四輪車に比べて利点はありますか?

・・・色々メリットはありますが、どれも大したことではありません。Wikiの解説は免許制度と自動車工学的に間違っています。

※3輪車が存在した最大の理由は、免許制度です。
戦後間もない頃、『焼け野原』からの経済活動の為、労働人口が必要となりました。
そこで政府は、3輪自動車(オート三輪)に限定した免許を16歳から取得可能として労働人口に充てようとしました。(当時はスーパーマーケットやショッピングモール的なものはまだ無く、小売業の多くは個人商店に頼っていました。そう言う小規模商店では従業員を雇用する余裕が無く、そこでその家庭の子供を労働力としてアテにした、ということです。)

※『個人商店向けの搬送車』として、政府はダイハツ・ミゼットやマツダ・K360の様なトラックを想定していましたが、しかしこのクラスの規制の緩さを逆手に取って、ダイハツやマツダが1~2t積トラックを作り出し、政府が慌てて3輪車のサイズの上限を制定するなど、政府が想定するオート三輪と実態の『つじつま』が合わなくなって来ました。(4/5ナンバー枠一杯のサイズの2t積トラックを、16歳に運転させるワケにはいきませんよね。)

※そして1965年、政府が遂にオート三輪の免許を廃止したら、その後10年持たずにオート三輪の市場が完全に消滅しました。(オート三輪の免許は既得権としてそのまま使えたので、免許制度廃止後もしばらくは市場が残りましたが、しかし’65年以降は18歳以上で普通自動車免許を取得しないとオート三輪が運転出来なくなり、オート三輪を積極的に選択する理由が無くなりました。)
この時、オート三輪を駆逐したのが軽自動車規格のトラック(軽トラ)といすゞ・エルフで、要するに3輪トラックは敢えて選択するほどのメリットが無かったということです。

※3輪は『小回りが利く』とか『前軸重が小さくトラックとして重量配分がよい』などのメリットはありましたが、しかしそのメリットは些細なことで、重要な問題がありました。
それは、『4輪に比べ、圧倒的に横転し易い』という点です。交差点をちょっとスピードを上げて曲がるだけでも、コロっと横倒しになりました。(何故三輪は横転し易いか?というのは車両運動力学に関わることで、説明が長くなるのでハショりますが・・・英国のドラマ『Mr.ビーン』でも、ビーンのミニに煽り運転された3輪のリライアント・ロビンが、あっけなく転がってますよね。)
三輪車の横転し易さは、道路整備が進み交通が高速化していく1960年代以降は問題視される様になり、それも『三輪免許の廃止』につながったと言えるでしょう。

※但し。
オート三輪が林業で好まれたのは確かで、過積載でもフレームが緩み難い、駆動輪の片輪の荷重が抜け難いので不整地で駆動力が得やすいなどのメリットがありました。
ただそれは『ミッドシップになるから』ではなく、具体的な説明は長くなるのでしませんが・・・構造力学或いは工業力学的に『フレームに捩じれが働かない』からです。
その他として、林業では『ガケから落ちた時に生存率が高まる』という理由で運転席の前方に構造部材がある形式が好まれ、それも『前方に前輪がある』オート三輪が選ばれた理由になりました。(この『生存率が高まる』という考え方は6.5t積以上の大型車にも当てはまり、ボンネットの無いキャブオーバー型トラックが常識となって久しい1980年代でも、いすゞは林業向けにボンネットがあるTW型トラックを製造していました。)
https://0194.net/wp-content/uploads/2017/03/TW1.jpg

その他の回答 (7件)

  • マツダ、スズキは製造しましたが、ホンダは作ってませんね。

    知らんけど。

  • オートバイでリヤカーを引いたのが原点だからです。

  • 発想の原点がオートバイだからです。

    四輪車にすると複雑なステアリングの機構が必要になる。それだと設計製造に高度な技術が必要だし高価になって買ってもらえない。
    オートバイはステアリングの機構はシンプルでハンドル軸がそのまま前輪の支持軸になっていてステアリングができる。これなら安く作れる。技術のないにわか企業でも簡単に作れる。

    実際、初期のオート三輪は丸いハンドルではなくて、オートバイのハンドルような左右に突き出た棒です。

    じゃ、いっそオートバイでいいか?

    いやいや、二輪だと荷台の積載量が少ないし不安定です。そこで、後輪を左右二輪にしたので前輪と合わせて三輪車になったのです。

  • ネットに次の説明があります。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E4%B8%89%E8%BC%AA
    「オート三輪」は、
    1940年代 - 1950年代の日本におけるモータリゼーション黎明期には、簡易な輸送手段として隆盛を極めた。多くの業種で使われたが、同程度の大きさの四輪トラックよりも格段に小回りが利くことから、特に狭隘な市街地や、林道での材木運搬では重宝されたといわれている。たとえ国道といえども、地方では擦れ違い困難な未整備の狭隘路、屈曲路が珍しくなかった時代、その機動性は大いに好まれた。
    オート三輪が林業用途などで生き延びた一因は、旋回半径が小さいことに加え、悪路での駆動力が失われ難い点にもあった。FRが一般的な四輪トラックでは空車状態において後輪と比較して前輪が重くなる傾向があることから、前輪と後輪がねじれの関係にあると後片輪が浮き上がりやすく、差動装置の意図せぬ効果によって空転することがあった。これに対して前1輪型のオート三輪は構造上ミッドシップが多く車輌の重量を3つの車輪に均等に配分しており後輪が路面追従しやすいため、路面ねじれの程度によっては簡便な四輪駆動車をも上回る踏破性を発揮し、急旋回時に前輪軌跡が大きくずれない三輪の特徴は屈曲不斉路で重宝された。

  • オートバイをベースにした、軽便・安価で、悪路と過積載に強く、小回りの利く特性が当時の市場にマッチしてるのがメリット。

  • もともとがオートバイを作っていたメーカがその構造を利用して車にしたからですね。
    利点は転回車輪(前輪)が中心にあるので小回りが利きます。
    オートバイの構造のままなので(基本的に)部品点数が少ないこともありますね。

  • 4輪より安く作れます。
    4輪より小回りがききます。

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