ルノー メガーヌ ルノー・スポール 「ルノースポールの最後の内燃機関」のユーザーレビュー

ルノースポールの最後の内燃機関

2024.2.12

総評

総じて完成度の高いクルマです。
走行性能だけでなく、外観、快適性能の3拍子揃ってます。
高かったけどいいクルマだな～、と思います^^

満足している点

粘っこく路面をとらえ続ける足回り。
レスポンス良くめっちゃ曲がるハンドリング。
1.8Lで300PSを絞り出す割には、不満を感じない低速トルクとターボラグ。
筋肉質でスタイリッシュなボディ。
運転シーンに合わせて選択できる走行モード。嫁の買い物は静かに、サーキットでは吠える！
激速でウルトラスムースな6速EDC。
ゴテゴテせず、スマートなで筋肉質なスタイリング。某Rのガンダムルックは恥ずかしくて乗れん・・

不満な点

もうちょっと車重が軽ければ言うことなしなんですけどね～。
あと高速道路の直進性は若干ナーバスです。
固定式パドルシフトも慣れないので使いにくい。

デザイン

5

元々、走行性能から購入候補に入ったクルマなので、デザインについては「車格の割にはデカい顔周り、リアのテールランプも横長すぎ」と思ってたんですが、写真よりも実車の方が数倍かっこよくて、グラマラスで筋肉質なボディラインと、フロント・リア共にライトのディティールに惚れました^^
特に前後共に大きく張り出したフェンダーアーチと、オーバーハングが小さくどっしり構えたプロポーションが好きです。
見れば見るほどに良さがしみ込んでくるような、スルメのようなデザインですね！

走行性能

5

速いです。ニュル最速のDNAは伊達ではありません。
1.8Lターボで300PSを絞り出している割には、乗っていて低速トルクの不足を感じることはありませんし、目立ったターボラグも感じません。踏み込むと胸のすくような加速を味わえます。パワーカーブを見るとドッカンターボかと思わせますが、意外とリニアな加速感です。その代わり暴力的な加速でもありません。

メガーヌ4RSの売りである4コントロールは、現時点ではヘタレドライバーの私では評価しきれません(汗
トロフィーのトルセンLSDと相まって、ある領域では、めっちゃ曲がる！すごい横G！このグリグリ曲がりすぎるような感覚！と楽しいのですが、またある領域では、リアのぐにゅぐにゅした想定外の動き、リアが滑り始めているのかまだイケるのかわかりにくい、という現象が共存していて、現時点では攻めきれないという状況です。
あ、上記はサーキット走行における感想ですので念のため。

ダンパーインダンパーの4HCCも一般道走行では大きな効果があります。
奈良ニュルと呼ばれる広域農道をかっ飛ばしたときにその効果を体感しました。路面はあまりよくないうえにアップダウンが大きい路面で、跳ねてガツン！と来るだろうと身構えてもダンパーのストローク内で処理してしまい、路面をとらえ続ける性能に感心しました。

乗り心地

4

乗り心地は、世間一般的に評価すると「良くない」でしょうね～^^;
バネは明らかに固いし、わだちに敏感でひょこひょこ揺さぶられますし。
でも車高調、シャコタンに慣れた身からすると、ショックのカドが無く乗り心地は良いです。
市販車で良くここまで許容したなぁ、とは思いましたが^^;、私と嫁にとっては全然許容範囲です。
シートはレカロの割には脇のホールドがガバガバですが、アルカンターラの表皮が滑らないのと、肩の形状がまあまあ良いので、3点シートベルトでもサーキット走行可能でした。早く4点ハーネス付けよう・・
初め、腰の盛り上がりが大きいように感じましたが、東京往復約1000km走ってみて、シート形状はこれで良いと思いました。疲れが少なく良いシートだと思います。

積載性

5

比較対象がアバルト595なのでアレですが、荷物めっちゃ載りますね～^^
595で家族4人の一泊旅行は荷物圧縮・工夫しつつキツキツな感じでしたが、さすがのメガーヌでは全然余裕のよっちゃんでした。

燃費

3

燃費は良くないですね。はっきり言って。
東京への行き、120km区間はオートクルーズできっちり120km/h+αで距離を稼いだら、9km/Lくらいでした。
帰りに燃費優先で全行程100lm/h+αで12km/Lくらいでした。
まあ燃費うんぬんを言う車種ではないんですけどね^^;
ちなみに往復高速+セントラルサーキット走行2枠で5km/Lくらいでした(汗

価格

4

正直予算オーバーでしたが、1.7万kmの低走行距離、ディーラー保証継続の安心感で決めました。
ルノースポールの最後の内燃機関モデルであり、乗れるときに乗っておこうと思いました。

故障経験

まだ購入1か月未満なので故障等はありません。ディーラー保証継続なので今年いっぱいは安心です。