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エレガントな装いに! ルノーメガーヌがメイクアップ

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エレガントな装いに! ルノーメガーヌがメイクアップ

 ルノーのフラッグシップモデル「メガーヌ」が、商品改良を行った。これまでのスポーツ路線から一転し、エレガンスな路線へと生まれ変わったようだ。

 さらにパワートレインの改良や安全装備の充実化も図られている。イメチェンによって、新たな魅力を備えた新メガーヌの特徴を解説しよう!

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文/大音 安弘  写真/ルノー・ジャポン

【画像ギャラリー】お洒落になった!新ルノー メガーヌ ハッチバック&スポーツツアラーがメイクアップ

■キャラクターを変えた新メガーヌ

 ルノー・ジャポンは、2021年8月26日(木)、ルノーのCセグメントカー「メガーヌ」の改良モデルを発表し、同日より販売を開始した。新価格は310万円~330万円となる。

 改良を受けたのは、メガーヌのハッチバックモデルとステーションワゴン「スポーツツアラー」の標準車だ。従来型に設定されていたハッチバック「GTライン」を削除し、それぞれをモノグレード化。

 さらにスポーティな「GT」中心のラインアップからコンフォートな「インテンス」へとキャラクターの設定を変更し、相応しいビジュアルとメカニズムの仕様変更が実施されている。

シックなルノーの上級モデルへとキャラを変更させた改良型メガーヌ(写真はスポーツツアラー)

■内外装を上品にメイクアップ

 そのキャラクターを最も物語るのが、新しいビジュアルだ。エクステリアでは、フロントパンパ―のデザインが改められ、アクセントとなる装飾もブラックを基調としたものから、クロームパーツを取り入れた明るいものに変更。

 ルノー・スポール(R.S.)モデルを彷彿させる鋭さが取り払われ、落ち着いた佇まいに変化している。足元を飾るアルミホイールは、従来型GTと同じ18インチサイズだが、スポークのデザインは異なる。

 リアスタイルについては、大きな変化はないものの、マフラーが変更されたことで、スカートデザインもシンプルなものに。またテールランプは、シーケンシャルウィンカーを標準化。細かい点では、アンテナがシャークフィンタイプとなっている。

 インテリアに目を移すと、大きな変化のひとつがシートのファブリックがコンフォートタイプとなったこと。これによりヘッドレストも独立式のものとなった。また前席のシートヒーターとシートリフター、運転席ランバーサポートは引き続き、採用されている。

 細かなところでは、レザーステアリングやエアコン操作系のデザイン変更などが挙げられる。

インテリアの変更点では、シートデザインが大きいが、ステアリングのデザインも新しくなっている

■ダウンサイズエンジンなどメカニズムも変化

 パワートレインは、最新式の1.3L直列4気筒直噴ターボエンジンに換装。これはルーテシアなどの最新型ルノー車に採用されるものだが、セグメントに合わせた専用チューニングを加えた結果、最高出力159ps/5500rpm、最大トルク270Nm/1800rpmまで性能を向上。

 燃費消費率は、WLTCモードで、17.5km/L(ハッチバック)と16.6km/L(スポーツツアラー)と公表される。組み合わされるトランスミッションは、従来と同様に7速DCTとなる。

 従来型GTに搭載された1.6Lエンジンと比べ、最高出力こそ落ちるが、最大トルクは-10Nmまで肉薄しており、性能面での不満を感じるシーンはなさそうだ。そして、何より排気量ダウンによる自動車税軽減のメリットもある。

最新世代のダウンサイズエンジンに換装。高い基本性能を優れた燃費を両立させた

 先進の安全装備も進化しており、待望のアダクティブクルーズコントロール(ACC)と歩行者検知機能付き衝突被害軽減ブレーキに加え、後退時に左右からの接近車両の存在を検知する「リヤトラフィックアラート」とドライバーの運転から疲労を検知する「ドライバー疲労検知アラート」も新機能として搭載されている。

 このほか、車線逸脱警報、側後方車両検知警報、交通標識認識、オートハイビーム、前後パーキングセンサー、リアカメラなども継続して標準搭載となる。

 残念なのが、GTモデルで標準だった四輪操舵機構「4コントロール」は、インテンスには非装着ということ。あの後輪操舵が生む鋭いコーナリングが味わえなくなったのは寂しいが、スポーツ路線を望むなら、もう少し背伸びをしてR.S.モデルにということなのだろう。

■改良を記念した限定車も……

 改良型導入を記念した限定車「ファーストエディション」が用意されるのも、トピックのひとつ。特別装備として、レザーシートと電動開閉式パノラミックルーフが備わる。

 それぞれボディカラーも指定となり、ハッチバックがブラウン系の「キュイーヴル・ソラールメタリック」に。スポーツツアラーがグレー系の「グリ バルティックメタリック」となる。このボディーカラーは、カタログ色であるが、それぞれのボディタイプのみで選べる専用色となっている。

 限定数はそれぞれ各10台で、2021年9月5日(日)まで購入申し込みを受け付ける。もし申込者が限定数を上回った場合は抽選販売となる。価格は、342.5万円~362.5万円だ。

限定車「ファーストエディション」は、カタログモデル非採用のレザーシートとグラスルーフが標準化に

  日本のルノーラインアップのなかでは、フラッグシップとなるメガーヌ。おしとやかな標準モデルと、ルノーのモータースポーツへの情熱を凝縮した「R.S.(ルノー・スポール)」と明確な住み分けを行うことで、新たなニーズを掘り起こすのも狙いのひとつにあるが、最大の要因は、ルノー新戦略で、ルノー・スポールがアルピーヌに吸収されることもある。

 新型ルーテシアの登場以降、ルノーのスポーティモデルは削減されている。このため、フラッグシップスポーツであるメガーヌR.S.の動向からも目が離せない状況だ。

【画像ギャラリー】お洒落になった!新ルノー メガーヌ ハッチバック&スポーツツアラーがメイクアップ

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モーサイ

みんなのコメント

4件
  • 二代目は大好きだったけどねえ。
  • 高効率な1.3LターボとACCがついたマイナーチェンジ後か、ハイパワーな1.6Lターボと4WSがついたマイナーチェンジ前、みなさんはどちらを選びますか?
    マイナーチェンジ後の人は[そう思う]を、マイナーチェンジ前の人は[そう思わない]を押してください。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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