ポルシェのカイエンって一部でディーゼルありましたね。 でもって、アメリカから不正プログラム仕込んだってレッドカード食らいましたね。でも、ＶＷは不正プログラムは仕込んでいないって反論してますね。

Question

そんなことないですよね、ＶＷからディーゼルエンジン供給受けているんだろうし、３リッターディーゼルでポルシェブランドとなると走りは命ですからね。 実車走行では排気を生出し近くにしないとパワー稼げないですよね。 逆に言えばポルシェほど不正プログラム仕込まざる得ないですよね？
まあ、ポルシェに一部車種ながらディーゼルエンジンなど積んだのが、つまずきになったんですよね。

ＶＷの気持ちは分かります。ポルシェまでアヤが付いたら発砲ふさがりでしょうから言い訳したいのは。

もう、ＶＷはハチャメチャですね。

Answer 1

VWの肩を持つ気はありませんが、そもそもこの度の排ガス規制問題はタカタのエアバッグやプリウスのリコール問題と同じく、そもそもはアメリカのドイツに対する一種の制裁です。

余談ですが、東芝の不正会計も理由は似たようなものです。

アメリカを筆頭に日本、ヨーロッパでもディーゼルの排ガス規制値合戦が過熱しておりますが、VWの不正とされるディーゼル車のNOxの排出量が倍になったとしても、ほぼ無害とされる日本の新長期規制（平成17年規制）とほぼ同等と予想されますので、不正の良し悪しを別に大気汚染や光化学スモッグを引き起こす可能性はゼロと言っても過言ではないでしょう。

一部の報道では、規制値の40倍とも言われておりますが、低圧縮比化され、紛いなりにもNOxトラップ触媒が装着されたエンジンですので、その可能性は低いと考えられます。

テレビ、新聞の報道では、不正によってとんでもない量の排ガスが放出されているように感じますが、レギュレーションでNOxフリー（NOxの排出量を制限しない）となっているディーゼルエンジン搭載のレーシングカーを想像して頂ければわかるように、DPFが装着されている以上、（規制値以上の）黒煙は排出しません。
現在の排ガス規制は、排気ガスを不純物が多い大気とは隔離して採取しないと正確な測定が出来ない状況です。

専門的な話になりますが、マツダのSKYACTIVのディーゼルを除き、大半のコモンレール式ディーゼルはNOx排出量を低減する為、燃料噴射タイミングを上死点から遅らせます。
逆に燃料噴射タイミングを上死点に近づけることで、NOxの排出量は増加しますがPM（黒煙）の排出量は減少し、更に燃費、出力共に向上します。

今回、VWが行った不正はその理論に基づくものと思われます。

因みに、マツダの場合は圧縮比を低くし予混合燃焼をすることでNOxの発生を防いでおりますので、ほぼ上死点で燃料を噴射しております。

個人的には、NOx排出量の規制は新長期規制程度で十分だと思いますので、先述の上死点噴射で燃費と出力を向上し、燃焼時の黒煙を低減した方がメリットは高いと思います。

カイエンのディーゼルは14年以降のエンジンで不正とされているようですから、やはりユーロ6相当のモデルと思います。この辺りから、VWの技術では厳しくなったのでしょうが、排ガス規制自体は、排ガス測定モード内（実走行であっても）で規制値をクリアしていれば良いので、不正プログラムを使用していないというのは、まんざら嘘では無いかもしれません。

いずれにしても、目的はドイツ経済に影響するほどVWに大打撃を与えることなので、真実か否かということは大した問題では無いようです。