エンジンオイルについてです。

Question

mobil1のfsx2 5w-50と、同じくmobil1のSN 15w-50におけるウィンターグレード以外の違いをご教示下さい。

使用車両はポルシェ911カレラ(991前期NA3.4)です。
ポルシェ承認オイルはmobil1 fsx2 5w-50ですが、当方の居住は寒冷地でも豪雪地帯でもありませんし氷点下に達することは稀で、あっても-2℃くらい、降雪があれば乗らないのでウィンターグレードはあまり気にしなくてもいいのかと思った次第です。
5wで−30℃まで対応しているそうですが、15w(-20℃)でも充分ではないかと思います。
実際、15wにすれば冬季の始動性の悪化、冷間時に重さを感じたりレスポンスの悪化、燃費の悪化等体感する程発生するものでしょうか。
それ以外にもデメリットあれば教えてください。

Answer 1

冷間時/低温側の粘度の「５Ｗ」と「１５Ｗ」
単純にエンジン始動時にはオイルの粘度が低い方が
「より早く確実にエンジン各部にオイルが素早く行き渡る」
って事であり、長期的視点から言えば磨耗/摩滅が減らせる、、、
単に外気温度に対して、って視点だけでは無くてネ
オイルの循環が遅くなればメタルやカム面の磨耗/摩滅＝潤滑不足
ってだけでは無くてオイルのショック材としての役目も、となるので
カジリや欠けにも繋がる可能性が、、、

９９１って前ラジエターの水冷９１１ですよネ？
水路が長く、暖まりにくい＝水温の上がりに時間が掛かる、、、は
油温の上昇にも時間が、、、油温が上がらなければ粘度も高いままで
上記の他に、９９１が該当するか？は判りませんけど
油温/粘度が高い/硬いまま、だとオイルフィルターをバイパスさせる
ってエンジン/オイルフィルターも有って、その場合には濾過能力が
始動時から水温/油温が上がり安定するまでフィルター濾過能力が減る
って面からもエンジン内部にはヨロシクない事に、、、

ＦＳＸ２：５Ｗ－５０はポルシェＡ４０承認オイルですよネ
低温側粘度/＠４０℃＝１０４．３
高温側粘度/＠１００℃＝１７．１
粘度指数＝１７９
ＨＴＨＳ粘度（150℃）＝４．４
対して
ＳＮ：１５Ｗ－５０はポルシェ承認は無く
低温側粘度/＠４０℃＝１２５
高温側粘度/＠１００℃＝１８
粘度指数＝１６０
ＨＴＨＳ粘度（150℃）＝４．５
ちなみに
同じモービル１がポルシェＡ４０承認を受けている
ＳＮ：０Ｗ－４０
低温側粘度/＠４０℃＝７０．８
高温側粘度/＠１００℃＝１２．９
粘度指数＝１８６
ＨＴＨＳ粘度（150℃）＝３．６
あるいは
ＦＳＸ２：５Ｗ－４０
低温側粘度/＠４０℃＝８０
高温側粘度/＠１００℃＝１３．７
粘度指数＝１７６
ＨＴＨＳ粘度（150℃）＝３．８
、、、
ってデータですネ
で
１５Ｗ－５０は他の承認オイルと比較すると粘度指数が低い、、、
０Ｗ－４０/５Ｗ－４０よりも粘度指数が低い
油温の上昇に比例して落ちる粘度の幅/速度が速いって意味
と
高温側４０番の承認は主に水冷９１１エンジンになってから
ＨＴＨＳ粘度＝油温１５０℃は水温からすれば完全にオーバーヒート
って意味では空冷（油冷）と比較すると厳しくない、んだろうネ
水冷システムが正常なら水温/油温はソコまでは上がらないハズ、、、
って事で

んで
＞＞＞5wで−30℃まで対応しているそうですが
＞＞＞15w(-20℃)でも充分ではないかと思います。
対応している、、、って考えでは無くて
外気温が低い＝オイル粘度も比例して下がる、とオイルが潤滑するまで
各部に循環しオイルとしての役目を果たせるまでの時間長くなる
と潤滑不足等の不具合が出る、、、ってコトで
それは同時に低温側粘度を下げれば始動時のオイル循環速度を早めて
磨耗/摩滅を減らせる、、、ってコトにも、、、
と考えれば５Ｗを１５Ｗに変えるメリットって？？？？？
じゃないのかな～

９９１のオイルクーラーは確か「水冷」じゃなかったかな？
水温に比例する、ゆえに水温が上がるのが遅い＝油温の上昇も、、、
ともなれば余計に、、、では？

質問者からのお礼コメント

大変良くわかりました。ご丁寧にありがとうございます。
マルチグレードの意味を理解できました。

Answer 2

雪無し地域でも １５Ｗは、固すぎます。
朝の始動が凄く重く ヘタするとピストンリングを折っちゃいます。
１０Ｗでも 冬は、ダメデす。
夏場にサーキット走行するような場合のみ使えるオイルかな？
一般使用では、５Ｗ－で！！

Answer 3

説明書の通りにすれば良いです。
あまり考えでも意味が無いのです。