ポルシェを越える国産車はありますか？

Answer 1

「ポルシェを超える」とありますが、越えるとは、どのようなことを指すのでしょうか？

車を移動手段として考える、つまり、車の本来の性能では、日本車はドイツ車を圧倒しますよ。走行性能だけを指しているのであれば、⑷を見て下さい。

ブランド力の面では、一部の高級車ブランドを除き、基本大衆車メーカーである日本車よりもポルシェの方が強いと思います。ただし、レクサスLFAなどは、ブランド力の面でもポルシェを上回ると思います。

⑴ 信頼性

車は、移動手段として使われるものですから、使いたい時に故障していては話になりません。ですから、信頼性は、車の性能の中で、車本来の価値を示す、もっとも重要なポイントです。

アメリカの市場調査及びコンサルティング会社のJ.D. Power社による自動車耐久品質調査では、8年間連続、レクサスが第1位、同・米国における初期品質調査で、12年連続の第1位、英国の顧客満足度調査で7年連続の第1位と、レクサスが圧倒的な成績を納めています。 (初期品質調査や、英国での顧客満足度調査は、昔調べたので、もしかしたら、今も1位を独占しているかもしれません。)

さらに、第2位がトヨタなど、第2位以降も、日本車が上位を独占し、他国車を圧倒しています。しかし、ポルシェは、トヨタと並び、第2位の好成績となっています。

(2019年のJ.D. Powerによる米国自動車ブランド耐久品質調査)

ドイツ最大手のフォルクスワーゲンは、排出ガス規制不正問題などで、信頼性に欠けるなど、ドイツ車は、日本車に比べて、信頼性に欠けますが、そんな中で、ポルシェは、トヨタと同等の成績を納めるなど、健闘しています。

⑵ 安全性

信頼性の次に重要なのが、事故の時の安全性です。安全に人や荷物を運ぶのが、車の役割なのですから。

アメリカ保険業界が設立した非営利団体である道路安全保険協会(IIHS)は、世界でもっとも安全性の高い自動車30両をリストアップしましたが、30両の中で、実に13両が日本車でした。ちなみに、選ばれた車両の中で一番多かった車メーカーは、スバルです。

そして、ドイツ車は、僅か5両で、メルセデス・ベンツ と BMWの2社のみの結果となりました。ポルシェは入っておりませんので、安全性では日本車に劣ります。

ちなみに、世界でもっとも安全性の高い車に、同協会は、「トップ・セーフティー・パック+」という最高評価を与えていますが、これに選ばれるには、様々な厳格な試験で好成績を納めなければなりません。

⑶ 価格

言うまでもなく、日本車の方がコストパフォーマンスに優れます。
例えば、殆どのポルシェより速い日産GT-Rが約1000万円程で買えるなど。

⑷ 走行性能
日本車、ドイツ車共に不足のない走行性能です。
ドイツには、アウトバーンという速度無制限高速道路があるのだから、日本車より走行性能は有利だという意見がありますが、そもそも、そんな道路があるのはドイツだけで、せいぜい120km/hとかで速度制限のかかるドイツ以外の国々の高速道路では、あまり変わらないと思います。

この質問で出されているポルシェと比較するなら、日産 GT-R NISMO などが適していると思いますが、単純に加速性能で比べるのなら、日産 GT-R の方が上で、サーキットでは、殆どのポルシェよりはGT-Rの方が速いと思いますが、一部のポルシェとは良い勝負をすると思います。

具体的には、完全な静止状態、つまり 0km/hから、100km/h に達するまでの時間に、NISMOではない通常の 日産 GT-R は、僅か 2.7秒(2013年モデルのデータ。最新モデルはもっと速いかもしれませんが、データがないので、省略。)しか要しませんが、ポルシェ最速の ポルシェ 911 GT2 RS ですら、2.8秒です。(ちなみに、この車は、GT-Rの約3.7倍の価格である、3656万円もします。諸経費を入れれば、もっと差は開きます。)

さらに日本のレース場において、ベストモータリング による筑波サーキット、ツインリンクもてぎの両コースでのサーキットバトルでは、GT-Rが911ターボをラップタイムで3秒以上の大差をつけて勝利しています。

ニュルブルクリンクの北コースでは、2008年に、データレコーダーとビデオを搭載し、市販車よりも車重が50kgも重い状態で、開発ドライバーである鈴木利男が運転したGT-Rが、7分29秒3という当時の量産市販車最速タイムを記録しました。

また、2013年には、GT-R NISMOが、7分08秒679で北コースを周回し、量産市販車としての当時の世界最速の記録を更新しています。

しかし、ポルシェ 918 スパイダーが、6分57秒をマークしたため、更新されることとなります。(ただしこの車は、限定生産モデルであり、また約1億円と、GT-Rの約10倍もの高価格です。)

このように、GT-Rは、ニュルブルクリンクの北コースにおいて世界最速記録を持っていたものの、ポルシェに抜かれてしまいました。

しかし、GT-Rは、2007年の発売以降、大規模な設計変更などはされておらず、マイナーチェンジだけを繰り返してきただけであり、また、ポルシェよりもずっと安い価格で、ポルシェと良い勝負をしているということを忘れてはなりません。

また、改造車などを入れて良いならば、設計に余裕のある日本車は、他国車の追随を許しません。

技術力では、ドイツ車メーカーより、日本車メーカーの方が上であり、ドイツ車同等の価格で速い車を作れと言われれば、ドイツ車よりも速い車を作れると思いますが、日本車メーカーは「安く、高品質」を目指しているので、作らないだけです。

ドイツ車が人気なのは、日本人特有の舶来信仰や、ブランド志向などの面が大きいと思います。

質問者からのお礼コメント

詳細に、ありがとうございました。

Answer 2

移動に使うだけならほとんどの国産車はコスパで買っています。

Answer 3

参考にどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=p3s3cR2Jm2k

Answer 4

ポルシェの何？
メーカー名ですよ。

Answer 5

ポルシェでも車種によると思います。

例えば918スパイダーだと国産どころか世界のスーパーカーの中でも一番でしょうね。

反対にノーマルのケイマンでしたら最高速や装備では国産車の方が上の車種がまあまああります。

でも、総合的に考え（特にブレーキや安全性やパーフォマンス）ポルシエより勝る国産車は残念ながらありませんね。