プジョー RCZ 「ディーラーの試乗です。 エレガントでスポーティなスタイリング、素晴らしい足回り、エンジンもパワーがあっていいと思います。 しかしながらそのプラ」のユーザーレビュー

ディーラーの試乗です。 エレガントでスポーティなスタイリング、素晴らしい足回り、エンジンもパワーがあっていいと思います。 しかしながらそのプラ

2010.9.20

総評

ディーラーの試乗です。

エレガントでスポーティなスタイリング、素晴らしい足回り、エンジンもパワーがあっていいと思います。
しかしながらそのプラス要素を打ち消すあまりのマイナス要素を持ったミッションだと思いました。
ゴルフGTIなどにも乗りましたがDCTの出来が素晴らしく、やはりこの手の車でトルコンATでは色あせてしまいす。
MTが8割を占めるフランスでは仕方のないことなのかもしれませんが、是非ともDCTを開発して欲しいですね。
せめてレクサスIS Fのように全域ロックアップ制御なんかをしてくれればもう少し良くなると思うのですが…

ATモデルは走りに関して言えばちょっとスポーティな普通の車。
恐らくMTモデルに乗ればスポーツクーペと呼べるような車ではないかなと思います。

スペシャリティなモデルなのでしょうがないとは思いますが値段がちょっと割高に思えます。
同価格帯ではVWシロッコ、もうちょっとお金出せばアウディTTが買えます。
TTならは2リッター、DCT、四駆、ブランド名とありますからね。
アウディであれば値落ちもプジョーより少ないでしょうし、メンテナンス費もドイツ車の方が安く済みますし。
（ディーラーでちらっと聞いたらプジョーは2～3万キロでローター交換だそうです。）

スポーツ走行を期待すのであればATモデルはおすすめしません。
カッコ良くてちょっとスポーティな車ということであればおすすめです。

満足している点

まずなんといってもこのスタイリングでしょう。
好みは人それぞれありますのが、自分的に国内外含めて現在売られている車の中で5本の指に入ると思います。
ただ単に「フェンダーがガバッっと張り出していてスポーティなスタイル」というだけでなく、その中にエレガントな感じも含まれていると思います。
クラスは全く違いますがアウディR8のような艶やかさ、エレガントさ、スポーティさをあわせ持つスタイリングだと思います。

走りの面に関してはまずシート良いですね。
硬すぎずやわらかすぎず、サイドのサポートも程良くてコーナーでもしっかり受け止めてくれます。

運転に関してはトレッドがFF車には珍しくリアの方が広いのでリアの追従性が良く、軽いロールをしながら中高速コーナーを気持よく回っていってくれます。
フロントのトレッドが狭いにもかかわらずアンダーステア傾向がなく、限りなくニュートラルステアという点素晴らしいと思いました。
さらにステアリングを切った時の嫌な雑味がなくFR車のようなすっきりしたステアリングフィールを持っています。

スポーツクーペなので足回りは硬いというより締まっているといった感じです。
ボディ剛性が高く無駄な動きが少ないので乗り心地は悪く無いです、むしろ快適とも思えました。

不満な点

今回乗ったのはAT仕様でした。

MTならあまり気にならなかったのかもしれませんが、出足がもたつく印象です。
停止時からパッっとアクセルを踏んだ瞬間に自分のイメージした加速が得られず、踏み足すといった感じです。
2000rpmまで回すとある程度の加速が得られるので、恐らく排気量が1.6リッターなので過給がかかるまでタイムラグがあると思われます。
これがゴルフGTIのような2リッターのターボか、スロットルコントローラーをいじればよくなると思います。
4000～5000rpmまで回すとスポーティドライビングには十分なパワーが得られます。

この車の最大の弱点がミッションだと思います。
アイシン製の6速ATとのことですがマニュアルモードのレスポンスがスポーツカーとしては遅すぎます。
シフトダウンした時のレスポンスで1テンポ、ダウンしてからエンジンブレーキがかかるまでもう1テンポといった感じです。
もちろん普通のトルコンAT車としてみるのなら普通、むしろアップに関しては若干早いと思うのですが…
これがDCTに変われば上記の走り出しも含めかなり改善されるのではないかと思います。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験