2022年4月
■2022年4月
ステランティスジャパンは、プラグインハイブリッドの新型「プジョー308」を2022年4月13日に発表、同日より受注を開始した。
9年ぶりのフルモデルチェンジで308としては3代目となるCセグメントのハッチバック。新型のボディサイズは、全長4420mm×全幅1850mm×全高1475mm。従来型に対して145mm長く、45mm幅広く、5mm高い。ホイールベースは60mm長い2680mmとなった。
エクステリアはロングノーズ、ワイド&ローのプロポーションでエレガントな仕上がりを特徴とする。フロントには新デザインのエンブレムを中央に配し、プジョー初となる超薄型マトリックスLEDヘッドランプを装着。リヤには空力性能に配慮したロングスポイラーをルーフ上部に、リヤコンビランプには3DフルLEDテクノロジーを採用、3本のライオンのかぎ爪をイメージしたデザインを採用した。
60㎜延長されたホイールベースは伸びやかなシルエットを生み出すとともに、リヤシートの足元スペースを30㎜延長。また、リヤシートは着座位置を20㎜低めることで頭上空間に余裕をもたらしている。
装備は新世代のプジョーi-Cockpitとプジョーi-Connectと呼ばれる最新のインフォテイメントシステムを採用。コックピットは水平基調でドライバーオリエンテッドにレイアウトされている。ダッシュボードは“high-vent”と呼ばれるアーキテクチャーに基づいたもので、吹き出し口を乗員の頭部正面に配置している。
ダッシュボード中央にはデジタルメーターよりもやや低めに10インチタッチスクリーンが組み込まれたほか、新世代のオートマチックセレクターを採用した。さらにi-Cockpitの主要構成要素であるコンパクトステアリング、デジタルヘッドアップインストルメントパネル、セントラルタッチスクリーンのそれぞれにも大きな改良が加えられている。
パワーユニットは、最高出力132kW(180ps)/6000rpm、最大トルク250Nm/1750rpmの1.6リッター直4ガソリンターボに、81kW(110ps)/2500rpm、320Nm/500~2500rpmを発生するモーターの組み合わせ。リチウムイオン電池は12.4kWhの容量があり、システム総合出力は225ps/360Nmを発生する。EV走行換算距離は64km(WLTCモード)という。
運転支援システムは最新世代となり、マルチファンクションカメラ(夜間、二輪車、歩行者検知機能)を改良、さらにフロントカメラ/両サイドカメラ/リヤ左右コーナーのレーダーを備えたことで、「360°ビジョン/4カメラ」、「ブラインドスポットモニターシステム・ロングレンジ」、「リヤトラフィックアラート」、「ポストコリジョンセーフティブレーキ」機能が追加されるなど、大幅なグレードアップが図られた。
それ以外にもフロント/バックソナー、アクティブセーフティブレーキ(夜間、歩行者検知機能付き)、レーンキープアシスト/レーンポジショニングアシスト、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)、ドライバーアテンションアラート/トラフィックサインインフォメーションなどが装備されている。
同年8月1日には価格改定を実施した。