この記事をまとめると
■プジョー308が9年ぶりにフルモデルチェンジ、新ブランドロゴを採用
今や自動車メーカーも「アウトドア」に本気! 外遊びを盛り上げること確実なクルマと装備
■ハッチバックとステーションワゴンの2タイプのボディバリエーションを用意
■パワートレインはガソリン、クリーンディーセル、PHEVの3タイプ
ハッチバックとステーションワゴンの2タイプをラインアップ
ライオンロゴでお馴染みの動車メーカーであるプジョーは、2021年にブランドロゴを大幅に刷新した。その新しいライオンロゴには、「現在という瞬間を楽しむための質の高い体験を提供する」という決意が込められているそうだ。そんなプジョーの想いが込められた新しいライオンロゴをつけたモデルの第一弾となる308シリーズの日本導入が発表された。
308として3代目となる新型308は、2013年にデビューしてコンパクトサルーンで大きな成功を収めた先代モデルの意思を受け継ぐプジョーの中核を担うモデルだ。
エクステリアデザインは、面とラインによる高次元の表現により、コンパクトセグメントの中でもとりわけダイナミックなものとなっている。
フロントで目を引くのは大型のフロントグリルで、奥行きのある空間を感じさせるような独創的なデザイン。ナンバープレープレートはフロントエンドの下部に配置されることで、フロントデザインを美しくアレンジする。ヘッドランプには、プジョー初となる超薄型マトリックスLEDテクノロジーが採用され、彫りが深くてスリムなデザインは、308にダイナミクスとアイデンティティを与えている。
サイドデザインは、先代モデルよりも60mm延長されたホイールベースによる伸びやかなスタイルが特徴で、低く滑らかなラインのノーズがボンネットを視覚的に長く見せる。シンプルなサイドビューに大きく張り出したフロントフェンダー&リヤフェンダーが、308の躍動的でつから強いキャラクターを表現している。
空力性能とパッケージングを両立するために最適化が図られたリヤには、3DフルLEDテクノロジーを採用したリヤライトが採用され、プジョーではお馴染みとなった3本のライオンのかぎ爪をイメージしたシグネチャーが表現される。
ハッチバックと同時にラインアップされたステーションワゴンもアクティブで洗練されたプロポーションを持つ。ゆったり傾斜したルーフラインに対して、サイドのウインドウラインを早く傾斜させることにより、一部SUVを上回るほどの高い積載力は維持しながらも、よりダイナミックな印象となる。じつはステーションワゴンの空力性能はハッチバックモデルを上まわっているとのことだ。
リヤエンドのデザインは彫刻のような立体的なラインやクロームのリヤデコレーションが安定感と高級感を演出する個性的なものとなる。積載量は5人乗り時で608リッター、フルフラットの2名乗車時では1634リッターを実現しており、さらに使い勝手が向上している。
先進安全運転支援機能も最新世代にアップグレード
さて、308のトピックはエクステリアだけではない。そのインテリアも魅力的だ。新世代の「プジョー iコクピット」と「プジョー iコネクト」と呼ばれる最新のインフォテインメントシステムは、世代を重ねるごとに進化、モダナイズされた。コクピットは水平基調でシンプルだが、ドライバーオリエンテッドにレイアウトされ、快適で適度に囲まれた感のある空間となっている。ダッシュボード中央に組み込まれた10インチタッチスクリーンや特徴的なデザインのオートマチックセレクターが、未来感を演出してくれる。
シートには高密度クッションのダイナミックシートを採用。「GT」グレードではアルカンタラ&TEPレザー(合成皮革)となり、フロントシートヒーター、運転席10ウェイ電動(2ポジションメモリー)&マルチアクティブランバーサポート付き。「アリュール」グレードではファブリック&TEP素材のシートとなる。
先進運転支援システムも最新世代のものがセットアップされており、マルチファンクションカメラ(夜間、二輪車、歩行者探知機能)を改良。さらに、フロントカメラ(GT)/両サイドカメラ(GT)/後左右コーナーのレーダーを備えたことで、プジョー初採用となる機能が追加されており、大幅なグレードアップが果たされている。
パワートレインはガソリン、クリーンディーゼル、PHEVの3タイプを用意。1.2リッターガソリンは130馬力の直3を搭載し、燃費はWLTCモードで17.9km/Lを記録。クリーンディーゼルは1.5リッター直4で130馬力。燃費はWLTCモードで21.6km/Lとなり、先代モデル比で5%燃費が向上している。PHEVは180馬力の1.6リッター直4に110psの電動モーターの組み合わせで、システムトータル出力は225馬力。リヤアクスル下には12.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、64km(WLTC/ハッチバック)のEV走行可能距離を実現している。
新型308の価格は、ハッチバックが305万3000~490万6000円、ステーションワゴンは325万3000~530万6000円となる。
9年ぶりのフルモデルチェンジにより生まれ変わったプジョー308。ブランドの新しい紋章を掲げて、これからのプジョーを牽引するモデルであることは間違いなさそうだ。
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