プジョー 208 「笑顔になるコンパクトハッチ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊藤 梓
伊藤 梓(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
4
積載性
4
燃費
4
価格
4

笑顔になるコンパクトハッチ

2021.3.27

年式
2020年7月〜モデル
総評
シンプルに運転が楽しくて心地いいクルマだ。208のようなコンパクトなボディとしっかりとした剛性感が両立しているクルマは、なかなか国産車ではお目にかかれない。抜けているところも様々あるが、それも個性と許せてしまう。Bセグメントとしては少し高いかもしれないが、Cセグメントにも匹敵する性能を持っていると思うので、Cセグメントの購入を考えている人もぜひ208を検討してみてほしい。
満足している点
キュートでポップな見た目とその運転感覚がぴったり合っていて、近所に買い物に行くだけでも楽しい。航空機のコックピットのような運転席やメーター表示が3Dに見える仕掛けなど、見た目にもワクワクさせてくれる遊び心があるのが◎。
不満な点
思ったよりブレーキペダルが手前にあるので、ドライビングポジションが取りづらいという一面も。またエアコンが効きづらかったり、そういった細かい使い勝手は、日本車には譲るところも多い。
デザイン

5

新世代になってプジョーの印象はがらりと変わったが、ちょっとやんちゃで個性的なデザインは208にぴったり。ヘッドライトやテールランプに入っている鋭い爪痕のような3本線や、ライオンの牙のようにニョキッと生えたデイライト。最初は驚いたが、実際に見てみると個性的なだけでなく洗練されたデザインに思える。鼻先にちょこんと入った「208」のロゴも可愛らしい。サイバー感のあるインテリアも◎。
走行性能

5

現行モデルのBセグメントコンパクトカーの中では、性能がもっとも高レベルでバランスされているモデルだと思う。動物が走っている時の滑らかな肢体のように、しなやかなクルマの動き。こちらのハンドル操作に対して、ごく自然についてきてくれる。1.2L3気筒ターボエンジンもとても快活で、気持ち良くパワーを放出してくれるので、よりクルマを自在に操れているような感覚になる。
乗り心地

4

往年のフランス車のようなフワフワした感覚というよりは、衝撃はきちんと吸収するものの、しっかりコシもあるような乗り心地。街中でも高速道路でも、大きく乗り心地が変わらず常にフラットなので、快適に運転できる。
積載性

4

特に変わった点や工夫されているところはなく、Bセグメントコンパクトハッチなりの積載性になっている。
燃費

4

燃費は、17.9km/L(WLTCモード)と、Bセグメントモデルとしては一般的な数値。新型の208から、BEVのe-208も登場している。航続距離は、403km(JC08モード)とかなり実用的なモデルになっているので、自宅や周辺にインフラが整っている方は、初めての電気自動車としてチャレンジしてみるのもありかもしれない。
価格

4

価格は、約249〜299万円。国産のBセグメントモデルと比較すると高く感じるが、クルマのクオリティとしてはCセグメントに匹敵していると感じるので、個人的には輸入車としては割安なモデルだと思う。
伊藤 梓
伊藤 梓
自動車ジャーナリスト
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーからカーグラフィックの編集者へと転身。より幅広くクルマの魅力を伝えるため、2018年に独立してフリーランスに。現在は自動車ライターのほか、イラストレーターとしても活動中。パーソナリティを務めた経験を活かし、自動車関係の動画やトークショーなどにも出演している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
プジョー 208 新型・現行モデル

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