日産 エクストレイル 「発売したことが評価できる 国土交通省のクリーンディーゼルの基準を満たす唯一のクルマです。ATではこの基準をクリアすることが難しく、MTのみでスタートと」のユーザーレビュー

発売したことが評価できる 国土交通省のクリーンディーゼルの基準を満たす唯一のクルマです。ATではこの基準をクリアすることが難しく、MTのみでスタートと

2008.11.6

総評

発売したことが評価できる
国土交通省のクリーンディーゼルの基準を満たす唯一のクルマです。ATではこの基準をクリアすることが難しく、MTのみでスタートとなりました。これに対して、いろいろと意見もあると思いますが、まずはディーゼルを日本でも販売しようという姿勢は歓迎できるものと思っています。
最近のディーゼルはガソリン車とほとんど変わらないどころか、パフォーマンスに優れ燃費もいいという記述をよく見かけますが、あまり期待して乗ると、やっぱりディーゼルだなと思ってしまうと思います。それだけのコストがかかっているので、アイドリング時の静粛性やバイブレーションなどはガソリン車に近いものになっていますが、エンジン音はディーゼルそのものですし、特にMTということもあって、加速していく時にはディーゼルらしい音質が耳に入ってきます。ATが追加されると、もっとスムーズで静かになると思いますが、ガソリン並みに静か＝ガソリンのようなエンジン音と思うと、思ったほど静かではないような印象を持つかもしれません。ディーゼルはディーゼルの音質であるが、静かさはガソリン車並になっていると考えて欲しいと思います。
動力性能面では、低速域では意外とトルクの細さを感じるかもしれません。このディーゼルは大型のタービンを持っており、ある程度回してやらなければ強大なトルクを発揮しないようです。しかし、2,000回転くらい回してやると、ゆとりのある走りを与えます。
また、明らかに昔のディーゼルと違うのは、高速での走りです。昔のディーゼルは高速道路に持っていくとうるさい上、遅いというものが多かったのですが、エクストレイルのディーゼルは100km/hからの加速にかなりの余裕があります。最高速がどれほどか調べていませんが、日本の高速道路で使うには有り余るパワーを持っている上、速度が高くなればなるほどディーゼルエンジンの音が消え、ガソリンなのかディーゼルなのかは教えられないとわからないレベルになります。

満足している点

6速MTのみであるが、一番にディーゼル復権に向け、投入を決断した日産を評価したい。価格は約300万円というもので、2.0Lガソリンに比べて80万円近い価格差があるが、現状このくらいの価格差が出るのは致し方ないと思う。日産としても、このディーゼルターボは「GT」の後継と位置づけており、そのパフォーマンスにお金を払って欲しいという考えのようである。
しかし、燃料代で得をしないかというと、レギュラーガソリンと軽油の価格差を10円と仮定して計算すると、10万キロで100万円の差が出る。しかも、ガソリンよりも低燃費であり、1キロあたりのランニングコストは安い。10万キロ程度走るユーザーならば、燃料代で元を取ることも可能である。また、ディーゼルは耐久性に優れ、距離を走っても下取り額は高い。海外での需要も多く、下取り額の高さも含めると、5年10万キロ走るユーザーなら、ガソリンを買うよりもお得になる可能性が高い。

不満な点

現在開発中といわれている6速ATを早く追加して欲しい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験