日産 ウイングロード 「サニーとメカニズムが殆ど同一なのに、サニ...」のユーザーレビュー

サニーとメカニズムが殆ど同一なのに、サニ...

2005.10.15

総評

サニーとメカニズムが殆ど同一なのに、サニーよりもボディ剛性や運動性能の面で若干ですが上回っています。しかし、基本設計が古いエンジンな上に1.5リッターですので、絶対的なパワーは期待出来ません。また、高回転まで回すと頭打ち傾向の感覚がはっきり出てきて不快になる事もしばしば…。内装に関しても、ビックマイナーチェンジの時に大整形手術をして内外装ともに商用車のイメージを消そうとしました。確かにこのイメージは消えましたが、プラスチックを大量に使用した内装は、ややムリが出ている事は否めません。それに後席スペースがやたらに狭いのは荷物を多く積む商用車ベース設計の名残りで、さすがにここまでは隠せなかったという印象です。騒音や振動も、同クラスで新設計のティーダと比較すると、その差は歴然です。しかし、まもなくこのウイングロードもティーダと同一性能を持ったモデルに変更すると聞きます。よって、今のモデルをあえて買う必要な無いと思います。確かに在庫処分で値引きも大きいでしょうが、現行のウイングロードとティーダの性能の差を考えると、やっぱり『待ち』だと思います。度重なるマイナーチェンジで努力しても（日産の姿勢は大いに評価するが…）商用車ベースな上、基本設計レベルが低いサニーとメカニズムと同一なのは、どうしても隠し切れない。これが、現行ウイングロードの評価です。

満足している点

サニーを比較すると、小回りの良さや視界の良さはサニー譲りそのままに、ややサスが固めでボディ剛性も高いのか、カーブでのロールは抑えられいるという印象です。そう言った意味で若干ですがサニーよりストレス無く運転できます。しかし、それ以上はありません。（参考までにサニーのレポートも読んでください。）
　あえてもう一つ言うならば、ライバル車と比較すると基本設計が古い車なのでハンデはありますが、それでも日産の小変更を繰り返す姿勢を評価したいです。

不満な点

サニーより回らないエンジン。5000回転を超えるとはっきり頭打ち傾向がはっきり出てきます、それと反比例して騒音がサニー同様、急に大きくなります。変則ショックの大きいのもサニー譲りです。また、ショートホイールベースで、荷台スペースを多く採った犠牲で後席スペースが狭すぎるのも不満です。ＡＤバンがデザインベースになっているのは理解出来ますが、度重なるマイナーチェンジをして商用車イメージを払拭しようとしつつも、後席スペース等、よく見ると誤魔化しが効かない点が多々ある所です。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験