トヨタの80点主義に届かず75点
若年層を狙ったエクステリアとインテリアがアンマッチしている。若年層を狙ったデザインは多少は理解できたが、内装は貧弱の
2007.2.1
- 総評
- トヨタの80点主義に届かず75点
若年層を狙ったエクステリアとインテリアがアンマッチしている。若年層を狙ったデザインは多少は理解できたが、内装は貧弱の一言。同じクラスのカローラ・フィールダーには2世代遅れをとっている。それはメーター周りとクラスターリッド付近のの貧者弱さ。走れば良いという片にとってはお買い得の一台だろうと思う。デザイン面の貧弱さとは裏腹に動力性能は日常使用に必要十分のトルク感にあふれた走りを見せている。このクラスに必要なのは何より運転のし易さなのかもしれない。日本の公道を走るには1500ccとしてはトルクの太さが大変気にいった。出足が遅い云々の論評をする方もおられるが、1500ccとしては非常にスムーズな加速をみせるエンジンに仕上がっている。特に中間加速での扱いやすさが魅力的である。1800ccもあるが、逆に足を余してしまっているし、プラス300ccの意味を無くしてしまっている。1500ccが日本の公道では必要十分なのである。
- 満足している点
- 総評では1500ccのエンジンの出来の良さを評価させてもらったが、家族4人ででドライブするには何らストレスを感じさせない。これは高速道路と箱根の登坂路を走った感想だが、2500~3500rpm付近でのトルクフルな加速とCVTの出来の良さと仕上がりはカローラ・フィールダーの先を行く出来の良さだと感じた。電動パワステになってからエンジンに余分な負荷がかかっていないという点もあるが、エアコンを使用している状態でも何らストレスを感じることはないと感じた。
とにかくエンジンの良さは特筆ものである。乗り心地は硬くもなく柔らかすぎず快適な乗り心地に感心した。車内のスペースは必要十分で親孝行できる車の一台ではないだろうか。
- 不満な点
- 決定的なのは最近主流のパーキングブレーキが足踏み式なのだ。東北や北海道のドライバーにとっては雪道でのテクニックの一つが仕えなくなったということだ。足踏み式パーキングレバーにしたことによって危険度が増したと言っても過言ではない。強いて言えば、ドアミラー取り付け部の貧弱さというか、とても簡単な取り付け方に不満がある。せっかくの流れるようなルーフのデザインを台無しにしている。コストを下げたための結果であるデザインなのかは不明だが、このおかげで高速走行時の風切音も気になる。これがエクステリアの最大の欠点と感じる。またバックドアのテールランプ周りのデザインが尻下がりに感じるしサイドビューの出来の良さを下げている原因になっている。またメータークラスター付近の貧弱さ、メーターパネルの簡素化によって運転を楽しむ度合いを減らしている。デザインに凝りすぎて逆に商品価値を下げていると感じるし、ハンドル操作も大きなホーンパッドのおかげで少々扱いにくいと感じている。トヨタと差を感じるのはハンドル周りのデザインの安っぽさと扱いにくさである。貧弱な周囲のメータークラスターデザインと大きなホーンパッドがアンマッチなのである。ハンドルデザインは日産車にとってどれでもいえるが、その車の顔なのである。根本的に見直しした方が良いと感じる。細々してしまうが、シガートレイの位置も不満が残るし、夜間のドライブではシガートレイが暗く位置がわからないのである。スモーカードライバーの方にはかなりの不満が残るのではないか。
万人の方がいい車だなと感じる車のほとんどがトヨタ車であると言うのもうなずける。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験