F1の全輪駆動禁止に関しての質問です。

Question

かつて後輪だけでグリップを確保することが難しかった時代からメカニズムの発展で後輪だけでグリップが十分確保できるようになり、車体重量が重くなる全輪駆動が廃れた流れはよくわかるのですが、あえて「禁止」にまでした理由ってなんなのでしょう？
公平性が損なわれるからとかでしょうか？しかし全輪駆動も後輪駆動も一長一短でありどちらが優れているというわけではないと習ったのですがF1ではそうは考えられていないということですか？

Answer 1

F1を4WDにしたら、それはフォーミュラーではないね

カート、F4、F3、F2、F1は基本的フォーミュラーとして同じ考えです

昔ならドラシャでフロント駆動するしかなく、重くなるし構造も複雑になる
でも今の技術ならフロント駆動はモーターにして電子制御で最適化すれば良いと思う、GTRと同じ技術です
当然速くなると思います、走り方も変わると思います
でもそれはフォーミュラーではありません

昔から何処かで聞くけど、予算、排気量、電子化等など無制限でレースすればという話もあるけど、実現したことがない
それは興行としても、予算としても、スポンサーとしても魅力がないから
フォーミュラー＝規定、なので最高峰の規定がF1

まあワタシ的には今のPUは好きになれない
NAに戻して触媒付けてバイオ燃料にすればそれで済むと思うんだけど

質問者からのお礼コメント

どの回答も興味深い内容で大変勉強になりました。
なるほど安全性と規定というのは持続的に競技を発展させていく上で必要不可欠ですよね。

Answer 2

にF1は車体が低いので前輪を駆動させるシャフトを通すスペースがありませんし重量増加にもつながります。
10キロ重いと0.5秒遅くなるのに、何十キロも重くなって重心も上がる前輪駆動にそこまでのメリットはありません。

現代ハイブリッドF1ならシャフトを使わずモーターで前輪を駆動させることも可能ですが、ルールで禁止されているのでできません。

Answer 3

1980年代に入ってラリーの方で、四輪駆動のアウディ・クワトロが勝ちだした。1970年ごろに比べ技術は格段に進歩していて、F1でも導入されたら二輪駆動より速いのは見え見えだった。

しかしラリーと違ってF1はタイヤがむき出しなので、しかもレースなので、四輪駆動でタイヤとタイヤが接触したら低速でも宙を舞う。それでなくても1982年のジル・ヴィルヌーヴの死亡事故は前車の後輪にジルの前輪が乗り上げてしまって起きたもの。それはウイングカーの禁止につながったが、四輪駆動になった場合も悲劇的な事故にならないよう先手を打ったと思われる。

Answer 4

1983年にグラウンドエフェクトカーを禁止（フラットボトム化）したとき、4WDを禁止、タイヤ本数も４本まで（ウィリアムズが開発していた６輪車も禁止）。

1982年に事故が相次いだために、速度向上に結びつく技術を軒並み禁止にした様子です。

Answer 5

かつてロータス72という2WDマシンがありましたが、
このクルマは元々4WD仕様で設計されていて
前輪がインボードブレーキで車輪とモノコック内蔵のブレーキが
長いシャフトでつながれるという特異な設計になっていましたが、
レース中にロータス72のブレーキシャフトのジョイントが壊れて
乗車していたレーサーが事故死しています。
前輪に駆動軸あるとこの事故が起きる蓋然性ありますから
禁止してものと思われ。

Answer 6

今の時代でも全輪駆動が速くなる余地はあると思いますが

フォーミュラーカーとはこのようなものという既成概念ではないでしょうか
オープンカーで、タイヤがむき出しで、後輪で駆動して、1人乗りで・・・

Answer 7

多分ですが、危ないからでしょう。
AWDにするとコーナー立ち上がりが格段に速くなる。
その分、強大なパワーからくるトルクステアが問題になるし開発費も莫大になり、資金があるチームが確実に有利になる。