現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 走行距離10kmの伝説級「日産車」現る! 超極上コンディションの「R32」が凄い! V-SpecII N1とは

ここから本文です

走行距離10kmの伝説級「日産車」現る! 超極上コンディションの「R32」が凄い! V-SpecII N1とは

掲載 更新 7
走行距離10kmの伝説級「日産車」現る! 超極上コンディションの「R32」が凄い! V-SpecII N1とは

■走行距離がわずか10km! 伝説のR32現る!

 近年では、1990年代の国産スポーツカーの取引価格が世界的に高騰しています。
 
 人気モデルがオークションなどに登場すると、当時の新車価格を5倍から10倍上回る落札価格となることは、めずらしくもない状況です。

【画像】「えっ…!」これが10kmしか走ってない…超極上なR32の画像です!(20枚)

 この大幅な価格は、アメリカでの通称「25年ルール」に一因しています。

 25年ルールとは、アメリカで生産から25年が経過したクルマに対して、多くの保安基準などが免除となるルールのことを指します。

 これにより、過去にはアメリカで運転することができなかった1980年代-1990年代の国産スポーツカーも、公道走行が可能となり始めています。

 昔からアメリカでは「JDM(Japan Domestic Market)」と呼ばれる国産車の人気は高く、専門ショップなどが多数存在していました。

 かつては走行できないことから、コレクターのなかで流通していることが多かったのですが、25年ルールの解禁によって多くの人気モデルが日本からアメリカへと輸出されるようになりました。

 状態の良い人気モデルであれば、1000万円を超えることは当たり前に近い市場となり、その資産価値が認められ投資目的で良個体を購入するユーザーも増えているとのこと。

 それにより、さらに取引価格が釣り上がるといった事態へと発展しています。

 そんな世界的に注目度が高いJDMですが、なかでも別格に人気なのが通称R32と呼ばれる日産「スカイラインGT-R(BNR32)」です。

 R32は、1989年にデビューしました。当時のスポーツカーブームを巻き起こした火付け役とも言えるこのモデルは、約30年以上が経過しているにもかかわらず、現在でも多くのファンを魅了しています。

 そんなR32の特別仕様モデルである、1994年式のR32 V-Spec II N1の極上個体が今回、海外オークションで発見されました。

 スカイラインGT-Rにはさまざまなモデルが存在し、通常モデルよりも走行性能を高めたV-Spec。それを強化したV-Spec II。そしてそれをさらに上回り、レース仕様に近いモデルとなっているのがV-Spec II N1です。

 N1モデルは1991年に発売され、当時のN1耐久レース(現在のスーパー耐久シリーズ)での使用を想定して設計されました。

 エンジンの耐久性アップのほかにも、特別パーツが搭載されるなどして走行性能が大幅に高まった仕様になっています。

 生産台数も限られており、非常に希少性の高いモデルです。そのことから、通常モデルよりも高い取引価格となっており、さらに状態が良いものとなると価格は必然的に上がります。

 今回発見された個体は、R32市場に出回っているもののなかで、過去にない状態の超極上コンディションな1台です。

 1994年に日産から日本国内のGT-R専門ショップへと直接販売が行われましたが、その後一度も新車登録されることなく、約20年間室内保管されてきた個体です。

 クリスタル・ホワイトのエクステリアカラーは、傷ひとつない状態であるのはもちろん、日焼けや色褪せなども一切見受けられない新車同様の輝きを保っています。

 内装のコンディションにおいても同様で、シートの使用感やヘタリなども全くない状態が維持されており、まさにコレクターに最適な状態と言えます。

 しかし、この個体の驚くべき点はその走行距離にあります。新車登録されることなくガレージ保管が約20年続いたことから、走行距離はなんとたったの10kmとなっているのです。

 こちらの前代未聞の超極上個体は「Collecting Cars」にて出品。最終的には104回の入札により18万米ドル(約2600万円)で落札されました。

※ ※ ※

 R32は生産から約30年以上経過した現在でも人気が高いモデルです。

 その背景には、世界的に注目されている日本の漫画やアニメなどにも登場することから、憧れを抱くファンも多いという理由もあります。

こんな記事も読まれています

マツダ新型「和製スポーツカー」市販化へ! ロータリー搭載の「アイコニックSP」実際欲しい? 美しすぎる“デザイン”が評判に
マツダ新型「和製スポーツカー」市販化へ! ロータリー搭載の「アイコニックSP」実際欲しい? 美しすぎる“デザイン”が評判に
くるまのニュース
RBメキーズ代表、中国GPでの角田裕毅の苦戦を分析「初めてのサーキットでスプリント……そこでハードタイヤを履かせた我々にも責任がある」
RBメキーズ代表、中国GPでの角田裕毅の苦戦を分析「初めてのサーキットでスプリント……そこでハードタイヤを履かせた我々にも責任がある」
motorsport.com 日本版
スズキ・キャリイがマイナーチェンジ。先進安全装備および機能装備の拡充や新ボディカラーの設定などを実施
スズキ・キャリイがマイナーチェンジ。先進安全装備および機能装備の拡充や新ボディカラーの設定などを実施
カー・アンド・ドライバー
これまでの日産車とは全く違う!? しかもPHEV!な『エヴォ・コンセプト』…北京モーターショー2024
これまでの日産車とは全く違う!? しかもPHEV!な『エヴォ・コンセプト』…北京モーターショー2024
レスポンス
なぜ「高速の渋滞」起きる? 交通量だけじゃない意外な「原因」 日本イチの渋滞「東名・大和トンネル付近」のイマは?
なぜ「高速の渋滞」起きる? 交通量だけじゃない意外な「原因」 日本イチの渋滞「東名・大和トンネル付近」のイマは?
くるまのニュース
一体どんな対応をしてくれる? バイクの騒音被害を通報した際の警察の対応とは
一体どんな対応をしてくれる? バイクの騒音被害を通報した際の警察の対応とは
バイクのニュース
プレステージ電動SUVクーペのアウディQ8スポーツバックe-tronに一充電走行距離619kmを実現したレンジプラスパッケージを設定
プレステージ電動SUVクーペのアウディQ8スポーツバックe-tronに一充電走行距離619kmを実現したレンジプラスパッケージを設定
カー・アンド・ドライバー
24時間で10万台を受注!話題の「スマホ屋のスーパーEV」に人気殺到…北京モーターショー2024
24時間で10万台を受注!話題の「スマホ屋のスーパーEV」に人気殺到…北京モーターショー2024
レスポンス
JLR レンジローバーの25MYは出力アップとLWBにディーゼル・マイルドハイブリッドをラインアップ
JLR レンジローバーの25MYは出力アップとLWBにディーゼル・マイルドハイブリッドをラインアップ
Auto Prove
“どこへでも行き、生きて帰ってこられる”究極のキャンピングカーを欧州で発見! トヨタ「ランクル70」ベースのゴツいトラキャンがカッコいい
“どこへでも行き、生きて帰ってこられる”究極のキャンピングカーを欧州で発見! トヨタ「ランクル70」ベースのゴツいトラキャンがカッコいい
VAGUE
これは便利!スマホとつなげてカーナビアプリを操作できるnpdのディスプレイオーディオ「NPD-A100」
これは便利!スマホとつなげてカーナビアプリを操作できるnpdのディスプレイオーディオ「NPD-A100」
@DIME
片道2万円の完全個室「高速バス」 わずか11席の“超リッチ”仕様!? 新幹線よりも高価な「ドリームスリーパー」とは
片道2万円の完全個室「高速バス」 わずか11席の“超リッチ”仕様!? 新幹線よりも高価な「ドリームスリーパー」とは
くるまのニュース
「木を見て森を見ず」 バスドライバー不足で「給料上げろ」ばかりを騒ぎ立てる有識者の功罪
「木を見て森を見ず」 バスドライバー不足で「給料上げろ」ばかりを騒ぎ立てる有識者の功罪
Merkmal
キャリイにハイラックス! アジアのモーターショーで「トラック」が熱視線を浴びるワケ
キャリイにハイラックス! アジアのモーターショーで「トラック」が熱視線を浴びるワケ
WEB CARTOP
マツダがラージ商品群第4弾となる新型3列シートSUVの「CX-80」を欧州で初公開
マツダがラージ商品群第4弾となる新型3列シートSUVの「CX-80」を欧州で初公開
カー・アンド・ドライバー
え?これですか?電動ゲレンデヴァーゲンです 見た目も乗り心地もGクラスそのもの 電動Gは愛好家からどう受け止められるだろうか
え?これですか?電動ゲレンデヴァーゲンです 見た目も乗り心地もGクラスそのもの 電動Gは愛好家からどう受け止められるだろうか
AutoBild Japan
日産「新型スカイライン」まもなく発売 史上“最強”「匠の手組みエンジン」搭載! 旧車風デザインの「超特別モデル」 何が違う?
日産「新型スカイライン」まもなく発売 史上“最強”「匠の手組みエンジン」搭載! 旧車風デザインの「超特別モデル」 何が違う?
くるまのニュース
ニュルブルクリンクで試験中を捕捉!! トヨタ・スープラの最高峰「GRMN」
ニュルブルクリンクで試験中を捕捉!! トヨタ・スープラの最高峰「GRMN」
レスポンス

みんなのコメント

7件
  • ******
    Vスペのほぼ未走行で2600万円?
    国内でオークション出した方が上がったんじゃないのかな
    ガッカリ落札価格かと
  • 備えましょう
    確かに凄い10kmは。
    在庫車でも大体は超えるからな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.8630.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

398.07700.0万円

中古車を検索
スカイラインGT‐Rの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499.8630.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

398.07700.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村