日産 ジューク のみんなの質問

解決済み
回答数:
7
7
閲覧数:
276
0

日産ジューク4WDの悪路走破性とかオフロード性能ってどうですか? せいぜい林道+ちょっとガレてるくらいしか行かないと思うのですが、中古で買おうか迷ってます。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

ジュークの四駆システムは、どちらかというとオンロード性能を高める設計のものですが走破性も侮れません。以下、ご存じの内容の含まれるかもしれません。長くなってしまい恐縮ではありますが、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

ジューク4WDの四駆システムは、同クラスのクロスオーバーSUVよりも遥かに高度なもので、耐スタック性能にも威力を発揮します。但し、最低地上高は170mm程度なので、岩場とかの走行には不向きなクルマですね。悪路のレベルによりますが林道や砂利道程度であれば問題ありません。雪道やアイスバーン等でしたらむしろオススメです。

■トルクベクタリング

ジュークの「16GT FOUR」の四駆システムは「ALL MODE 4x4-i (トルクベクトル付)」というものです。特徴的な制御は、コーナーで外側の後輪を強く回転させることで、強制的に頭の向きを進む方向に動かします。オンロードでもクルクル曲がれるので楽しいですし、雪道でもとてもよく曲がります。左右個別にトルク制御できるので、スタックもしにくいです。

こうした機構を「トルクベクタリング」といいますが、日本の量産車では、三菱ランサーエボリューションの「AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)」が先駆けですね。その後はホンダレジェンドや新型NSX(モーター式)の「スポーツSH-AWD」、最近ではトヨタのRAVの「ダイナミック・トルクベクタリングAWD」が話題となりました。アウディ等でもRS系等の走りに特化したモデルに搭載されるものです。トルクベクタリングを装備できるのは高額車両になりますので、ジュークのような価格帯で搭載されるのはバーゲンプライスといえます。

■ 構 造

エンジン駆動の4WDを大きく4通りに分類すると〜

A) パートタイム式4WD
B) センターデフ式フルタイム4WD
C) トルクオンデマンド式4WD(パッシブ型)
D) トルクオンデマンド式4WD(アクティブ型)

ジュークの「ALL MODE 4x4-i (トルクベクトル付)」は「D)トルクオンデマンド式4WD(アクティブ型)」に分類されます。乗用タイプの4WDの中では、このDタイプが最も一般的で種類も無数にあります。
通常のFFベースのものは、エンジンの出力は前輪に直結しており、前輪からプロペラシャフトを通じて後輪に出力が分配されます。その間に電子制御の油圧クラッチが挟まれていて、この油圧クラッチが切られているときはFFで、クラッチを繋がれると4WDになるというものです。日本車のほとんどが、この油圧クラッチにジェイテクト製の「ITCC」を使用していて、前輪と後輪の間に1つだけ搭載して、後輪へのトルク配分を制御します。前後トルク配分は100:0〜50:50まで無段階に自動制御できます。

■ ALL MODE 4x4-i (トルクベクトル付)

しかし、ジュークの場合は、このITCCが後輪左右にそれぞれ1基ずつ、計2基のITCCを搭載しています。これにより、コーナーでは外側後輪のトルク配分を高めて、トルクベクタリングを実現しています。後輪左右のトルク配分を0:100〜100:0まで制御可能です。コーナリングは当然のこと、後輪片輪が空転しても反対側の後輪がサポートしますのでスタックもしにくいわけですね。四駆システムとしては、オンロードにもオフロードにも強いシステムというわけなのです。

■ ブレーキベクタリングと横滑防止装置

トルクベクタリングがジューク4WDの特徴ですが、これはエンジン出力が左右の駆動力に働きかけるものです。一方で、最近はブレーキによって同様な効果を得ているものが一般的になっています。4輪個別にブレーキを制御できるABSを応用して、例えば右コーナーであれば右輪に少しブレーキをかけることで、クルマは右に曲がりやすくなります。こうした機能は「ブレーキベクタリング」等とも呼ばれています(注:これをトルクベクタリングと呼ぶメーカーもあります)。この機能を強く働かせたのが「横滑防止装置」で、現在は装着義務がメーカーに課せられています。ABSがこうした電子デバイスの普及に貢献しているのですね。
しかし、ブレーキベクタリングはブレーキをかけるものです。従って、コーナーで加速したい場合には都合が悪いわけです。ジュークのようなトルクベクタリングは加速しながらコーナーリングできるわけで、オンロードでの運動性能に優れるわけですね。

■ タイヤサイズと最低地上高

ここからは、ご提案になりますが、ジュークの弱点は最低地上高になります。なので、タイヤ外径を大きなものに交換してしまうという手段ですね。フェンダーとタイヤの隙間も減るので、見た目もワイルドになります。車検(保安基準)では、メーター読みで40km/hの時に、実速度が概ね31~42km/hの範囲の誤差に収まっている必要があります。率にすると概ね「-20~+6%」の範囲ですね。タイヤ外径を大きくすると実速度が速くなります。実際には純正比+6%程度というのを目処にすると、以下のような候補になります。例えば候補6の(+5.4% +18.0mm)の場合、純正より外径が5.1%増加し、最低地上高が計算上18mm上がるということです。

純正:215/55R17 668mm(基準±0% ±0mm)
候補1:215/65R16 685mm(+2.5% +8.5mm)
候補2:225/65R16 698 mm(+4.5% +15.0mm)
候補3:215/60R17 689mm(+3.1% +10.5mm)
候補4:225/60R17 701mm(+4.9% +16.5mm)
候補5:225/50R18 682 mm(+2.1% +7.0mm)
候補6:225/55R18 704mm(+5.4% +18.0mm)

上記のサイズでは候補1と3と5は問題ないですが、候補2と4と6は据え切りするとフェンダー内部にあたるかどうかの検証が必要です。純正サイズで実速度低めに設定されているため、実際にはもっと大きな外径にしても車検はクリアしてしまうと思います。レーダー探知機などあればメーター読みで40km/h時に表示される速度で正確な実速度が計測できます。

それから、候補1~4はタイヤの厚みが増えるので悪い道を走るには向いています。但し、ジューク持ち前のハンドリングはマイルドになってしまいます。その場合は候補5のようにタイヤの厚みをあまり変えずにインチアップしてしまうのもありだと思います。候補6は見た目も走りも両立したパターンですが、ホイールサイズによって、どこかにあたるかもしれないのでその点ご注意ください。

大変長くなり失礼いたしました。ご不明な点や、その他候補車両などの特性について不明な点などあれば、追加でご質問いただけましたら幸いです。

写真は16インチにインチダウンしてオールテレーンタイヤを装着した個体の事例です。

回答の画像

質問者からのお礼コメント

2023.8.30 12:37

軽い泥や雪、砂地など抜けられればよく、さすがに4Lが必要なところは行かないと思うのでバーゲンプライスに感じていました。添付写真が私のやりたい方向だったのでドンピシャでした。お聞きしてよかったです。皆様ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (6件)

  • オフロードというワードが出るようでしたらジュークは適さないのでは。
    CUVなので、純正タイヤもコンフォートまたはスポーツ寄りタイヤを設定していた車種です。たしか4WDシステムもオフロードよりもオンロード走破性の方に比重を置いているような、、、
    どの程度の道なのか見ることができないので分かりませんが、車高足りないのが原因で床下の擦り傷、破損も気になるところです。
    中古でしたら古いですがエスクード、初代・二代目エクストレイルのほうがマシかと思います。デフオイル交換してなかったりとか古いだけに故障リスクもありますが。

    行きつけ、信頼できる店(整備工場)があれば、そこで相談するのがベストです。

  • 林道+チョイがれ程度なら走れるでしょう。

  • せいぜい林道+ちょっとガレてるくらい

    それならジュークで十分でしょう

  • ジュークは街乗り4駆、いわゆるなんちゃってSUVです。
    悪路走破性は普通の乗用車と変わらないです。
    車高が若干高い分はプラスになると思いますが。

  • 日産ジューク4WDの悪路走破性とかオフロード性能ってどうですか?
    車高がわずかに高いSUV
    あまり高くはありません
    ただのビスカスカップリング4WD

  • 問題ない

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。
日産 ジューク 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

日産 ジュークのみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離