日産キューブ Ｚ12、平成21年9月の車ですが、 今日バッテリーが上がり、交換しました。 バッテリーは前回の交換から2年11か月の使用で、約4万ｋｍ走行しています。

Question

寿命にしては少し早いかな？と思い、エンジン始動中のバッテリー電圧を測ったのですが、エンジン始動直後は13.6Ｖありますが、約2分ほど経過すると12.4Ｖに下がります。（アイドリング時）
バッテリー新品交換後の電圧は同様に12.6Ｖになります。

で、充電系統に不具合があるのか、この数字で大丈夫なのかの判断に困っています
。
もう一度しっかり点検しようと思いますが、充電系統の点検はどのように行えばいいのでしょうか？
ご存じの方は教えてください。
よろしくお願いいたします。

Answer 1

返答が遅くなり、もう解決しているかもしれませんが・・・・

最近、充電系統に限らずこれまでの点検方法が通用しなくなってきた車が多くなっています。
基本的には解説書でシステムを理解し、整備書で点検方法や整備方法を確認するべきなのですが、その環境はありますか？

Ｚ12系キューブでは、充電制御方式にはオルタネータの発生電圧をコントロールする、発電電圧可変制御コントロールシステムを使っており、電流センサーで検出したバッテリ充放電電流と温度と走行状態に応じて発生電圧を制御しています。

バッテリー電流センサー（温度センサー内臓式）からの情報でＥＣＭがバッテリー状態を判定し、目標発電電圧値を決めます。
ＣＡＮ通信でＩＰＤＭ Ｅ/Ｒへ発電指令値を送信し、ＩＰＤＭ Ｅ/Ｒが発電指令信号（ＰＷＭ信号）に変換してオルタネータを制御しています。
調整電圧は11.4Ｖ～15.6Ｖとかなり幅がありますので、電圧の点検だけでは良否判定できません。

更にオルタネータはＩＣレギュレータも搭載されていて、デューテー比は0％又は100％の時には普通の充電制御車と同じく、発生電圧はＩＣレギュレータが担当し、14.1～14.7Ｖとなります。

また、回生制御を行っていて、減速終了後やアイドリング時、軽負荷時などは発電を停止しています。
そのため、従来方法や、他の充電制御車のように電圧での良否判断は誤診になる危険があります。

充電システムの点検方法ですが、
オルタネータの発生電圧の点検と、発電電圧可変制御コントロールシステムの点検を行います。

オルタネータの発生電圧の点検は、診断機を使って「オルタ発電可変制御のＤＵＴＹ値を0％にした時、電圧が12.8Ｖ～16Ｖの範囲にあるかを点検します。
この時、発電電流は30Ａ以上出ていればＯＫです。

発電電圧可変制御コントロールシステムの点検は、
同じく診断機のアクティブテストを使い、ＤＵＴＹ値を40％にした時のバッテリ電圧モニター値が12～13.6Ｖで、ＤＵＴＹ値を80％にした時の電圧モニター値が0.5Ｖ以上上昇すればＯＫです。

また、アイドリング時や加速時、電気負荷をかけた時のＤＵＴＹ値のデーターモニターも診断の材料になります。

ダイアグの確認も必要ですので、充電系統の点検には診断機とテスターが必要です。

Answer 2

電圧だけで言うと
基本12.5Ｖ以下で補充電が必要
したがって
12.4Ｖまで低下するようだと交換してもいいかな
新品で１３ｖ少し超える
ほぼ3年使用
製造後3.5年、4万㌔
まぁ妥当な交換時期

Answer 3

バッテリーは電圧では判断できません。
オルタネーターも電圧ではなく、電圧と電流値を測定する必要が有ります。
なので200A以上が計測できるテスターが必要になりますが、計測方法は、オルタネーターのB端子を外し、端子間の電圧と電流を計測する必要が有ります。
但し、バッテリーが満充電だと、オルタネーターの発電量も少なくなる為、エンジンを始動させる前に1分程度ライトを点灯させて、バッテリーを消費させた状態でエンジンを始動させ、回転数を3000回転ぐらいに上げた状態で電圧と電流値を計測します。
正常ならピーク時は13Vで50～100Aくらい(それ以上もあり)の電流が発生しますが、十数アンペアーの場合は、オルタネーターの発電不足でしょう。