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Question

NASCARスプリントカップのレギュレーションだったり詳しい解説を日本語で知りたいのですが何か良いソースってないですか？
ネット検索し続けていますがF1ほど日本に馴染みが無いためなのか不明な部分が多く困っています。今更英語勉強し直せと言われてもわかるようになるまで時間かかりすぎるしすぐに知りたいのであくまで日本語で知りたいです。自動翻訳だとメチャクチャで何言ってるか分からないので…

【知りたい内容の具体例】
・例えば、F1についてだと「ピット順の選び方はコンストラクター順」とか、「クオリファイは本戦の前日に行われてて、ノックアウト方式でQ3まである」とかまで知る事が出来ますが、NASCARはどうなのか？

・F1でいうところの「トラックリミット」とかはあるのか、ペナルティとか付くのか？
・クルー・選手達がどんなスケジュールで動いているのか

・予選でタイム取り消し食らう事あるのか、その場合何が取り消し要因となるのか、食らってしまったらスターティンググリッドは最後尾から？（あるいは限られた周回数の中で有効なラップのタイムを予選タイムとして採用することもできるのか？）

・細かいところで言うと「NASCARはタイヤウォーマーを使っても良いのか？」とか、使って良い道具についても知りたい。

・旗も違いがあるようですが、意味の同じ旗はF1と同じルールで（例えば赤旗中断した時は掲出前の周回のグリッドで赤旗ラインに待機する）行うのか？？

・これはNASCARのレギュレーションでは無いですが、スーパースピードウェイを走る上で適したセッティングについて（例えばNASCARはブレーキなどにカーボンなど高価なものはそもそも使えないけれど、もしも使えたとしてそれは制動に適しているかどうかなどを解説した上で「このことも踏まえてこんなパーツを使ってるんです」という納得しやすい説明とか。「ストックカーらしくするため」は理由として簡単な説明ですが知りたいのはそこじゃ無くて、多分スーパースピードウェイだとブレーキ制動に必要な温度保てないとかで、もしNASCAR側がカーボンブレーキ許可する事があったとしても敢えて選ぶ理由もないってことかな？とか素人なりに思ったのですが）

などなど…まだまだ沢山ありますが多分書ききれないです。
上記のような情報について詳しく載ってるサイト知ってる方いらしたら教えて欲しいです。よろしくお願いします。

Answer 1

NASCARの規則を日本語で網羅的に解説しているところは見たことないですね。あっても内容がどんどん変わるので古いこともありますし。(なおスプリントがスポンサーだったのは2016年までで、現在はNASCAR Cup Seriesです)
ただだいたい全部分かるのでとりあえず片っ端から書きます。

・予選は、現在は新型コロナウイルスのために週末のスケジュールを短縮するため、ほとんどのレースで実施されていません。前のレースの順位、ドライバーズポイント、オーナーポイント、ファステストラップ、の4要素を組み合わせた指数によって決定されています。
予選を行う場合オーバルでは1台ずつのアタックで、1.25マイル以上のトラックなら1周、1.25マイル以下なら2周のタイムで決定されます。ロードコースでは2ラウンドのノックダウン方式です。デイトナ500だけが複雑な仕組みで別枠となっています。
ピットストールは予選順位(現在であれば指数での最上位)から順に使いたいところを選択します。軽度の違反があった場合には、選択権が剥奪されるペナルティーも用意されています。

・トラックリミットが設定されているのは主に2つ。1つ目はスーパースピードウェイではダブルイエローライン(内側の二重の黄色い線)で、ラインよりイン側に下りて順位を上げてはいけません。違反するとパススルーペナルティーです。他のトラックの白い線はいくら内側をショートカットしても違反ではありません。
2つ目はロードコースのシケインやS字の内側。シケインでは曲がれなかった場合、一旦完全停止してから再始動することが求められ、行わない場合パススルーです。
サーキットオブジアメリカズのS字では、たとえミスしただけで何の利益を得ていなくても、コースをショートカットしたら違反とみなされやはりパススルーの裁定が下されました。外側はどこまで行っても何ら咎められず自由です。

・詳しいスケジュールは知りませんが、だいたい選手は日曜日のレースをしたら月曜にミーティング、火曜日はショップなり家なりに一旦戻って、水木は選手によっては病院や施設の訪問、スポンサー関係の仕事をこなしたりし、金曜日には次のレースのためにトラックについていないといけません。今はパンデミックの影響でかなり変わってるとは思います。

・予選のタイム取り消し要素はトラックリミット違反でない限り無いと思いますが、予選～決勝の間にも車検があるので、ここで違反が見つかったり、あるいは許可されていない箇所にアジャストを加えるとスタートは最後尾になります。予選がある場合、スタートのタイヤは予選で使ったタイヤと決まっているので、交換してもアジャストと同様最後尾からです。

・フラッグはイエローと言えば全てフルコースコーションで、ローカルイエロー(日欧で言うイエローフラッグ)はありません。ホワイトフラッグは残り1周になる時に振られます。
レッドフラッグは掲出中あらゆる作業が停止。要因は主に事故車両が多すぎてコーションラップを続行できない場合と、悪天候の2パターンですが、必ずピットに戻る日欧のレースとは異なり、前者ならコースの途中で停止して作業終了を待ちます。後者だと全員ピットロードまで誘導されます。
グリーン/ホワイトチェッカーはNASCARにしか無いですが、ステージ終了のチェッカーです。

・SSWではブレーキはピットに入る時、コーション時、緊急時しか踏まないので、仮にカーボンブレーキを採用しても冷えてるから効かないでしょうし、ほとんど使わないのでお金の無駄ですから採用しません。
ブレーキ容量が約13インチととても小さいため、特にショートトラックとロードコース、インディアナポリス、ポコノではブレーキ能力が不足するのでカーボンは有効だろうと思いますが、あくまでコストを下げストックカーとしての体裁を保つことが優先なので、来年からの新車でもカーボンは使われていません。
来年からはホイール径の18インチ化に伴って、フロント15インチ、リア14インチになるのでだいぶ容量は増加します。

とりあえずこんなところでしょうか。

質問者からのお礼コメント

調べにくいことを沢山、丁寧に教えていただきありがとうございました！
おかげさまで少しNASCARのルールを理解できました。