日産 シーマ のみんなの質問

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50シーマ4WDに

F9.5J
R10.5J
のホイールを履かせるとしてタイヤ含めた外径をできる限り同じにすれば大丈夫でしょうか?
通しが1番良いというのは分かっていての質問です。
皆さんの意見を聞かせていただきたいです。

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ベストアンサーに選ばれた回答

50シーマそのものは、ローダウンとフェンダー爪折加工にて、F9.5/R10.5という事例はありますね。以下、純正の7.5J+40を基準としたツラ出し寸法です(カッコ内がツラ出し寸法)。下記はローダウンした車両の目安ですが、ネガティブキャンバーを強くして、さらにツラ出しした事例もありますね。

<F50 マッチング参考事例>
純正:7.5J+40(基準±0mm)
参考F:9.5J+40~30(+25.4~35.4mm)
参考R:10.5J+40~30(+38.1~48.1mm)

■ 前後車輪の回転差

問題は、むしろ前後輪の外径差ですね。基本的には前後で概ね1.5%以上外径に差が出たまま長距離を走っていると、アテーサの寿命を縮めます。発進時やフル加速時に前後50:50に近づけますが、その際に前後輪で回転差があるとクラッチが滑ることで辻褄を合わせますので負荷が掛かるわけです。純正の225/60R16の外径が676mmですから、前後で10mm近く外径が出ると要注意ということです。外径は前後同一値が理想なのですが、実際にはフロント荷重でタイヤがつぶれたり、空気圧が微妙に異なったり、前輪のみ摩耗していたりということを想定して、少々の前後差は許容するように設計されているのですが、元々前後差があると、その許容を超えやすいです。前後差がないほうがシステムを傷めないので、前後タイヤのローテーションや空気圧も慎重に対応する必要があります。なので、4WDで前後に異なったリム幅を履かせることは、純正指定でないかぎりは非常にリスクが高く、正直お勧めいたしません。仮に駆動系にトラブルが出たとして、それがメーカー側に起因するトラブルだったとしても、前後で異なったリム幅のホイールや、異なったサイズのタイヤを履いていただけで保証の対象外となります。

■ 理論値での適合

前後下記の組み合わせでは、後輪の方が微小に外径が小さくなりますが、ほぼ同じ外径値となります。

<前輪>
235/35R20 92XL (672.5mm)
標準リム幅 8.5インチ
適合リム幅 8.0~9.5インチ
リム幅9.5インチの場合は外径672.5mmよりもやや外径小さくなります。

<後輪>
275/30R20 97XL (673mm)
標準リム幅 9.5インチ
適合リム幅 9.0~10.0インチ
リム幅10.5インチの場合は適合外のリム幅ですが装着は可能です。引っ張りタイヤなので外径673mmよりも小さくなります。

■ 現実は理論通りいかない

上記の通りのマッチングをすれば問題なさそうなものですが、現実はなかなかうまくいかないものです。タイヤというのは同じサイズ表記でも、銘柄によって外径値や総幅が異なります。基本的に4WD車では、前後輪同銘柄同サイズで、かつ四輪同時に新品交換といわれるのは、先にも書いたように前後輪の外径差のリスクをなくすためです。実際に、四輪駆動車で、前後同サイズなのに、前後で異銘柄を履いていただけで高速道路走行中に炎上する事故が発生しています。
また、同銘柄かつ前後異なったサイズで外径を揃えるのは結構選択肢がないです。前235/35R20と後275/30R20の場合は、前輪の235/35R20というサイズは、ほぼメジャーブランドでは生産していません。前後揃えられるのはアジアンタイヤといわれる部類のものです。今回何とかなっても、次にタイヤ交換の際には、そのアジアンタイヤでさえも、この2つのサイズを同銘柄で製造しているかどうかわかりません。なお、リム幅が前輪9.5インチ+後輪10.5インチで、タイヤが前後同サイズというのもNGです。後輪のタイヤは横方向に引っ張られる分、外径が小さくなってしまうからです。
2WDであれば少々前後の外径差があっても走れますが、4WDの場合はそれにより発生するトラブルの修理代は高額になります。なので、予め前後同サイズでセッティングしておく方が平和で経済的と思います。

■ イメージ的な問題点

仮に四輪同銘柄で揃えられたとしても、450X Four/450VIP Fourのリアエンブレムがついているクルマに、前後でリム幅異なるホイールと分かった時点で、クルマ好きから不都合な憶測をされてしまいます。「このユーザーさんよくわかってないし」とか「かわいそうにクルマ燃えるぞ」といった具合です。なので、その意味でも前後同サイズのタイヤかつ同リム幅(インセット違いがOK)のホイールを履かせておいた方が賢明と思います。

■ セッティング

基本的には前輪を中心にスペックを決定していきます。純正は7.5J+40ですが、このインセット40mmというのがポイントです。インセット40mmとはリム幅の中心位置から40mm外側にハブ取付面がある状態です。昔はFRベースの車両はインセットもっと小さかったのですが、最近は40mm以上の車両が一般的です。その方がサスペンション剛性や追従性を高めやすいからです。F50シーマも同様です。
例えば、30mmスペーサーなどを入れれば30mmツラ出しできます。この場合のインセットは「7.5J+10」となりますが、このようにインセットを大幅に縮小してしまうとサスペンションの剛性が落ちてしまいます。特に前輪は影響が顕著です。具体的には、ワダチにハンドルをとられやすくなったり、アライメントが狂いやすくなったりするだけでなく、ブレーキ性能まで低下してしまう場合があります。これは「スクラブ半径」が大幅に狂うために発生する現象なのですが、そういうことをご存じなく、自慢気に誤った方法をネットにアップしている方も多いので情報の選択にはご注意ください。インセットは縮小しても概ね10mm程度までですので、純正のインセット40mmに対して30mm程度までの変更に留めます。できれば純正の40mmに近い方がよいです。リアも理想は純正と同じインセット40mmが理想ですが、剛性面ではフロントに比べて許容範囲は広いです。

<前後同リム幅+インセット違いのご参考例>
純正:7.5J+40(基準±0mm)
参考F:9.5J+40~30(+25.4~35.4mm)
参考R:9.5J+30~20(+35.4~45.4mm)

長くなり失礼いたしました。フェンダーから車輪がハミ出してはいけない範囲の保安基準の図を添付しておきます。是非、ベストなセッティングを決めてください!
何かご不明な点があれば、追加でご質問ください。

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その他の回答 (2件)

  • 私なら4本通しのオフセット違いにします。

  • 外径よりも前後共にフェンダーからはみ出ると思いますよ。オフセットを極端なセット(+10以下)にしてギリギリかも知れませんね。
    ローダウンしてタイヤを245とかで引っ張ってなんとか収まったとしても車検に通るか疑問ですね。フェンダーには収まっていても接地面がフェンダーより出ているとアウトになる場合がありますから。
    ホイールを新品で購入するならショップと相談してセッティングすれば良いでしょうけど中古だと欲しいホイールとそれに合うセットはなかなか無いでしょうね。

    フェンダー加工すればどうにでもなりますがどこまでお金を掛けられるかですね。

    私はフーガの4WDでホイールで同じ様に悩みましたが結局は少し余裕のあるセットでスペーサーで調整しました。4本通しです。

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