昔の ミツビシ ジープの様に フロントウインドーを倒せるクルマって 今は絶滅ですか？

Answer 1

私はセリカ以外に一時三菱ジープのJ59を所有した事があり、少しジープについて知っているので回答させていただきます。

三菱ジープの様にフロントガラスが倒せる車は道交法にひっかかると言う話も有りますが、これは間違いで法には触れません。

ただし三菱ジープの基になったのは第二次世界大戦中にアメリカ陸軍の軍用車両であるウィリス・MBとフォード・GPWのいわゆるJeepです。

自衛隊が軍用車両として使用するにあたり三菱とトヨタ、日産に競争試作させて最終的にウィリスのJeepをライセンス生産する三菱が採用になりました。

ちなみにこの時のトヨタ案はBJでランドクルーザーの基となり、日産案の４W60はサファリの基となりました。

さてJeepは元々が軍用車両でありフロントウインドーは雨天時以外は倒したまま使用するのが基本で、空挺部隊用のJeepに至っては軽量化のため初めからフロントウインドーが付いていませんでした。

この辺りはきちんとしたソースからでは有りませんが、近所の軍用Jeep専門ショップのオーナーから聞いた話です。

これは「遠すぎた橋」と言う戦争映画で再現されていますので、よろしければ一度鑑賞して見て下さい。

さて現在はオープンの車の場合には転覆時の乗員の安全確保と言う観点からメーカーの自主規制でフロントウインドーのAピラーに有る程度の強度を持たせるようになっています。

実際ある自動車雑誌が実際にポルシェ・ボクスターを転覆させ（勿体ない）乗員の安全が確保されているかどうか試したのを読んだ記憶があります。

そういった理由で今日ではフロントウインドーが倒せる車は有りません。

ただしヨーロッパ車でフロントウインドーが無い車があるという話を聞いた事が有りますから、Aピラーの増強はあくまでも自主規制だと思います。

Answer 2

今の段階で、クロカン車輌でウインドシールドを倒せるのは軍用車輌(ソフトスキン車)だけですね。
ゲレンデヴァーゲンもランドローバーも一般向けは幌車がなくなったし、ピンツガウアーも倒すには手間がかかるし、アメリカのJeepも安全基準でがんじがらめだし。
今手に入れようとすると軍からの払い下げしか無い状態ですね。

国産だとJeepとジムニー(JA最終型以前)とランクル70バン系ぐらいかな、現実的には。

自衛隊の1/2トントラックや3 1/2トントラックはウインドシールドが倒せます。「滅多にせんけどね」と隊員は言っていましたが。

一部の「ブチ切れた(いい意味で)」スポーツカーは、ウインドシールドが最初から付いていない車や簡単に外せる車があります。新車でも。