三菱 eKワゴン 「良質な軽ではあるが設計が古い プラットホームは古きミニカからのキャリーオーバーですし、エンジンの基本設計も約20年前の物です。そろそろ改良を重ねて採用」のユーザーレビュー

良質な軽ではあるが設計が古い プラットホームは古きミニカからのキャリーオーバーですし、エンジンの基本設計も約20年前の物です。そろそろ改良を重ねて採用

2007.12.7

総評

良質な軽ではあるが設計が古い
プラットホームは古きミニカからのキャリーオーバーですし、エンジンの基本設計も約20年前の物です。そろそろ改良を重ねて採用していくのは辛くなってきたかなというところです。eKワゴンはフルモデルチェンジしたとなっていますが、実際にはインパネやシートなどインテリアがより質感が向上したことと、スライドドアモデルが設定された以外は基本的には何も変わっていませんし、ボディパネルも一部共通のようで事実上のビッグマイナーチェンジです。
ただ、先代に比べるとステアリングに伝わるバイブレーションなどしっかり低減されておりますし、静粛性も向上。基本的にけっこう古い設計だから・・・と思って乗ると、意外に現代的なレベルまで商品力を向上させているのには素直に驚きます。ライバル車と比べてものすごく劣っているというような部分は感じません。
走りはSOHCエンジンの3速ATということもあって街乗り仕様。日常的にはまぁ十分走るなという感じですので、これで大きな不満を感じることはないと思います。3速ATも40km/h前後で3速に入ってから、その上は3速が担当しますが、このくらいの速度ならそれほどうるさくなりませんし、比較的低回転で走れますので、不足はないのかなと思います。ただ、やはりたまには高速も使うといった方には4速AT車をおすすめしたいですね。乗り心地はほどよくマイルドで硬さはなく、かといってヤワヤワするということもありません。ステアリングフィールも現代のレベルまで質感が上がっています。ただ、ボディ剛性はほどほどです。
初代は価格の安さで売れましたが、新型はあまりにもデザインも中身も変わらなかったことや、ライバル車の割安さが目立ってきたことで、それほど売れてません。個人的にはコンポーネンツはもう開発費は回収しているはずですので、もっと思い切った安い価格でもいいのではないかと思います。90万円台の「M」はそこそこお買い得ですが「G」など上級グレードを買うなら「i」の方が先進的でいいのではないでしょうか。

満足している点

・ スクエアなボディで取り回しがよく運転しやすい
・ 価格の割には内装の質感は高い
・ キーレスエントリーの機能が多彩でよく考えられている
・ 室内空間も狭さを感じることはないだろう

不満な点

・ 設計の古いエンジン
・ 燃費はダイハツミラなどに比べるとけっこう大きな差がつく

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験