IRSってほんとにリジットより良いんですか。先日、夜なんですが、後続車のライトを見たとき、やけに上下にフワフワしているのが目立つのが一台ありました。

Question

あまりに上下に動くのでジムニーかと思いましたがライトの間隔が軽ではありませんでした。
自分は第一車線でその車は第二車線で追い抜いていったときに見たら現行のデリカでした。
スペースギア時代はリジットサスでしたが悪路を走ったときでもまったくフワフワせずドッシリと安定していたのが印象的でした。
それに比べて現行デリカはIRSとなって、ホイールベースも長くなったはずですよね。
そうやって断然改良されたはずの新デリカがフワフワしっぱなしというのはどういうことでしょう。
質問：IRSはリジットより優れているのですか。
質問②バネ下荷重は軽いほうが必ず良いのですか。

リジットであったスペースギヤはIRSのデリカと比較したら比較にならないといえるほどバネ下は重いはずですよね。

Answer 1

独立懸架がリジッドアクスルより何が優れているか…？

・路面追従性…バネ下が軽いほど路面追従性に優れ、ロードホールディングが向上する(タイヤが接地している時間が長くなる)事でグリップ限界が向上する。
また、バネ下がドタバタしない(仰るようなダンパーが抜けた状態では良くないですが)ので乗り心地が向上する。

・生産コスト…軽く作れる＝材料が少なくて済むと言える。
また、今の時代では廃却コスト(廃却エネルギー)も考慮しなければならない。

・室内空間…独立懸架とする事で室内を広く、特にIRSにおいてはフロアを低く出来ます。
また、IFSにおいてはより大きなエンジンをより低い位置に配置出来ます。

・高速安定性…リジッドアクスルより複雑なサスペンションジオメトリーを持つ事で直進性や旋回性をコントロール出来ます。



ただし、独立懸架はサスペンションアームやドライブシャフトの強度が低くなる為、貨物車等には向きません。
また、ホイールトラベル(サスペンションストローク)を大きくとるのが難しく、ジオメトリー変化も大きくなる為、クロカンをするような四駆には向きません。

Answer 2

現行デリカはフワフワしていませんよ。足回りをいじった車でしょう。あとフワフワかどうかはバネやダンパーのセッティングによるもので、リジットかIRSかは関係ないと思います。比較すれば、左右輪が繋がっているリジットの方が、フワフワあるいはポンポンした動きは出やすいのではないでしょうか。

Answer 3

monky_picさんへ

私見ですが。

1.独立懸架の方が、大方の場合、優れています。
必ずしも全部とは限りませんが。

2.バネ下荷重は、軽い方が良いでしょう。
1.とは違って、重い方が良いという条件をちょっと思い付きません。

>新デリカがフワフワしっぱなしというのはどういうことでしょう。
この面では、サスペンションの構造よりも、ダンパー減衰力設定の方が支配的です。

1.の例外的な例。
ゲレンデヴァーゲンやレンジローバーに見る様に、極度に長いストロークを取りたい時。
但し、それなりに速度が乗った状態での操縦性やグリップ獲得からは、バネ下にデフギアを装備したくは無い。(ドディオンでもするか)
商用のトラック等、重量物を運搬する場合。