顔も悪路走破性もやりすぎが個性。三菱のMC版デリカ:D5プロトタイプに乗った
2018/12/21 07:00 carview! 文:サトー タケシ/写真:菊池 貴之
2018/12/21 07:00 carview! 文:サトー タケシ/写真:菊池 貴之
マイナーチェンジを受けた三菱デリカD:5のフロントマスクにはギョッとした。トヨタのアルファードやヴェルファイアといったコワオモテのミニバンが売れているいま、2007年にデビューしたデリカD:5がマイチェンでインパクトを与えるためには、これくらいパンチのあるルックスが必要だったのだろう。
ギョッとした最大の理由は、デリカD:5は縦長のLEDヘッドランプを採用したからだろう。フロントマスクと表現するくらいで、私たちは正面から見たクルマの形を生き物の顔だと認識する。ヘッドランプが目で、ラジエターグリルが口だ。だから「切れ長のヘッドランプが~」とか、「ガバッと口を開けたようなラジエターグリルが~」なんて表現する。シミュラクラ現象といって、人間は3つの点を見ると自然に人の顔をイメージするのだという。
けれども縦長の瞳の生き物を、みなさんは思い付きますか? 私は思い付きません。生き物の顔とはかけ離れているあたりが、デリカD:5のフロントマスクの斬新な点であり、同時にギョッとする理由でもあると考える。その一方で、ルックスで人を驚かせるのはデリカというモデルの伝統であるとも言える。
1979年にデビューしたデリカスターワゴンはアウトドアの雰囲気を醸すワンボックス車ということで人を驚かせたし、94年にデビューしたデリカスペースギアは月面探索車のように未来的なデザインだった。従来型デリカD:5も、ヘビーデューティなミニバンという、唯一無二の存在だった。
いずれもデビュー直後は風変わりな格好だという評価だったけれど、いま見ると、出るのが早すぎたのかもしれない、とも思える。もしかすると5年後、10年後にデリカD:5の顔を見たら、違った印象を持つだろう。
「軽自動車も高くなった」の声は本当だった! 普通車が余裕で買える超高額軽3台の価格に驚き
WECの新GT3クラスは”特別なマシン”を生むか。マシンオーナーにとっても魅力的なアイデアに?
写真で見るニューモデル BMW「7シリーズ」
クラシック・ミニを電動化 エレクトロジェニック・ミニへ試乗 楽しい個性はキープ 後編
クラシック・ミニを電動化 エレクトロジェニック・ミニへ試乗 楽しい個性はキープ 前編
「アルピーヌ」仕様のSUV、欧州で予約開始…ルノー『オーストラル』
メルセデス、開幕序盤の「生き残るために戦った」状況を脱却。”問題児”W13の課題は終わりへ向かう
ジープ&シトロエン、フジロックに出展…テーマは「音楽と自然の共生」 7月29-31日
三菱ふそう、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022」部門賞に最終ノミネート
F1初優勝サインツJr.、12年前のシルバーストンでの“デジャヴ”。今も活きる「失敗を繰り返さない」姿勢
3ヵ月限定! KINTOの旧車コミュニティ「ヴィンテージクラブ by KINTO」が東京でもイベントを開催
AI開発で成功の鍵は他社との協業、ソニーグループ 副社長 勝本徹氏のNVIDIA AI DAYS 2022基調講演
見た目ほぼそのままで中身は完全刷新! ダイハツ ムーヴ キャンバスがフルモデルチェンジ
スバル インプレッサ スポーツの魅力とグレード分析! あえておすすめしたいグレードとは…?
「シビック e:HEV」発売 価格は394万200円 販売計画台数月販300台
発表は10月、1000万円超えでも買う価値あり! 次期「BMW M2」はM3/M4譲りのシャシーや新ATで走りを大きく洗練させた
ホンダ、新型SUV「ZR-V」のティザーを予告。気になるボディサイズは?
国産ミニバンが苦手ならコレ! おしゃれMPV「シトロエン ベルランゴ」を詳しく解説
フォレスター「STI Sport」追加! この夏のマイチェンに合わせた新グレード
赤のくまどりにレーザーライトの目立ちまくりレーサー「M4CSL」にくぎ付け! 世界1000台、日本向けも瞬殺必至
愚直なまでに”マツダらしさ”を追い求めたCX-60。SUVでも”人馬一体“と”美“は表現できるのか