顔も悪路走破性もやりすぎが個性。三菱のMC版デリカ:D5プロトタイプに乗った
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:菊池 貴之
マイナーチェンジを受けた三菱デリカD:5のフロントマスクにはギョッとした。トヨタのアルファードやヴェルファイアといったコワオモテのミニバンが売れているいま、2007年にデビューしたデリカD:5がマイチェンでインパクトを与えるためには、これくらいパンチのあるルックスが必要だったのだろう。
ギョッとした最大の理由は、デリカD:5は縦長のLEDヘッドランプを採用したからだろう。フロントマスクと表現するくらいで、私たちは正面から見たクルマの形を生き物の顔だと認識する。ヘッドランプが目で、ラジエターグリルが口だ。だから「切れ長のヘッドランプが~」とか、「ガバッと口を開けたようなラジエターグリルが~」なんて表現する。シミュラクラ現象といって、人間は3つの点を見ると自然に人の顔をイメージするのだという。
けれども縦長の瞳の生き物を、みなさんは思い付きますか? 私は思い付きません。生き物の顔とはかけ離れているあたりが、デリカD:5のフロントマスクの斬新な点であり、同時にギョッとする理由でもあると考える。その一方で、ルックスで人を驚かせるのはデリカというモデルの伝統であるとも言える。
1979年にデビューしたデリカスターワゴンはアウトドアの雰囲気を醸すワンボックス車ということで人を驚かせたし、94年にデビューしたデリカスペースギアは月面探索車のように未来的なデザインだった。従来型デリカD:5も、ヘビーデューティなミニバンという、唯一無二の存在だった。
いずれもデビュー直後は風変わりな格好だという評価だったけれど、いま見ると、出るのが早すぎたのかもしれない、とも思える。もしかすると5年後、10年後にデリカD:5の顔を見たら、違った印象を持つだろう。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ホンダとアルピーヌ、PU財務規則で違反が発覚。2023年予算オーバーは無しも”手続き上の違反”
【一部改良で530psへ】 新型BMW M3セダン/ツーリング発表 LEDヘッドライトも装備
マツダ新型「2ドア“クーペ”」公開に反響多数! エアロ&美麗ボディが超カッコイイ「GTリミテッド」に「めちゃ気になる」の声! 2Lエンジン×MT採用の「特別なMX-5」インドネシアに登場
何を基準に選べば良い? バイクの積載性を大幅アップするボックス
アウディが高級 "ハッチバック" & "ワゴン" 発売 第6世代の新型「A6 eトロン」航続距離756km 約1300万円から
ブリヂストン、いすゞの電動バス『エルガEV』に新タイヤ「G623」納入
ダイハツ「ムーヴ キャンバス」をカッコ可愛く!…スポコンに『ワイスピ』テイストをプラスして「キャルルック」!? 見れば分かる仕上がりです
V6ターボかEVか、アルファロメオの新型『33ストラダーレ』、フランス初公開へ
五輪の最高位スポンサー、トヨタに次いでパナソニックHDも契約終了へ[新聞ウォッチ]
「ポルシェ 911ターボ」誕生50周年記念モデルが出た! 発表年に合わせた1974台限定で受注開始。【新車ニュース】
「誰もやってない…」 踏切の「“窓開け”通行」なぜ必要? 教習所では習うも「開けなきゃ違反」になる?
ディーラーに聞いてみた! 今売れてる250ccバイクは何?~ホンダ編~
200万円台前半で買える奇跡の高性能コンパクト「スイフトスポーツ」はモデル末期の今も買いか?
【横幅2mオーバー】さすが本場の“L”サイズ! アメリカ日産の新型フルサイズSUV「アルマダ」公開
フィアットが新型SUV「セイチェントイー(600e)」発売。ヤリス級EVで来春にはHVも導入
日産セレナがガソリン車を最大10万値下げ。10月にはe-POWER車に初の4WDも登場
【常識&非常識】台風に線状降水帯にゲリラ豪雨。愛車を守るため、してはダメなこと&しておくこと
【続・焼肉屋で誘われ始めたK-TAI】メカの偉大さを痛感した2年目。悲喜交々でもやっぱりレースは面白い!
レガシィアウトバックが“モデル生誕30年”の特別仕様車“第1弾”を発表。第2弾も登場予定か?
【両側電動スライドドアで146万円】販売上位に返り咲いた「ムーヴキャンバス」の最安グレード“X”はアリかナシか
【ボルボが路線変更】で最上級「XC90」が最新版に。EVの「EX90」が不安ならコッチでしょ