三菱 デリカミニ 「所有者にしか絶対わからない1万キロ走行後の超本音レビュー。」のユーザーレビュー

Alan Smithee Alan Smitheeさん

三菱 デリカミニ

グレード:Tプレミアム_4WD(CVT_0.66) 2023年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
3
乗り心地
4
燃費
4
デザイン
5
積載性
5
価格
4

所有者にしか絶対わからない1万キロ走行後の超本音レビュー。

2024.6.2

総評


納車から約4ヶ月、走行距離は1万キロを超えたところですが…
総じてデリカミニは良い車だと思ってます。
今回述べていない良い点・悪い点については前回レビューした時と
基本的に同じだと思って下さい。変わった点だけ今回述べてます。
実際のところは最低1年は所有してみないとわからないでしょうね。
それに、あと1~2万キロくらい走ってみないと。
購入した時点では良いに決まってますからね、だから買ったので(汗

デリカミニに乗って感じるのは、自分が思ってる以上に人気車種(笑
毎回旅に出かけるとその先々で知らない人から声を掛けられます。
正直、ハデなZ4に乗っていた時よりもはるかに多いんですよね(爆
やっぱりそれだけ注目度が高いんでしょうね。
発売されてから1年以上経ってるにも関わらず。
そして、これだけ人気だとか売れてるとか巷で云われているワリに、
今年に入ってからまだ全国で3回しか見たことがないのは何故(爆
本当に売れてるのか!?…実は内心マジで疑っていたりします(笑


満足している点
1.ハンズフリーオートスライドドア



正直、当初はそこまで評価もしていなかった装備。
こんなの標準装備じゃなくてオプションにして車両価格下げた方が良くね?
なんて思ってましたが…1万キロ以上走行した現在では欠かせない装備に(汗
旅行とかではそこまで感じなくても、やはり普段の生活上では
重たいものを運んでいたり両手が塞がってる場面が意外と多いので
操作のコツを掴んでしまえば毎回サクっと足で開けられるので非常に便利。
とは言え、絶対に必要な機能か?と言われると…そこまででもないです(笑



2.デジタルルームミラー



これも極最近までワリと酷評していましたが、時間が経つに連れ慣れもあって
さらに車中泊仕様変更でリアガラスが完全に見えない状態になったので
尚更このミラーの重要性が増してきたので評価もガラリと変わりました(汗
そもそも現時点ではこれがないと怖くてまともに運転が出来ません(爆
基本的にはデジタルミラーは大賛成でしたが、ミラーが小さすぎるので
実用性に欠けるのでは?というものでしたが…
後日Nボックスに設置した安い中華製の大きめなデジタルミラーと比べると
画質の良さとしてはデリカミニの方が圧倒的に上でした。
画面は小さいものの画質が良いので今では意外と使える…という印象です。



3.マルチビューモニター(アラウンドビュー)



これはもう購入前から絶対条件だったので基本的に不満なワケがない(笑
これが無ければ絶対に行けなかったであろう場所がいくつもありました。
これはデリカミニでしか行けないようなスポットへ出かける自分だからこそ。
ただ、カメラの画素数が少ない上にモニターは11型とデカいので
純正ナビ以上に画質の粗さが目立ってしまうのだけが唯一の弱点ですかね。



4.ツメのついたカップホルダー



これも以前に評価してますが、1万キロ走行して改めて凄いな、と。
たかがツメ1つでこんなにもストレスフリーになるんだ、という好例で。
そもそも350ml缶であっても空だとカタカタ煩かったりするんです。
このツメがあるとどのサイズを置いてもそういうノイズが発生しません。



5.エアコンの吹出口と送風力



納車は真冬だったので冷房の効果や性能はまだわかりませんでしたが、
初夏に入り毎日冷房を使うようになってようやく実感出来ました。
エアコンの能力、暖房だけでなく冷房もかなり良いと思いました。
そもそも吹出口の位置が絶妙で送風量がNボックスより明らかに大きい。
Nボックスの時は「こんなものなのかな?」と納得していましたが、
実際に比べてみても明らかに違うことがわかります。軽くショック(汗
Nボックスは納車から半年後には冷房の効きや送風量に疑問があって
わざわざフロンガスの再注入までしてもらいましたが、それでも…(汗
特に軽ワゴンだとその広さが故に空調のパワー不足が否めないんですが
デリカミニはこのパワー+大きめなサーキュレーターまで装備してるので
30℃程度の暑さであれば何ら問題はありません。十分冷えてくれます。
但し、これから40℃前後の灼熱時期を迎えるので
果たしてどこまで空調が有効か?…気になるところですね。



6.ヒルディセントコントロール



多分、多くの人が一番無くても問題のない機能の1つじゃないかと(爆
自分も正直、こんなのよっぽど使う場面なんて無いだろうなぁと思いきや
既に4~5回使ってます。それだけ過酷な道を走ってる証拠ですが(汗
車中泊仕様で沢山積載している分、急峻な坂道ではブレーキだけだと
稀にカクンとなったりしますが、これを使えばそんな事は皆無だし、
足回りへのダメージも少なくて済むので地味にありがたい機能ですね。



7.後部スライドドアの手動切り替え



これも地味にありがたかったです、というか今ではマストな機能です。
車中泊では手動切替にしておけば写真の様に少しだけ開けて換気も可能。
しかもこの程度の開放状態だと外から車内は全然見えませんしね。
さらに、手動にしていてもオートクロージャーだけは作動してくれるので
いちいち勢いをつけてバターン!と閉めなくても良いんです。素晴らしい。
さらに手動だと夜間近所迷惑になりがちな動作音(アラーム)も出ないので
深夜に荷物の積み込み等で何度も開閉する場面でも静かなので安心です。


不満な点
1.ステアリングのチルト機構の可動域が狭い



これは納車直後から気になっていましたが…
暫く乗っていても未だにちょっと気になりますね。
めいっぱい下げてこの位置なんですよね…何故か(汗
これ以上高くするとトラックを運転してるみたいになってしまう(笑
まぁでもこればっかりは…もう慣れていくしかないんでしょうね…。



2.霧発生時では衝突防止アシストが作動しなくなる



以前霧の中を走行中、度々写真にある衝突防止?の警告灯が点滅。
後日前方が視界不良だからセンサーが感知出来ないと納得しましたが
寧ろそんな時こそ目の前に飛び出して来る車や動物などを回避して欲しい
…と思いましたが、運転支援ってそういうもんじゃないでしょうかね(汗
目視出来ないほどの濃霧でなくても点灯するので少々不便に感じますね。



3.運転支援機能のマイパイロットの精度の低さ



これは現時点で最大の不満点かもしれません。
そもそもこれは日産が誇る?自動運転技術の1つなのですが、
日産や三菱はその技術を誇示しすぎてるのか、フタを開けてみれば
10年前に新車で300万円以下のVWゴルフに標準装備されていた
同類の機能であるACCの足元にも及ばないレベルですよ(爆
マイパイロットで「凄い!」と思われてる人は10年以上前のVW車や
BMW、メルセデスの一番安いグレードでも良いので乗ってみたら
きっとあまりの衝撃でアゴが外れるんじゃないでしょうかね(笑

とにかく実用的なのは純粋に一定速で前車を追従するのと、
時速30キロ以下でも追従、停車まで自動支援してくれることだけで、
その追従もVW車などは明らかに一般人の運転よりも精巧でしたが
マイパイロットはとにかく乱暴で、前車が車線変更などしようものなら
初心者ドライバー並みに急激なアクセルワークで急加速しちゃいます(怖
さらに全車が減速すると鬼ブレーキで急減速という、
運転に当たって「急」のつく操作をしない、という大原則をフル無視(汗
あまりにヒドくてそのまま衝突するんじゃないかとヒヤヒヤしまくるので
結局は単なるクルコンとしてしか使ってません。

日産のプロパイロットの技術をやたらベタ褒めする方を見かけますが、
きっと昨今のドイツ車とかテスラなんて全く知らないんでしょうね(汗
確実に10年遅れてます。日本車の自動運転なんて夢のまた夢で、
今後30年は無理でしょう、もう断言します(爆
技術は確立されても実用化には程遠いのが現実なんだなぁ、と改めて。
また、どんなに安定した道路環境である高速道路であっても
場所によってはすぐに車線逸脱防止機能が無効になります。
天候の影響もめちゃくちゃ受けやすいし、そもそも雪だとセンサーは
何1つ機能しなくなるので運転支援もクソもないですしね(爆
この辺はまぁ欧米車であっても同様に降雪時は脆弱なようですけどね。


デザイン

5

自分では勿論良いと思っていますが…そんな素人の意見よりも
今年のカー・オブ・ザ・イヤー受賞や発表後の記録的ヒットを考えたら
…わかりますよねぇ?


走行性能

3

これを指摘する人があまりにもいないので不思議なんですが…

デリカミニは発進時にその車重の関係もあってか、もたつきます。
それ自体は多くの方も指摘するんですが…
それがターボ車であっても顕著で、どれだけアクセルをゆっくり開けても
エンジン回転数が軽く3000回転を超えてエンジンが唸ります。
そして3500回転あたりでようやく速度も上がり回転も落ち着きます。

この一連の動作が、これまで同系統でもあるNボックスに長年乗っていた
自分からしたら不自然というか、不思議で仕方がないです。

そもそもエンジン回転が何故そこまで無駄に?上昇してしまうのか。
トルク特性を見てもNボックスと極端な違いは無さそうですが…
これについては専門家であるハズの自動車評論家たちを見ても
専門的に分析している人があまりいないのが驚きです…。
1~2人明確に指摘されてる方がいましたが、さすがだな、と。
逆にこのデリカミニが初めての軽自動車だったりする方だと
これがフツーなんだ、と思うので…気付かないかもしれないですね。
このエンジン回転の特性だけを見たらNAのNボックスにそっくり(爆
NAのNボックスはパワーが無いのでどうしても発進時に
ターボ車と比べてエンジン回転も上がってしまいますからね。

ただ、高速走行についてはこれも車重の関係で加速が乏しいかと思いきや、
時速100キロからでも十分な加速力があり、
アクセルを踏み込まなくてもラクに120キロまで加速します。
但し、時速100キロを超えるとたちまちアメ車の如く極悪燃費で
リッターあたり8キロとか9キロまで簡単に落ちます(爆
逆に時速60~70キロだと20キロを軽く越えるんですよね。
いくら抵抗値の高いハイト系ワゴンとは言え、時速50キロの速度差で
ここまで変わるのは…エグすぎますよね、どうなってんでしょう(大汗
乗り心地

4

少し前に18日間かけて車中泊で北海道~東北を周遊した際、
一般道だけで約6500キロというとんでもない距離を走ったので
きっと誰よりも実感してます、この乗り心地、全然悪くないです。
さすがにベンツやキャデラック、BMWにも乗っていたので
それらを踏まえて良い!とまでは言えないかもしれないですが、
フツーに運転する限り、全く悪いとは感じないし思いません。
悪いと感じる人がいるとしたら飛ばしすぎるだけじゃないかと。
積載性

5

自身のデリカミニは軽量化と積載性UPの為に後部座席を撤去したので
積載性は大幅に上がりました(笑





当初はそのままで試行錯誤してみましたが…
冷静に考えて…Nボックスを所有していた約5年間を振り返ると
後部座席に人を乗せる機会なんて数えるほどしか無かったですし、
デリカミニはさらに車中泊に特化しているので、使わない後部座席を
毎回倒して車中泊仕様にするのもどうかと思い、撤去決定。

そして…撤去した後部座席は他の軽ワゴンと比べても特に大きくて
かなり重たいことも判明しました。30キロ以上はありますね(^^;



20キロとか、そんなどころじゃないですね。激重です(汗

そして後部座席を撤去したおかげで新たなスペースが生まれました。
後部座席無しのこの状態で運転すると、ド素人の自分が運転しても、
軽量化の違いはあきらかでした(笑
そりゃそうです、 人間1人分くらい軽くなったワケですもんね。



その代わりその生まれた空間にベッドや家電を積載するので
総重量的には結局同じようなものだと思うんですけどね、ええ(爆
燃費

4

これは購入前からフルタイム4WDだし車重もありターボ仕様なので
ある程度悪いのは当然だし、納得した上でいたのですが…
1万キロ走った結果、平均してもカタログ値の9割以上を保ってます。
但しこれは冬~春季で燃費に影響する冷房をそれほど使用してない上に
これまで走行の8割は遠征時の郊外走行なのである程度燃費が良いのは当然。
それでも普段の肌感からして、当初思ってたよりは燃費は良いと感じてます。
当初は遠出して15~6キロ、普段は10キロくらいだと思っていたので(汗
これから真夏になれば市街地走行時は10キロ未満になることも増えるので
平均12~3キロになってしまうと思いますが…特に不満はないです(笑



結局のところ巷で云われてるように「急」のつく運転をせず、
エンジン回転を抑え、適宜コースティング走行をしていれば
どんなに下手な人でも燃費は如実に向上することが確定しました(^^;

因みに…アイドリングストップ機能はぶっちゃけ不要ですねぇ。
これを繰り返すことによるバッテリーのダメージを考えたら非エコです(汗
10分20分アイドリング状態で放置するのであれば無駄だと思いますが
数分程度なら燃費への影響なんてほとんどありませんでしたしね。
なので、アイドリングストップ機能は所詮エコに貢献してます!っていう
ポーズでしかないんだろうな、と改めて思いましたね(爆

それよりも何よりも…
給油タンクの容量を犠牲にしすぎですよね、昨今の軽自動車って。
いくら燃費向上してるとは言え27Lはあまりにも少なすぎます。
今の時代、世間一般は燃費以上に航続可能距離の方が重要なのでは?
ガソリン満タンで実質燃費だと400キロも走行出来ないとなると
相当不便ですよ、せっかく長距離運転もしやすくなってると言うのに。
日本でEVがここまで浸透しないのも、この航続距離にあるんですよ。
メーカーにはもっと実生活とか実用性を考えてもらいたいですよね。


価格

4

次期車検では軽貨物へと構造変更するんですが、
軽貨物でも軽自動車なので車検は通常通り2年に1度だし、
毎年5月に届く自動車税も高くなったとは言え1万円なので
普通車と思えば全然安いですよね。
それに、車検も普通車なら安くても10万円以上かかったりしますが
軽自動車だとせいぜい5~6万円で済みますしね。
車両本体が相当高額なので総合的に見たら決して安いとも言い難いですが
使い方によっては非常に安く感じますね。
地味なところではフェリー乗車賃が結構デカいです。それと高速代など。

それらで以てしても車両価格が高くついているというそもそも論があるので
昨今の軽自動車だとやたら維持費云々を言うたところで~という
穿った見方をしちゃいますよね(爆
故障経験
今のところ故障らしい故障は無いですが…
フロントのセンサーは相変わらず忘れた頃に突然誤作動します(汗
停車中に何もない所で突然センサーが反応してアラームが鳴るのがウザい。
ただ、走行中に何もない所で反応して急停車するような事は一度もなし。
あくまでメーター上に警告ランプが点灯して鳴るという不具合です。

また、納車直後に交換したウィンカー球の消費電力問題で、
後退時にウィンカーを使用すると衝突防止のセンサーが
無効になってしまうという不具合が生じます。
後退時などにウィンカーを使うことはまず無いので気にならないし、
ウィンカー球もそのまま使用続行していますが、
システム上はそうなるようなのでLED球に交換してる人は要注意です。


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