メルセデス・ベンツ SL 「走る戦車。少々の事ではビクともしない。 ...」のユーザーレビュー

走る戦車。少々の事ではビクともしない。 ...

2004.3.24

総評

走る戦車。少々の事ではビクともしない。

国産の高級車に乗った後、このSLに乗るたびに、｢良い車だなぁ～本物ってのは違うなぁ｣と、思わず口走ってしまう。正直、そんなSLでした。

この年式のBENZはそこそこの値段で購入できますが、機械物に関して、知識のない方は苦労するかもしれません。やはり金持ちの車です。維持費を惜しんでいたら、とんでもなく調子が悪くなります。あとは、運転がへたくそな人が乗ると、下手をしたらステアリング機構のどこかが壊れます。運転させないように。

維持費が大変で手放しました。でも、また機会があれば乗りたい車ですね。

満足している点

Benzらしい。あの頃のSL。とっても男前。

威風堂々としたエクステリア。テールデザインのまとまり具合が良い。
アメ車の様ではないにしても、10万キロ超え、本調子がでてからのあの「V8サウンド」。よかったなぁ･･･。

材料から徹底した作りを随所に見ることができる。あの材料は地球上では作れない。あの徹底ぶりで新車時の価格で見ても安いと思う。ドアを閉める音も、もちろん重厚。(ドンって感じですね)

この時代でもオートクルーズがあり、高速道路でも快適。100キロ付近に設定すると、免許にもやさしいw。

すべてにゆとりを感じます。ブレーキ性能もタッチも◎。とんでもなくブレーキは効きますよ。おかげで追突も数回されましたが(苦笑)追突されても、相手がグチャグチャになって後ろに跳ね返ります。
踏んだら踏んだだけ。ディスクを手で握っている感覚というのは、まさにあの感触。段差を乗り越えたときの、振動の収まり方は人間の心臓の鼓動にも似てます。よって、不快感はほとんどゼロに近い。乗り心地は良いです。同乗者が酔うというのも皆無。

気になる燃費もその辺の4.5リッターエンジンよりは多少いいですよ。最高で高速道路でリッター7.5でした。(その計算でいくとタンク容量いっぱいにしたら最高690km走れます)

不満な点

BENZはSLをスポーツカーの位置づけで出していたらしいですが、はっきりいってスポーツカーではない。でも、限界性能は「それなり」に高いですよ。

メーカーの指定だが、ATFは3500km毎交換(8リッター)。エンジンオイル(7リッター必要)も大体それくらいでしたね。仕方ないから交換してましたが、乗っている間に何十回交換したことやら･･･。だからと言って、安いオイルは使用しません。オイルもエンジンやミッションの重要なパーツですから。

一番悩まされたのは、電装系でしたね。真空で働くスイッチを各部使用していたが、不具合が起こったとき。普通の考えでは3日くらい悩みます。(なんとか直しました)

あとは、インマニから伸びるバキュームホースです。熱でホースやらゴムが劣化して２次エアを吸い込み、特に夏場にそんなことになったらアイドリング超不安定で大変です。まぁ、これもウレタンのホースを手に入れて直しました。

手に入れたときから、プラグがエンジンから３本引っこ抜けましたから、少々のことは覚悟して乗ってました。手がかかるほどかわいい子ってことで･･･。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験