2023年9月
■2023年9月
メルセデス・ベンツ日本は、コンパクトSUV「GLA」をマイナーチェンジするとともに、特別仕様車「GLA200d 4マチック ナイトエディション」を設定して、2023年9月26日に発売した。
今回のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインを刷新。SUVらしさを強調した新デザインのフロントバンパーやリアディフューザー、よりシャープな印象を与えるヘッドライトデザインおよびLEDリアコンビネーションランプを採用。フロントグリルにはメルセデス・ベンツのSUVに共通する特徴的なデザインのルーバーが装備されている。AMGラインパッケージでは、クローム仕上げのダイヤモンドパターンが無数に散りばめられたシングルルーバーのフロントグリルを採用したほか、フロントバンパーには下部に広がる台形とその両サイドにも大きく開口するようなデザインを採用した。ホイールデザインも全て刷新され、標準仕様には18インチアルミホイール、AMGラインパッケージには20インチAMGアルミホイールを装着。加えて、AMGラインパッケージ装着車のホイールアーチがブラックからボディ同色に変更した。
インテリアでは、センターコンソールにあったタッチパッドを廃止して、新世代のステアリングホイールを採用。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で行えるようにしたほか、ステアリングホイールのセンサーも静電容量式タッチセンサーに改良された。タッチパッドを廃止したことで、すっきりとしたインテリアデザインが特徴である。また、オプションのAMGラインパッケージを選択すると、スポーティな3本のツインスポークが装備される。
さらに、最新世代の対話型インフォテインメントシステム「メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス(MBUX)」を標準で装備。ボイスコントロールは「Hi, Mercedes(ハイ メルセデス)」をキーワードに起動して、インフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報)に加えて、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応している。また、メルセデス・ベンツの最新世代のナビゲーションシステムと、MBUX AR(Augmented Reality = 拡張現実)ナビゲーションを採用。MBUX ARは、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、進行方向に矢印が表示される。
シートはレザーARTICO/ファブリックで、中央部が100%リサイクルの原料を使用したファブリックで仕立てている。AMGラインパッケージのレザーARTICO/MICROCUT の場合、この比率はシート表面で65%、内部材料で85%となるという。
その他、AMGラインパッケージに各輪のダンピングを最適に連続可変させることで快適な乗り心地と軽快なハンドリングを実現すると謳うアダプティブダンピングシステム付きサスペンションと、走行状況に合わせたエンジンサウンドを演出するスポーティーエンジンサウンドを追加。アダプティブダンピングシステム付きサスペンションは、走行状況や道路状況、速度に応じて、エンジン、トランスミッション、ステアリング特性などを加味してダンピングを連続可変させる。また、ダイナミックセレクトスイッチにより、Comfort、Sport、Sport+の3つのモードを選択することができる。
加えて、交通状況に応じてハイビームとロービームを切り替え、ヘッドライトの照射範囲を自動で調整し、あらゆる状況下において常に最大限の視界を確保するライトシステムの「アダプティブハイビームアシスト」を標準装備。Burmesterサラウンドサウンドシステムをオプション設定している。
パワートレーンは「GLA180」には最高出力100kW(136PS)、最大トルク200Nmを発生する1.4リッター直列4気筒ターボエンジンを採用。「GLA200d 4マチック」には、最高出力110kW(150PS)、最大トルク320Nmを発生する2.0リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジンを搭載した。
ボディカラーは、新色「スペクトラルブルー」と「ローズゴールド」を追加設定している。
また特別仕様車「GLA200d 4マチック ナイトエディション」は、ボディカラーに通常モデルでは設定がない「マウンテングレーマグノ」を採用。また、「AMGラインパッケージ」と「ナイトパッケージ」を標準装備したのに加えて、本革シートやパノラミックスライディングルーフなどを特別装備している。