メルセデス・ベンツの中でも最もコンパクトなボディを持つSUVがGLAクラスです。高級車ブランドの代表格と知られるメルセデス・ベンツの中でも、最も購入層が若いモデルと言われるGLAクラスは、はじめての輸入車としてもベストな1台ですが、購入を検討する際にはどんな点に注意する必要があるのでしょうか?
若い層に人気!メルセデス・ベンツ最小のSUV、それがGLAクラス
GLAクラスが登場したのは2014年のことでした。TVCMには「スーパーマリオ」が起用されるなど、これまでのメルセデス・ベンツのイメージをくつがえす存在として話題になりました。
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現在販売されているのは、2020年に発売が開始された2代目です。曲線基調のスタイリッシュな都市型SUVというデザインコンセプトはそのままに、対話型インフォテイメントシステムである「MBUX」を搭載し、なおかつ最上級セダンであるSクラスと同等の、最新の安全運転支援システムが採用されるなど、機能面が大きく向上したのが特徴です。
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GLAクラスのグレードは4種類!
GLAクラスには大きくわけて4つのグレードが用意されています。まず、1.4Lのガソリンエンジン搭載する最もベーシックなグレードである「GLA 180」、次に、2Lのディーゼルエンジンに4WDシステムを組み合わせた「GLA 250 d 4MATIC」、さらに306馬力を発揮する2Lガソリンエンジンを搭載した「Mercedes-AMG GLA 35 4MATIC」、そして、421馬力の最高出力をもつ最強グレードの「Mercedes-AMG GLA 45 4MATIC+」がラインナップされています。
また、それぞれの価格は以下のとおりです。
GLA 180:532万円
GLA 200 d 4 MATIC:556万円
Mercedes-AMG GLA 35 4MATIC:778万円
Mercedes-AMG GLA 45 4MATIC+:952万円
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「GLA 180」と「GLA 200 d 4 MATIC」で迷うユーザーが多い?
では、それぞれのグレードを選ぶ決め手となるのはどんな点なのでしょうか? まず、「Mercedes-AMG GLA 35 4MATIC」と「Mercedes-AMG GLA 45 4MATIC+」に関しては、価格もパフォーマンスも飛び抜けているため、それぞれの購入を検討するユーザーは、GLAクラスのほかのグレードと比較して検討する可能性は低いでしょう。
一方、「GLA 180」と「GLA 200 d 4 MATIC」は価格が近く、どちらを選ぶか頭を悩ませるかもしれません。
GLA 180はFWD、200d 4MATICは4WDという駆動方式の違いに加えて、パワートレインのパフォーマンスを見ると、「GLA 180」は最高出力136馬力/最大トルク20.4kgmであるのに対し、「GLA 250 d 4MATIC」は最高出力150馬力/最大トルク32.6kgmと大きく上回ります。
一方、「GLA 180」の方がFWDで排気量が小さい分、車両重量も「GLA 250 d 4MATIC」に比べて約200kg軽量となっています。
つまり、「GLA 180」は軽やかでスポーティな走りが楽しめ、「GLA 250 d 4MATIC」ではSUVらしいどっしりとした走りが魅力であることがわかります。
WLTCモード燃費を見ると、「GLA 180」は14.1km/L、「GLA 250 d 4MATIC」は16.5km/Lとなっています。しかも「GLA 180」はハイオク、「GLA 250 d 4MATIC」は軽油を燃料としているため、燃料費では「GLA 250 d 4MATIC」が有利となります。
このように考えると、「GLA 180」と「GLA 250 d 4MATIC」の車両価格の差は、実際にはそれほど問題にならないかもしれません。
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都会派は「GLA 180」、アウトドア派は「GLA 200 d 4 MATIC」がベスト
「GLA 180」と「GLA 250 d 4MATIC」では、パワートレイン以外の装備にほとんど差はありません。
ほとんど唯一と言って良い違いは、「GLA 250 d 4MATIC」には、「マルチビームLEDヘッドライト」にコーナリングライトが追加されたり、下り坂で事前に設定した2~18km/hの速度をキープする「ダウンヒルスピードレギュレーション」を備えた「オフロードエンジニアリングパッケージ」が標準装備となっていることです。
これらの装備によってSUVらしいオフロード走行を楽しめるため、そうしたシチュエーションで活用する機会がある場合には「GLA 250 d 4MATIC」は良い選択肢かもしれません。もちろん、積雪路面でも活躍してくれるため、寒冷地では「GLA 250 d 4MATIC」を選ぶことをおすすめします。
一方、都市型SUVとしての性格が強いのは「GLA 180」です。フロントが軽いため、キビキビとした軽快な走りが楽しめる「GLA 180」は、都会でのドライビングを楽しいものにしてくれることでしょう。
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半導体不足による装備の簡素化にも要注意!
このように、「GLA 180」と「GLA 250 d 4MATIC」の関係は、エントリーグレードと上級グレードの関係ではなく、あくまで性格の違いと言えます。4WDを求めるなら「GLA 250 d 4MATIC」を選ぶことになりますが、そうでない場合にはそれぞれの好みで選んでも問題ないでしょう。
ただ、注意しなければならないのは、昨今の半導体不足の影響から、どちらのグレードでも電動パワーシートを選ぶことができないという点です。2021年モデルまではメーカーオプションで設定することができましたが、2022年モデルでは完全に選択不可となっています。そのほか、2022年モデルではいくつかの仕様変更が行われているため、どの点が変わっているかはしっかりと確認するようにしましょう。
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文:ピーコックブルー
写真(欧州モデル):
1~3枚目:GLA 250
4~6枚目:GLA 220 d
7~8枚目:メルセデスAMG GLA 35 4マチック
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みんなのコメント
200dの間違いだろ
最低限の知識がないのに記事書くな