2024年6月
■2024年6月
メルセデス・ベンツ日本は、電気自動車(EV)のコンパクトSUV「EQB」をマイナーチェンジして、2024年6月13日に予約注文の受付を開始した。納車は「EQB250+」が同日より、「EQB350 4MATIC」については同年7月下旬頃を予定している。
今回のマイナーチェンジでは、駆動用リチウムイオンバッテリーの容量を従来の66kWhから70.5kWhに変更。「EQB250+」の最高出力は140kW(190PS)、最大トルクは385Nmで従来モデルと同じだが、WLTCモードでの一充電走行距離を520kmから557kmに延長している。なお今回の改良に伴い、グレード名を「EQA250」から「EQA250+」に変更した。もう一方の「EQB350 4MATIC」は、前後に電動モーターを1基ずつ搭載する4WDモデルで、システム全体の最高出力は215kW(292ps)、最大トルクは520Nmを発生するという。
エクステリアも変更して、メルセデス・ベンツの電気自動車に共通の最新デザインを踏襲し、立体的なスターパターンをあしらったフロントグリルを装備。また、新デザインのフロントバンパーやリアコンビネーションランプ(内部のみ)を備えている。加えて、エレクトリックアートライン(標準仕様)に新デザインのホイールを採用した。
インテリアでは、センターコンソールにあったタッチパッドを廃止して、新世代のステアリングホイールを採用。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で行えるようにしたほか、ステアリングホイールのセンサーも静電容量式タッチセンサーに改良されている。また、夜間走行時に無数のスリーポインテッドスターを助手席前方に浮かび上がらせる「スターパターンインテリアトリム(バックライト付き)」を装備した。さらに、 オプション設定の「AMGレザーエクスクルーシブパッケージ」にステアリングヒーターを追加したほか、「アドバンスドパッケージ」には、Dolby Atmosに対応したBurmesterサラウンドサウンドシステムを加えている。