メルセデス・ベンツ Eクラス セダン 「世界一凄い「普通の車」だと思います。特段...」のユーザーレビュー

世界一凄い「普通の車」だと思います。特段...

2007.1.15

総評

世界一凄い「普通の車」だと思います。特段優れている部分も無ければ、逆に不満も些細なものです。凄いと感じたのは、あらゆるステージをカバーしている点です。それが高速道路であれ、近所の買い物であれ、海岸沿いであれ、山道であれ、人を乗せても、荷物を積んでも、運転しても、外から眺めても…必殺技も無ければ、弱点も無い。これって、コストの掛かることだと思います。更に私が言いたいのは「普通」の水準が高いということです。例えばワインディングをハイペースで走っても、エンジンと足回りのバランスが良く、室内は安心感を伴いながらゆっくり時間が流れ、車の出方と対話する時間を楽しみながら、満足の行く動きでコーナーを抜けます。
所謂「高級車」をイメージして購入すると、その分野に突出した他車と比較の上、失望する可能性がある気がします(だからおすすめ度が低い)。そもそも高級車界で「そう見えなくもない」こと自体、前述オールマイティー性の意味で凄いことなのですが、コストの掛けどころを理解するならば「高級」面で劣るところがあっても、問題にはなりません。周囲に惑わされることなく、これからもモデルチェンジは車文化の進化分だけにして、Eクラスは常に究極の中庸であって欲しいと思います。

満足している点

日本車にはあり得ないディテールが、綺麗にまとまっているエキゾチックな外観に、地味なスペックで黙々と力を出し続けるエンジンとフワフワもゴツゴツも演出が無い実直なサスペンションが調和した、世界の中庸=Eクラスってこんな感じ？へぇーなるほど、みたいな納得感。
それだけに、広大なラゲッジスペースが出現する分割可倒シートや、小回りの利く点、実用燃費の良さと言った、実用性を忘れていないところ。機械式駐車場に代表される日本のクルマインフラが、概ねすべて利用できる使い勝手のよいサイズ。

不満な点

前席カップホルダーが無いこと。後ヘッドレストがリモート格納できるが、復旧が手動なこと。人に「ベンツに乗ってる」と言われてしまうこと。何と言っても、ホイールがすぐ真っ黒になること。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験