メルセデス・ベンツ Cクラス クーペ 「ラグジュアリーのスポーツ車」のユーザーレビュー

ラグジュアリーのスポーツ車

2021.4.21

総評

流線的な色気を感じるコンパクトクーペ。色々使い勝手は捨てなきゃならないと承知の上で選ぶ車ではありますが、それでも価値があると思えるほど満足感を満たす車でした。
速く走る悦びや、テクニックを競うスポーツカーとは違うけれども、非力でも剛性力やエアサスの気持ちよさを味わって走る楽しさを感じた車です。乗るのが楽しい…。

満足している点

C180なので動力に非力さは感じますが、そのエンジンには必要充分な車体剛性と、クラシカルでラグジュアリーな内装。
次期新型が見えてきているにも関わらず、未だに高い次元と感じる剛性力は凄いと思う。

不満な点

容量は必要にして充分満足ですが、大きめの箱が載せられない等形状的にやっぱり不便さは否めないトランク。

デザイン

5

205シリーズのデザインは当時からずっと好きで気になっていました。それに加えてクーペはお尻や横から見たスタイルは超ツボにハマっています。各クラスが続々と新型の顔に変わっていく中でも、C205クーペのデザインは古さを感じず自分は飽きがこない。

走行性能

3

剛性が未だに他車新型と比べてもレベルが高く、安定性も充分戦える。新型が控えているが、いったいどんなレベルで仕上がってくるのだろう…。
エンジンはさすがにC180は非力さを感じる。電動アシストもない。ただ、それゆえに自分レベルには扱い易く楽しい。

乗り心地

5

エクスクルーシブパッケージに装備されているエアーサスペンションのお陰でかなり高級感を感じる乗り心地。コンフォート設定は荒れた路面でもバネが吸収しフラットな乗り心地だし、スポーツ設定では剛性を感じる踏ん張りで不安を感じさせないコーナーになる。車速を感じないのでかえって危ない！？かもです。
新型Cクラスは初期の段階では価格を抑える意味もあり、エアサスがほとんどのシリーズに付かないそうです。エアサスの乗り心地を味わえるのは当面現行の205シリーズでないと無理そうです。

積載性

3

クーペなので過度に期待していなかったですが、奥行きは必要充分です。高さがないので縦の荷物を覚悟すべしです。

燃費

4

街中リッター8〜11km、長距離リッター14〜15kmといったところが平均でしょうか。エコ運転に心掛けると街中で12km〜14kmくらいはいけます。

価格

3

最終形態の現在はオプションは一つ。付ける付けないでかなりの装備に差が出ます。価格も約100万くらい違うので、車体と合わせると結構高額な車になってしまいます。

故障経験

なし。