2023年2月
■2023年2月
メルセデス・ベンツ日本は、スポーツコンパクトモデル「Aクラス」をマイナーチェンジして、2023年2月27日に発売した。
今回のマイナーチェンジでは、内外装のデザインを刷新。エクステリアは、ボンネットにパワードームを備えたほか、前傾したフロントエンドを採用して、シャープさを強調。水平基調のヘッドライトおよびLEDリアコンビネーションランプを装備した。また、「AMGライン」仕様車には、マットクローム仕上げの小さなスリーポインテッドスターが無数に散りばめられたシングルルーバータイプの「スターパターンフロントグリル」を採用。フロントバンパーは、下部に広がる台形とその両サイドに大口径のエアインテークにすることで、よりアグレッシブかつパワフルに仕上げている。足元にはブラックペイントを施して、標準仕様には17インチ5ツインスポークアルミホイール、AMGライン仕様車には18インチ5ツインスポークアルミホイールが装着されている。
もう一方のインテリアでは、センターコンソールにあったタッチパッドを無くして、新世代のステアリングホイールを採用したのが目立つ。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で行えるようにした。ステアリングホイールのセンサーも静電容量式タッチセンサーに改良された。タッチパッドを廃止したことで、すっきりとしたインテリアデザインとした。さらに、オプション設定のAMGレザーエクスクルーシブパッケージを選択すると、シートの素材として従来設定が無かった本革ブラックが選択可能になっている。
加えて、最新世代の対話型インフォテインメントシステム「メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス(MBUX)」を採用。ボイスコントロールは「Hi, Mercedes(ハイ メルセデス)」をキーワードに起動して、音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報)に加えて、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応している。また、メルセデス・ベンツの最新世代のナビゲーションシステムと、Cセグメントに初めてMBUX AR(Augmented Reality = 拡張現実)ナビゲーションを採用。MBUX ARは、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、進行方向に矢印が表示される。
グレード構成は従来モデルと変わらず、最高出力136PS、最大トルク200Nmの1.4リッター直列4気筒ガソリンターボエンジン搭載の「A180」と、最高出力150PS、最大トルク320Nmの2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン搭載の「A200d」の2種類。「A200d」には、交通状況に応じてハイビームとロービームを切り替え、ヘッドライトの照射範囲を自動で調整する「アダプティブハイビームアシスト」を装備。また、10スピーカーで225Wの出力を誇る「アドバンストサウンドシステム」を「A200d」は標準、「A180」はオプションで設定されている。
ボディカラーは、新色のローズゴールドを追加設定した。