マクラーレン P1 のみんなの質問

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ホイール取り付けについてで、車体のハブ径が54、PCDが100で、履きたいホイールがハブ径73、PCDが114.3です。このままではPCDが合わないので、

PCD変換スペーサー100→114.3を付けようと思っています。ハブ径は大きても大丈夫だと聞きました。
これで安全に走れますか?w
ハブリングは後日考えます。

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ベストアンサーに選ばれた回答

一連の問答を読ませていただき、お乗りの車両が「30 プリウス」であることを前提に記載をしていきます。もしも違いましたらお知らせください。その車種に合わせた回答を別途用意いたします。まずは30プリウスの純正スペックのご確認から・・・

<30プリウス 足回りスペック>
ボルトパターン:PCD100×5H
ハブボルト径×ピッチ:M12×P1.5
ハブボルト長さ:約26mm
純正ナット:M12×P1.5平面座ナット21HEX
車体側センターハブ径:54.0mm
純正ホイールセンターボア:54.1mm
純正ホイール1:16×6.0+45
純正ホイール2:17×7.0+50

<装着候補のホイールスペック>
ホイールサイズ:18×7.0+53
ボルトパターン:PCD114.3×5H
センターボア:73.1mm

■ ご確認事項

基本的にPCDチェンジャーやワイドトレッドスペーサーは、特に、ブレーキを担う前輪や加速を受け持つ駆動輪には剛性面で厳しいと言われています。それゆえ、公道を走行することが禁止されており、展示車両であったり、ホイール交換前のツラ出し状態を確認するためのパーツという位置づけです。それを前提として説明を続けますね。

■ ツラ出しスペック

30プリウスの場合、ノーマル車高で車検対応のツライチ付近になるのは、純正「7.0+50」を基準に前輪10mm程度、後輪20mm程度のツラ出しです(個体差あり注意)。40mm程度ローダウンすると、前輪は20mm程度のツラ出しでツライチ付近になります(個体差あり注意)。
今回「18×7.0+53」に15mm厚のPCDチェンジャーを追加すると「18×7.0+38」となりますので、純正よりも12mmのツラ出しになります。よってフロントはノーマル車高のままですと、フェンダーからハミ出すかぎりぎりで、少しローダウンさせれば問題なく収まります。リアはまだ余裕があって、20mmスペーサーでほどほどの収まり、25mmスペーサーになるとハミ出るだろうと思います。以下カッコ内がツラ出しスペックです。

<純正ホイール>
17×7.0+50(±0mm)
<候補+15mmスペーサー>
18×7.0+38(+12mm)
<候補+20mmスペーサー>
18×7.0+33(+17mm)
<候補+25mmスペーサー>
18×7.0+28(+22mm)

ツライチにする場合、個体差があるので、ショップ等でも一台一台実測しながらセッティングしていきます。上記の値はその参考値としてください。その他、いつくか注意点ありますのでご確認ください。

■ 注意点1:ボルト逃げ

30プリウスのハブボルトは、約26mm突き出していますので、15mmのPCDチェンジャーをいれた場合、ホイール側のボルト逃げの深さは最低でも12mm程度必要になります。ボルト逃げとは、ホイール裏のハブ取付面のボルト穴とボルト穴の間にある凹のことです。それもPCD114.3のホイールでPCD100応じたボルト逃げが必要ですので、装着できるホイールを選びます。20mmのPCDチェンジャーの場合は、ボルト逃げの深さは7mm程度あれば済みます。まず、このボルト逃げが確保されないと装着不可能ですのでご確認ください。

■ 注意点2:キングピンオフセット(スクラブ半径)

30プリウスの場合、標準の純正ホイールは「16×6.0+45」と「17×7.0+50」です。インセットは45mmと50mmの2種類ですね。インセット50mmとは、リム幅の中心から50mm外側にハブ取付面があるという意味です。最近ではこのようにインセットが大きい設定が多いですね。その方が、サスペンション剛性や追従性を高めやすいからです。インセットを小さくすればツラ出しできます。例えば、純正の「7.0+50」に15mmスペーサーを入れればホイール全体が15mm外側に移動し「7.0+35」になります。しかし、この方法ですと、折角のサスペンション剛性が弱くなり、クルマへの負荷が高まります。特にステアリング機構のある前輪は影響が大きく、ワダチにハンドルを取られやすくなったり、段差でのステアリングキックバックが増えたりします。ブッシュ類の寿命も縮まり、ベアリングの消耗が早まったりもします。これはスクラブ半径が狂うことによって起こる性能低下なのですが、タイヤショップでも知らずにインセットだけ小さくしてツラ合わせするケースもありますのでお気を付けください。フロントのインセットはいじっても純正インセットの10mm減程度まで。つまり30プリウスの場合は、概ねインセット40mm程度までということになります。正規のツラ出し方法はインセットをあまり変えずにリム幅を広げてツラ出しします。例えば、純正「7.0+50」だとして、15mmツラ出しするばらば「8.0+48」とするのがベスト、内側が当たる場合は止む無く「7.5+41」という選択、「7.0+35」というのは基本NGということになります。
今回の質問者様のケースでは「7.0+53」に15mmスペーサーで「7.0+38」となりますが、これはギリギリといったところだと思ます。多少、ワダチにハンドルをとられやすくなる傾向になります。リアについてはもう少々多めに見れますが、30プリウスの場合はリアのツラがフロントより約1cm引っ込んでいるので、リアのツラを揃える場合は前後リム幅が同じで、リアのみインセットを小さくして対応するしかありません。稀にリアのリムを太くしているデモカーなどがありますが、FF車の場合はいい笑いモノになりますので避けた方がよいと思います。

■注意点2:締付トルク

国産車の場合、ホイールはナット固定式です。ナットの締付トルクによるハブ取付面の圧着摩擦により、ハブボルトには横方向の力(せん断)は働かないように設計されています。ボルトは締付方向には丈夫ですが、横方向からの力には脆いです。なので、締付トルクが弱すぎるとボルトにせん断力が働き折れやすいのです。一方、締付トルクが強すぎると、今度はボルトが伸びてしまい、これも金属疲労で折れやすくなります。なので適正トルクの範囲内で適度に締め付けることが重要なのですね。
また、車体のハブは鋼鉄製なのに対して、ワイトレやPCDチェンジャーというのはアルミ合金類で作られています。特に、ホイールを固定するボルトを柔らかいアルミ系の台座で支える構造のため、ボルトの根元付近の剛性がどうしても弱くなるのですね。なので締付トルクが弱いと、簡単にボルトが折れてしまいます。逆に強く絞めすぎても折れやすくなりますから、ワイトレやPCDチェンジャーは締付トルクの管理がとても重要になります。

■注意点3:センターハブ

スペーサーの有無にかかわらず、センターハブ径が噛み合わずブカブカであれば、ハブリングを取り付けるのが基本です。それもワイトレやPCDチェンジャーとなると、車体のハブボルトとは別のユニットでセンター出しをするわけですから、スペーサー本体のセンターズレと、ホイール自体のセンターズレが重なるリスクがあります。なのでハブ径が合っていなければ、ハブリングを取り付けてセンター出しの精度を高めます。これをやらずしてPCDチェンジャーを装着するのは無防備といえます。装着時には以下のようなフォーメーションになります。できれば、ハブ一体型のPCDチェンジャーを使うのが望ましいです。

・車体側センターハブ径 54.0mmの凸
・スペーサーのセンターボア 54.1mmの凹
・スペーサー側のハブ径 73.0mmの凸
(↑ハブリング73→54装着も可)
・ホイールのセンターボア 73.1mmの凹

■注意点4:ナット

純正用とナットと、社外ホイール用のナットは形状が異なりますよね。純正用は「平面座ナット」なのに対して、社外ホイールは「テーパーナット」というもので互換性がありません。また、同じM12×P1.5のテーパーナットでも頭の六角部分の大きさ(二面長)が何種類かあります。国内で一般的なのは二面長が21HEXと19HEXでいずれも使用可能です。が、トヨタ車の場合は21HEXを利用する方がベターです。というのは、万が一パンクした場合に、車載工具が21HEXなので、別のアダプターが必要になってしまうためです。社外ホイール用には以下のスペックをご用意ください。

・ボルト径×ピッチ=M12×P1.5
・ナット座=60度テーパー
・二面超=21HEX

但し、すでにアダプターや十字レンチを車載しているのであれば19HEXでも問題ありません。

長くなり失礼いたしました。何かご不明な点などありましたら、追加でご質問いただけましたら幸いです。是非、ベストなセッティング楽しんでください。

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その他の回答 (2件)

  • 変換スペーサーの厚み分、オフセット計算しないと、はみ出ちゃうかもよ。

  • PCD変換スペーサー100→114.3を付けようと思っています。ハブ径は大きても大丈夫だと聞きました。

    装着は可能ですが
    スペーサー分
    ホイールが外に出ますよね

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