オークションでフォードスポーツトラックで使用していた社外品のホイールをｐｃｄとインセットが合うことは確認して購入したのですが送られて来たホイールを確認したところ取り付け面に座ぐりがありました。

Question

このホイールを国産車に使うにはどうすれば良いでしょうか?
みなさんの知恵をお貸しください。

Answer 1

質問者様のいう「座ぐり」とは、ボルト穴の裏側の座ぐりのことですか？

アメ車も日本車と同じくホイールをナットで固定するタイプですが、アメ車の場合は、車体側のハブボルトの根元にワッシャーが付いていることが多いです(貼付写真あり)。アメ車の純正ホイールは、そのワッシャーが当たらないように、座ぐりを設けてハブとホイールの取付面が密着するようにしてあるというわけですね。従って、日本車のように、ワッシャーがないクルマに装着する際には、その座ぐりは何ら障害にはなりませんのでご安心ください。

▼ナットに注意

むしろ気になるのは、アメ車のハブボルトのボルト径はM14が基本で、日本の乗用車はM12です。従って、購入されたフォードのボルト穴は日本車よりも大きめになっています。フォードのナット座はテーパーナットなので汎用品で大丈夫なのですが、場合によっては二面長が19HEX以下のナットでないと正しく固定できないかもしれません。

用意するのは以下のようなスペックのナットですね。

◆トヨタ・ホンダ・ミツビシ・マツダ・ダイハツの場合
→ M12×P1.5 テーパーナット 19HEX

◆ ニッサン・スバル・スズキの場合
→ M12×P1.25 テーパーナット 19HEX

OEM車は異なるのでご注意ください。


なお、大丈夫だとは思いますが、万が一ナットをハブボルトの根元まで締め込んでも、ナット座に隙間ができてしまい、ホイールが車体ハブに圧着できない場合は非常に危険です。そのまま走行すると間違いなくハブボルトが折損し、最悪の場合、車輪が外れて他人の人生を巻き込むような大事故にもなりかねません。もしもこのように圧着固定できない場合は、ボルト穴の大き目の3mmスペーサーを挟み込んで対処します。

ホイールはハブ取付面の圧着摩擦で固定されていて、ナットをきちんと締め込むと、ハブボルト自体には横方向の力(せん断力)は働きません。ボルトは横方向の力に脆いのですね。なので、しっかりハブ取付面が圧着するようにすることが大切というわけです。

お答えになっているかどうかわかりませんが、ご不明な点などありましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。

質問者からのお礼コメント

わかりやすく説明頂きありがとうございます。

Answer 2

ロングハブボルトに付け替えて貫通ナットするのはどうでしょうか？