マツダ ベリーサ 「女性に優しく男性にソフトな車。 トヨタ...」のユーザーレビュー

女性に優しく男性にソフトな車。 トヨタ...

2007.6.21

総評

女性に優しく男性にソフトな車。
トヨタで売ったら250万円くらいするかな？
マツダなので150万円程度に車体価格が抑えられている。

デミオが貨物仕様だとしたら、ベリーサは乗用仕様と考えて良いかもしれない。
ガラスや足回り、防音対策などどれをとってもデミオの上を行くが、肝心の走りの部分では一歩譲る。
コンセプトがはっきりと分かれているので、欲しい人には選びやすい車だ。

ガス封入式のモノチューブダンパーは、国内だとレクサスにしか採用されていない高性能なもので、トヨタは自慢げにこれでおもてなしとノタマウが、マツダは150万円でこれを主張する事無く当然のようにおもてなしする。

ガラスは4ミリでコンパクトクラスでは0.5ミリ他社のモデルよりも厚く、絶大な騒音対策を施してある。
他社なら2リッタークラスにしか採用しないガラスの厚さだ。

格部のゴムシールも2重構造で、これも高級を謳う車種にしか他社では採用しないものだろう。
そう言う意味でトヨタなら250万円で売る仕様の車と言える。
訳の分からないブレイドにお金を掛けるなら、こっちに掛けた方が物が良いだろう。
排気量も適正でバランスも良い。
ブレイドやオーリス等は試乗しただけで嫌になるくらい、ベリーサの出来は良い。

満足している点

1.トヨタじゃないメーカーの車で同じ車と擦れ違う事が殆ど無い事。

2.車内の質感は同クラスでは特に良く、他社よりも一歩秀でている。（特にトヨタと比べればその差は歴然と分かる）

3.エンジン音や風切り音が上手く抑えられていて、非常に快適。
高速の巡航でも2リッターセダンクラスの静粛性はある。

4.デザインが秀逸で日本車らしくない落ち着いた趣を感じる。奇抜にならず上手く造ったと思う。

5.ガス封入式のモノチューブダンパーはソフトな乗り心地と、心地良いコーナリングを両立させる。
腰高な分デミオよりもコーナーは楽しめないが、それを補って余りある快適性をもたらす。
俊敏な足がコンパクトに欲しいならデミオを選べば良いが、快適性を犠牲にしたくないならベリーサだろう。

不満な点

1.斜め後ろの視認性が良くない。

2.エアコンの効き具合がソフト過ぎる気がする。オートエアコンなのでわざわざマニュアル操作する必要を感じてしまうのは出来が良いとは言えない。

3.レインセンサーワイパーの動作条件が良くわからない。ワイパーが劣化したら動き続ける気がする。せっかく付いているのに使う気にさせないのでもったいない。もうちょっと設定や取り付け位置等総合的に煮詰めて欲しい。

4.悪いとは言えないかもしれないが、もうちょっと燃費が良ければと思う。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験