マツダ RX-7 「夢叶った車」のユーザーレビュー

夢叶った車

2021.9.20

総評

小学生の頃に読んだ「よろしくメカドック」に感化され、小学生の頃には「マツダのメカニックになりRX-7に乗る」という、将来の明確な目標となった車。
でも、将来の夢として掲げた上記目標のハードルとしては低過ぎて社会人1年目である僅か4か月で早々に達成してしまった。
残りの整備士期間は燃え尽き症候群の燃え残りに過ぎなかった半面も（笑

よく言えばレスポンス良くシャープな乗り味だが、悪く言えばナーバスな車でもあったと思います。

それでも、「過去所有車の中から1台だけ選べ」と言われれば、間違いなくFCを選びます。

今でもロータリー信奉者です。

満足している点

孤高の存在ロータリーエンジン

かっこ悪いという人は居なかったデザイン（ポルシェのパクリという人は多かった）

スーパースペシャルなカミソリハンドリング

前期型だったので、後期型パーツ移植するだけでチューニング効果が得られた

その他、いっぱいあり過ぎて書ききれない

不満な点

街乗り3～4㎞・お山に軽く攻めに行けば2㎞くらいまで落ちる極悪燃費
高速道路のエコランでも、結局10㎞の大台には届かず最高記録でも9.8㎞どまりだった

カミソリハンドリングの半面、オーディオやエアコン操作に一寸視線を外している間に一瞬で車線半分くらいハミ出すステアリングセンター付近の過敏な反応

トーコンキャンセラー入れてもAE86やS13やNA6よりテールスライドをコントロールしにくいリアサス

低速トルクの細さ

デザイン

5

ポルシェに似てると言われようが、まごうこと無きカッコよさ

走行性能

5

ロータリーならではのエンジンフィールとカミソリハンドリング

乗り心地

5

ノーマルでは硬め程度ですが、当時のアフターパーツのサスはどれもガチガチだった、ビル脚はノーマルよりちょっと硬いくらいだった。

ボディ剛性は高くないのに硬い足回りでガタガタギシギシ常に異音と振動があった。
これを各部が「働いてるんだなぁ～」と動作音と捉える割り切りが必要

積載性

4

ほぼオマケ程度の狭い後席を倒せば想像以上に荷物は積めます。

2人分の荷物とスキー板積んでスキーにも余裕で行けます。

燃費

1

どれだけ７が好きでもロータリー信奉者でも、さすがにこれに高評価つけると嘘になります。

価格

2

当時、ロータリーは走行距離が延びると極端に査定が下がった（売却時、スポーツカー専門店でさえ数軒断られた）

前期型は不人気だったので下取りは安かった、アメリカ25年ルール解禁と頭文字Dが出るまでは買うのも安く買えたが売るときも安かった。

故障経験

給料の内、自由に使えるお金の殆どを純正パーツ購入に充てていた及びインサイドな情報から予防処置も出来たので、故障らしい故障は1度もなかった。