マツダ ロードスターRF 「大幅改良ですべての性能がアップした!」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

一条 孝
一条 孝(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
2
燃費
4
価格
3

大幅改良ですべての性能がアップした!

2024.6.26

年式
2016年12月〜モデル
総評
2015年に登場したND型ロードスターは2023年の大幅改良によってデザイン、パフォーマンス、安全性能のアップデートを実施。見た目には大きな違いはなくても、乗ってみると開発スローガンとなる「More Roadster」をしっかりと感じさせる出来映え。ソフトトップはもちろん、ハードトップのRFもその進化がしっかりと伝わってくるのだ。
満足している点
見た目に大きな変更点はなくても、乗り込んでステアリングを操舵するだけでその違いに驚かされる。EPS(電動パワーステアリング)は一段とスッキリとしたフィールとなり、これまで以上に軽快なハンドリングが確かめられる。内装の質感も高められ、センターディスプレイも7インチからフレームレスの8.8インチに大型化されている。
不満な点
従来型と同じく、インテリアに荷物の収納スペースがないこと。出来ればシート後方に手荷物などが置けるスペースが欲しい。ひとりで乗る際には気にならないが、2人で乗るとショルダーバッグなどが置けるようなスペースがあると重宝する。
デザイン

4

パッと見には新旧の区別はつきにくい。しかし新旧ロードスターを並べてみると前後ライトがLED化されており、デイタイムランニングライトのデザインも変更されている。テールランプもジェットエンジンのアフターバーナーのイメージでデザインされている。インテリアでもメーターの指針にシャープさが増し、横長となったセンターパネルのおかげでモダンな仕上がりを見せている。RF VSにはスポーツタンのナッパレザーシートが設定されている。
走行性能

4

RFに搭載される2L直4エンジンは184馬力/205Nmのスペックこそ変わらないが、アクセル操作に対するレスポンスが向上しており、回したときのフィールがよくなった。シャシーは従来と変わっていないように思えるが、電動パワステを改良したことで一段とスッキリとしたフィールが得られるようになっているのだ。
乗り心地

4

ソフトトップのしなやかな乗り味に対して、RFは車両重量の違いなどから安定感のある乗り味が印象的。新型はEPSの改良などによってスッキリとした操舵フィールが得られ、安定性を高めながら軽快感のある乗り味を実現している。タイヤはソフトトップよりも1インチ大きな17インチを装着するため、コーナーでのしっかり感はこちらが一枚うわて。アシンメトリックLSDはコーナー進入時の操縦安定性を高め、ワインディングを飛ばし気味に走っても安定したフォームでコーナーをクリアする。
積載性

2

トランク容量は127Lを確保する。容量自体は大きくはないが、航空機内持ち込み可能なキャリーバッグを2つ収納することが可能だ。
燃費

4

RFのWLTCモード燃費は15.2〜15.8km/L。1.5Lのソフトトップよりも燃費は落ちるものの、高速と一般道を半々ずつ約350kmを走った際の実燃費は15.6km/Lと良好だった。スポーツカーでこれだけ走れば文句はない!?
価格

3

一部改良前のモデルに対して価格は30万円前後の値上げとなった。改良による仕様向上を踏まえても値上げ幅は大きいが、原材料価格の高騰で値上げせざるを得ないのはどの自動車メーカーでも同じだ。
一条 孝
一条 孝
自動車ジャーナリスト
自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員
マツダ ロードスターRF 新型・現行モデル

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