マツダ MX-30 「わかる人には良さがわかる車。個性って大事」のユーザーレビュー

ハヤテ号 ハヤテ号さん

マツダ MX-30

グレード:MX-30_4WD(AT_2.0) 2020年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
4
乗り心地
5
燃費
3
デザイン
5
積載性
4
価格
4

わかる人には良さがわかる車。個性って大事

2022.3.3

総評
気に入った人はとことん気に入ると思います!バッテリー上がりを除けば頼もしい相棒です!🐕
満足している点
この車にしかない価値を見つけることができれば、これ以上の車はないと思います。
フロントフェイスもマツダらしいあの怒った顔ではなく、どちらかというととぼけた犬顔で、この点も購入の決め手になりました。

おとなしい顔の割に踏み込むとブンブン回ります。

観音開きは意外にも便利なことに気付きました。

ヘッドライトも片目12万円なだけあり、いい仕事してくれます。

CX-30の兄弟車ですが、乗り味はCXより柔らかく上質に振られています。
不満な点
一番は、謎のバッテリー上がりの頻発ですね。MX-30だけの症状ではないですが、納車1ヶ月ちょっとで4回バッテリー上がりました。

燃費が悪い。マイルドハイブリッドで良くて15です。

積載量がもう少しほしい。
デザイン

5

クーペスタイルや、いつものマツダとは違う顔もそうですが、なんと言っても内装のコルク仕上げでしょう!
車の装飾パーツでコルクを採用したメーカーはマツダが世界初らしいです。
インパネ周りも、80年代の車のような直線基調に仕上げてあるので、運転時の平衡感覚もよく違和感を感じることなく運転に集中できます。

その他にも、エアコンがモニタータッチパネル式な点も近未来感があり、操作性云々を除いてオシャレです。

近未来感なのに、インダストリアルクラシックシートがまたレトロチックでたまりません!表皮も柔らかく、プリントも一色端ではなく、細かく何色か混ざってます。見事にオールドレザーを再現しています。触ると柔らかスベスベで気持ちいいです( ˶˘꒳˘˵ )
さらに座面などのファブリック生地は、ダークグレーのデニム地です。オールドレザーにデニム地とは…。個人的には最高です⤴
走行性能

4

いつものマツダ車に慣れている人からすると、ロールを感じやすいです。固定Bピラーが無いため、側面剛性を上げるために左右が重たくなっていることが原因です。ほかにも、足を柔らかめに設定しているためでもあります。ただ下品なロールではなく、ふらつかずにきちんとふんばってくれます。

全体的な剛性に関しては、剛性アップに気合を入れすぎたため、兄弟車のCX-30よりも高くなったらしいです。

衝突安全性能も、同クラスのBMWやVOLVOに引けを取らない高い評価を得ているので、より安心して運転できます。
乗り心地

5

足回りの剛性の高さはマツダらしい造りですが、柔らかめに設定された足は、路面の細かい凹凸ではゴツゴツした感じではなく、ストンストンと気持ちよくいなしてくれます。
見かたを変えると、ロードインフォメーションが伝わりにくいなどという考え方もありますが、この車は攻める車ではないので、上質に落ち着いて、一息ついて走り出すような、ある意味大人の乗り物なのだと思います。

静粛性に関しては、マツダの第七世代商品群とだけあって、このクラスでもかなり高いレベルにあります。
3週間CX-30をお借りしましたが、こちらより静粛性が高く感じました。
積載性

4

CX-30と同レベル。荷室の左右が内側にめり込んでるので、なおさら狭く感じます。これは、CX-5と同じどデカいショックを入れているために、荷室が圧迫されているとのことです。
事実上の乗車人数を考えれば妥当な容量とも言えます。
燃費

3

マツダのガソリンエンジンらしく、良くないです!仕方ないですが良くないです(笑

マイルドハイブリッドシステムももう少し考えてほしかった。
リチウムイオンバッテリーの目盛りがⅢⅢ 6本あるうちの4本以上充電されて、初めてモーターアシストが起動します。
ところが回生ブレーキでしか充電できないので、4本溜めるのにかなり時間がかかります。
さらに、やっとのことで4本以上溜まって、アシストが開始されたと思ったら、発進時から巡航までアシストされ、ありったけのバッテリーを使い果たそうとします。
この使い方では、次の発進時にアシストするだけの充電が無く、1度きりのアシストになってしまいます。
システムをもう少し考えるべきだと思いました。
価格

4

オプションをセミオーダーのような選び方ができる点が特徴的ですが、まぁさすがのマツダも利益を考慮しないと倒産してしまいますので、◯◯を装着したければ△△のセットを注文が条件。などとうまい具合に組み合わせを調整してあり、まともに仕上げるにはあれもこれも注文しないといけなくなります。
その結果、200半ばの車体が、あっという間に350万くらいになってしまいます。

なので、この車は高くはないですが、決して安い車ではありません。300万半ばの価格になるように仕組まれています(笑
よくできてますね。💸
故障経験
納車1ヶ月ちょっとで4回バッテリー上がりました。バッテリーを新品にしても何度も上がります。上がりかたも、深放電といって、駐車中にとめどなく電気を吸い取られて、12Vのバッテリーが4V程度しか残っていないような状態になります。
ドアロックすら動きません。

このバッテリー上がりさえなければ、自分にとっては完璧な車でした。

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