理想的なグランドツーリングカー
一言でまとめると”理想的なグランドツーリングカー”です。
ドライバーを含めた全員が旅の行程を楽しむことのできるクルマで
2012.9.15
- 総評
- 理想的なグランドツーリングカー
一言でまとめると”理想的なグランドツーリングカー”です。
ドライバーを含めた全員が旅の行程を楽しむことのできるクルマです。
4人家族+親戚・知人の合計6~7人で出かける機会が多いので、1台で出かけられるようにLクラスミニバンを探していました。以前知人のアルファードを運転した時に旧来の1BOXとさして変わらない走安性の悪さに驚いたことがあるので、買うなら絶対ドライバーズ系ミニバンと決めていました。
最終的にエクシーガとMPVで迷ったのですが子供が小さいためスライドドアの利便性安全性をとってこちらをセレクト。走り系ミニバンなのでターボ車だろうと、カタログ落ちしていた23T-Lを中古で購入となりました。
ワイド&ローなボディゆえほとんど揺すられ感がなく、空飛ぶじゅうたんに乗っているような安定感をどの席でも味わうことができます。
ハンドリングもミニバンとしてはクイックで回頭性もよく、オンザレール感覚でコーナーを抜けてゆきます。低重心なのでアップテンポでワインディングを走っても同乗者がグイングイン揺すられて苦情が出るようなことは少ないですね。
2.3L直噴ターボなエンジンは必要十分。重量級ゆえ初動はゆったりですが、動き始めてしまえば3.5Lを積むライバル車と変わらないパワー感です。音はやっぱり4気筒・・でも税金安いし鼻先が軽いし、これで正解でしょう。
3列シートの居住性は、LLクラスには及ばないものの2ndシートの人がちょっと気を使えば大人6人まで長時間OKです。3rdシートもシートサイズが大きいので意外に快適です。
(ちなみにカタログ図面を重ねてみると、室内長カタログ値が30cmくらい長いエスティマと1列目シート~3列目の距離はほぼ同じでした。カタログ室内長はメーターフード先端を起点に測っているのでエスティマを始め奥まったメーターの車はちょっとズルっぽい数字になります)
市街地ではさすがにボディの大きさを実感します。狭い道ではスレ違いに気を使いますが、車両感覚は意外に掴みやすい方かな、という印象です。
燃費はさすがに・・・ですが、我が家では遠乗り専用車なのであまり気にしていません。
総じて満足です。7~8年は乗ると思います。
- 満足している点
- ・弾丸のような直進安定性とオンザレール感あふれるハンドリングの両立が素晴らしく、高速でもワインディングでもドライビングの楽しさを味わえます。長距離走行後の疲労感の少なさも特筆モノ。
・空飛ぶじゅうたんのようなフラットライドな走り味は一度味わうと他の車に乗れません。
・どの席も乗り心地(安心感)は特筆モノですが、セカンドシートはまさに極上の乗り心地。空飛ぶじゅうたん感覚はセカンドシートが一番味わえます。シートの出来だけならLLクラスミニバンは更に上をいきますが、走安性の良さからくる落ち着きや安心感はこのクルマの方が数段上。少しリクライニングしてオットマンに足を委ねているとビジネスクラスの気分。
・3列目を使っていても充分なラゲッジスペース。アンダートランクの大容量さにもびっくり。
・マツダらしいタイヤの存在を強調した欧州車的でスリークな造形は、知的な印象で好きです。平面的すぎる後ろ姿はちょっと不満ですが。
- 不満な点
- 満足度が高いのでさして不満はないですが・・
・リアスタイルが平面的で安っぽい。テールランプ周りを立体的にするなどちょっとした工夫で随分質感が変わると思いますが、このクラスのミニバンは総じてリアが作り込みきれていないところをみると官能的なミニバン向けリアデザインの発見はもう少し先なんでしょうか。
・今時燃費計がないのはどうなんでしょう。これが付いているだけで結構エコ走行になりますよね。
・大きなサンルーフがほしいです。走り系だからかオプションでも旧態然とした前席上だけの小さなサンルーフしか無いんですよね。同じく走り系のエクシーガには大きなガラスルーフがあるんだけどなぁ・・
・ハンドル中立付近が自分の好みからするとちょっと軽いです。もう少し重いほうが高速ではリラックスして走れるように思います。
・一番の不満はターボ車を廃止したこと。せめてCX-5のディーゼルターボでもいいのでまた高トルクエンジンを積んで欲しいです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験