マツダ/初代ルーチェ•ロータリークーペのデザイナーをジウジアーロだと決め付ける雑誌/ネット情報ばかりですが、これをオカシイとする方が居たように記憶しますが、

Question

マツダの初代ルーチェ(セダン)は、ジョルジォット•ジウジアーロ•デザインは間違いないですよね。
そこで質問ですが、ロータリークーペとセダンは別人がデザインしたと云う根拠はなんですか？

Answer 1

綺麗な嘗てのマツダ•ルーチェ•ロータリークーペですね。

確かにこのロータリークーペは、ジウジアウロのデザインに模した同僚の、トム•ジャーダ(トム•チャーダとも)の作品だと思われます。
なぜなら、マツダはイタリアのベルトーネに、ルーチェ1500→1800のデザインを依頼して商品化していましたが、
それから数年経って、クーペボディのロータリークーペを依頼しに、ベルトーネに申し込んだ時には前のルーチェ1500時代のチーフデザイナー、ジウジアウロはベルトーネを飛び出し、新しいギア社を立ち上げていました。
そのため、当時もっとも親しくしていたベルトーネの先輩友人で、後にギア社に行くトム•チャーダにデザインを任せたと云うのが、理由ですね。

モチロン、友人でジウジアウロのデザインもよく知っていましたから、ルーチェ1500の特長を活かしながら、彼のお得意のクーペボディを、特別製で作ったのでしょう。
当然、ジウジアウロとも密かに連絡を取ったのでしょう。当初はコンセプトカーで終ってしまったベルトーネ版フォード•マスタングのようなライトが隠れるデザインでマツダRX87としてショーモデルとして発表されました。
従って、ジウジアウロは最初のルーチェセダンの作者として、名乗りを上げていますが、ロータリークーペに付いては、名乗りを上げていないのです。
何故なら、トム•ジャーダは友人であり先輩であったのですから。
そのことはジウジアウロのウィキペディアでも、確認できますよ。
いすゞの１１７クーペは始めからジウジアウロを頼ってギア社に発注したので、ジウジアウロがルーチェとは違うアイテムを意図して腕を振るった名作ですが、
ルーチェ•ロータリークーペは、自作だとはけっして言わないのです。

残念ながら、ウィキペディアのトム•ジャーダの作品リストには入っていませんが。

彼は確か、数年前に亡くなりました。

ご冥福を祈ります。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました。
結局、
マツダは､ベルトーネにしか依頼しておらず、その時にジウジアーロはギア立ち上げに忙しかった。
まさか、ベルトーネもジウジアーロにアタマを下げるわけにも行かず、ジウジアーロの友人トム·ジャーダに任せることで、マツダの顔も立てたと云うことでしょうかね。
トム(·チャーダ)の潜れた傑作じゃないですか？

Answer 2

本人しかわかりません。車姿を、デザイナー本人が認めれば、その本人がデザイン監修したと言えるでしょう。しかしデザインと出来栄えは、異なります。思ったほど、イメージが表現できていなければ、本人は認めないでしょう。元のデザインは、制作上、または生産性の問題などにより表現を変更しなければならず、本人の意思に反することもあります。またマイナーチェンジなどで、変わることもあります。判定はできません。東洋工業の設計人と制作人が、協力して出来上がったデザインです。マツダ車（社）を尊敬する一人の人間の、ただのつぶやきです。コメント不要

Answer 3

当時のいすゞ117クーペとスズキのフロンテ・クーペはジユジアロー・デザインですが、マツダの件は全く知りません。