ニックネーム非公開さん
マツダ デミオ
グレード:SPORT(CVT_1.5)
2008年式
乗車形式:マイカー
欧州のFFスポーティーカーばかり、10台以上乗り継いできたが、今度のデミオSPORTは、久々に国産のライトウエイトスポーツを感じさせる一台だ。取り回し
2009.12.23
- 総評
- 欧州のFFスポーティーカーばかり、10台以上乗り継いできたが、今度のデミオSPORTは、久々に国産のライトウエイトスポーツを感じさせる一台だ。取り回し、見切りも良く、老若男女問わず気楽にクルマを操る楽しさを教えてくれる。ミニバン全盛の時代、他社のコンパクトカーが肥大する中あえてダウンサイジングに挑み、軽量化に成功したことは一目置ける存在だ。軽量化は、エコだけでなく運動性能にも寄与している。軽いフットワーク、馬力に頼らずトルクフルに何処までも伸びるエンジン、鋼製が高いボディで直進、回転性も不安がない。クルマに何を求めるか、ライフスタイルに合うかにもよるが、合えばオススメしたいクルマが、デミオSPORTである。
- 満足している点
- 1)エクステリアデザイン;たま~に、カモメマークからブルーライオンに変えたくなる衝動に駆られるが、それも愛嬌
2)ボディー硬性の高さ;タックインぎみにコーナーを攻めても、挙動に不自然さがなく、直進性にも寄与している。普通に乗っている分には、不満はまず出ない。ストラットタワーバーなどの補強パーツは、車重を重くするだけで、意味が無い。
3)トルクフルなエンジン;高速で大人4人乗車時、追い越し車線を150キロで巡航しても、ストレスなくスムーズに回っている。フルに回したら何処まで伸びるかは、未知数。馬力は少し非力を感じるが、ワインディング路や急加速時でもレスポンス良くトルクフルに回る。エンジン音も1500CCでは静か。
4)足回りのセッティング;固いと言う人もいるが、国産車にありがちな妙な「ふあふあ」感もなく、突き上げも少ない。カッチリと路面情報を伝えてくる。高速でクイックにステアリングを切っても、素直についてくるし、オーバースピードぎみにコーナーに突っ込んでもアンダーを往なしトレース通り走ってくれる。ただし、16インチは、オーバースペック。15インチにインチダウンしサスを締めてやれば、もっと良いと思われる。インチダウンはいいが、意味のないローダウンは、バランスを崩すだけでやめてほしい。
5)インテリアデザイン;純正オーディオを中心に曲面を採用したセンターパネルの造形は、見た目はシンプルだが、そこにはどこか躍動感が感じられる。また、ステアリング オーディオ リモートコントロールスイッチは便利である。チープやプラスチッキーと言う人もいるが、ゴテゴテ豪華絢爛を求めるなら、トヨタ車をオススメする。だが、ディラーオプションのインダッシュナビを取り付けると、センターパネルの統一感がなくなり、いただけないし、ナビの視認性も悪い。ナビがどうしても必要ならオンダッシュナビも一考の余地あり。
- 不満な点
- 1)SPORT-CVTには7速のバトルシフトが付いている。これは、坂道のエンブレを多用するとき以外、使い道がない。「カチャカチャ」と、せわしくオモチャのような感じで、反応も鈍く、ハンドル切った時は使えない。アクセルワーク一つで、操るほうが機敏に運転できる。
2)CVTの宿命か、超低速時モタツキ感がある。特に出足がワンテンポ遅れる。慣れの問題だが、違和感は拭えない。
3)テレスコピックがない。ポジションをとるとき致命的である。クルマが人に合わすのではなく、人がクルマに合わすのでは、魅力も半減する。レインセンサーワイパーや、オートライトシステムはいらないからテレスコは標準装備して欲しい。
4)収納スペースが少ない。グローブボックスは雑誌などのマガジンラックになると謳っているが、実際、何人の人がその恩恵を受けているのか?車検証を入れれば一杯で、上部に蓋がなく中身が見え見えなのは、対処法がない。デザインに走らず、割り切った方向性を示して欲しい。
5)ドアミラーウインカーがない(アテンザ用を流用)
6)アームレストがない(輸出用デミオには、純正アームレストがあるが、¥35,000はイタイ)
7)アンテナが異常に長い(ショートアンテナに変更)
8)マフラーが貧相(排気系だけ変えても意味がないのでマフラーカッターで誤魔化している)
その他、不満な点はあるが、自分で欠点をカバーしていくのも楽しみの一つだ。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験