マツダ デミオ 「そもそも大低迷期のマツダがありあわせの部...」のユーザーレビュー

そもそも大低迷期のマツダがありあわせの部...

2004.2.23

総評

そもそも大低迷期のマツダがありあわせの部材で作ったポッと出グマ。
いたるところが粗雑で、はっきり言って車自体の素性は良くない。
スポーティに振られた足回りの設定はあくまで「味つけ」
　
基本的には、使い勝手を磨いた実用車以上に考えないほうがいい。
トコトン便利に使ってこそ味が出る車だと思う。
乗せられる車ではなく、あくまで乗る車、使いこなす車。
　
とはいえ、デミオという車を「ダメ車」とは思わない。
コストを極限まで削っても、アイデア一つでマーケットに一石を投じられることを証明した。
初代デミオの旧さは最早覆い隠しようもないけれど、新世代コンパクト大躍進の布石となった一台。
今後のマツダにあって、長く重要車種の一つとして完成度を高めていくと思う。

満足している点

コンパクトハイトワゴンを謳いながらも、キビキビ走れる味付け。
スタビリティはともかく、運転している気持ちにさせるところはマツダらしさが良く出ている。
室内のアレンジは自由にできて使い勝手が良い。

エクステリア・インテリアともプレーンなデザインで安っぽいが、
ヘタな飾りを与えるより、このスッキリ感のほうが潔くて良い。

「さあこの車に何を積んでどこに出かけようか」
と思わせるところが最大の美点かと。

不満な点

乗り味が全体的に安手。
エンジン音、ロードノイズとも容赦なくハコ型の室内に反響しまくる。
バイブレーションもかなり多く、低級なビビリ音が各部から響いてくる。変速ショックは大きめで不自然。
ハンドリングはそれなりの手ごたえを持たせたものだが、なにやらブワブワとして落ち着きがない。
折角スポーティに振られた足回りも、このフィーリングではイマイチクルマを信用できず楽しみ切れない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験