マツダ デミオ 「約１年、SPORTに乗って思うこと デミオSPORTは、久々に国産のライトウエイトスポーツを感じさせる一台だ。取り回し、見切りも良く、老若男女問わず気」のユーザーレビュー

約１年、SPORTに乗って思うこと デミオSPORTは、久々に国産のライトウエイトスポーツを感じさせる一台だ。取り回し、見切りも良く、老若男女問わず気

2009.12.25

総評

約１年、SPORTに乗って思うこと
デミオSPORTは、久々に国産のライトウエイトスポーツを感じさせる一台だ。取り回し、見切りも良く、老若男女問わず気楽にクルマを操る楽しさを教えてくれる。他社のコンパクトカーが肥大化する中あえてダウンサイジングに挑み、軽量化に成功したことは一目置ける存在だ。軽量化は、エコだけでなく運動性能にも寄与している。軽いフットワーク、馬力に頼らずトルクフルに何処までも回るエンジン、硬性が高いボディで直進性、回転性も不安がない。実用を兼ね備え、操る楽しさを味わえるコンパクトカーが、デミオSPORTである。

満足している点

＊エクステリアデザイン；たま～に、フロントのエンブレムをカモメマークからブルーライオンに変えたくなる衝動に駆られるが、それも愛嬌
＊インテリアデザイン；純正オーディオを中心に曲面を採用したセンターパネルの造形は、見た目はシンプルだが、そこにはどこか躍動感が感じられる。また、ステアリング オーディオリモートコントロールスイッチは意外に便利である。だが、ディラーオプションのインダッシュナビを取り付けると、センターパネルの統一感がなくなり、いただけない。ナビがどうしても必要ならオンダッシュナビも一考の余地あり
＊ボディー硬性；硬性が高く、コーナーをタックインで攻めても挙動に不自然さがなく、高速直進性も安定している。普段使いには問題無い。
＊ハンドリング；万人受けを意識してか少し軽めにセッティングしているが、ナチュラルアンダーで決してクイックではないがステアした量に素直に反応する。車速を上げれば車速に応じた適度な重さになり不安感を与えない。駐車場のすえ切り時などのパワステの軽さは、女性にも好感が持たれるだろう。
＊足回り；適度に硬く、突き上げも少ない。タイトコーナーに突っ込んでもロールは比較的許すが粘りが感じられ、下りのワインディングは、攻め甲斐がある。好みによるが１５インチにインチダウンしサスを締めてやれば、乗り心地も向上しアドバンテージが上がる。インチダウンはいいが、意味のないローダウンは、バランスを崩すだけでやめてほしい。
＊エンジン；パワーは少し非力を感じる時もあるが街乗りでは必要十分。ワインディング路や急加速時でもレスポンス良くトルクフルに回る。高速巡航時もピーキーにならず、ストレスを感じさせない。エンジン音も1500CCクラスでは静かな部類である。
＊居住性；大人５人乗車しても、短距離なら使える。後席のフットスペースはフロントシート下にあり、それ程、窮屈間は感じられない。平均的日本人体型の大人４人乗車なら、長距離でも十分使える。ラゲッジスペースも見た目よりも深く設けられ、シートアレンジによる容量は、必要最低限、確保されている。ドライビングシートの出来は不評であるが、個人的にはホールド性も良く疲れにくいシートだと思う（ポジショニングにもよるが）

不満な点

＊CVT；超低速時モタツキ感がある。慣れの問題だが、違和感は拭えない。
＊７速バトルシフト；実用性が無くまさにオモチャである。
＊テレスコピックがない；ポジションをとるとき致命的である。クルマが人に合わすのではなく、人がクルマに合わすのでは、魅力も半減する。無駄な装備はいらないからテレスコは標準装備して欲しい。
＊ESC (横滑り防止装置) がない；過度の豪華装備は必要ないが、安全装備には手を抜いて欲しくない。
＊軽量化の為かリアードアーの開閉音があまりにも貧弱；ドイツ高級車のような重厚感は求めていないが、フロントドアー並みにして欲しい。
＊収納スペースが少ない；車検証を入れれば一杯のグローブボックスや意味不明のポケット、デザインに走らず、実用性を考えて欲しい。
＊ドアミラーウインカーがない；アテンザ用を流用している
＊アームレストがない；輸出用デミオには純正アームレストがあるのに、何故かOPでもない。
＊異常に長いアンテナ；社外ショートアンテナに変更
＊マフラーが貧相；排気系だけ変えても意味がないのでマフラーカッターで誤魔化している
その他、不満な点はあるが、自分で欠点を工夫していくのも楽しみの一つだ。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験