マツダ デミオ 「微妙なポジション ワゴンルックを捨てた。これはヨーロッパを主戦場と位置付けたからだろ う。ヨーロッパのBセグメントではそっけない箱型(とはいっても2代」のユーザーレビュー

微妙なポジション ワゴンルックを捨てた。これはヨーロッパを主戦場と位置付けたからだろ う。ヨーロッパのBセグメントではそっけない箱型(とはいっても2代

2007.7.6

総評

微妙なポジション
ワゴンルックを捨てた。これはヨーロッパを主戦場と位置付けたからだろ
う。ヨーロッパのBセグメントではそっけない箱型(とはいっても2代目のスタ
イルは少々抑揚が強すぎたが)では商用車と捕らえられてしまう。
　スタイルはヴィッツ似との批評が散見されるが、ヴィッツより躍動感が強調
され、面構成も練られている。ショートノーズ＆後ろ下がりのルーフライン＆
ウェッジしたベルトラインなど要素は確かに似ているが。
　シャシーを刷新し、エンジン、ミッションとも新機軸を入れた上で値段を
下げた。恐らくヨーロッパ向けと基本的な装備品目はかなり揃えられている
のだろう、主力モデルでエアコンがマニュアルという点も納得がいく。
　しかし、それはヨーロッパ向けならば十分という話で、日本向けでは恐らく
不満が出るだろう。日本国内でのポジションを考えるとワゴンルックを捨てた
事もネックになるかもしれない。そこはかつてモーターショーに参考出品され
た、シークレットハイドアウトのような、派生車があるのかも知れない。
　日本でも売りたい、でもヨーロッパでも売りたい、という思惑が見えてしま
う。日本専用車種を作れとは言わないが、もう少し仕向け地を熟考した方が良
かったのではなかろうか？
　もっとも今の日本では電子装備満載のチンパンジー車しか作れないし売れな
いだろうが。

満足している点

小さく、軽くなった事。
２＋２と考えれば十分な実用性。ダミー人形であれば快適に
過ごせる程度の後席空間はある。
抑揚が強く躍動的なスタイリング。面質とスタイリングの辻褄は合っている。
ミラーサイクルの復活。手持ちのターボ技術と組み合わせるのは難しいだろう
か。

不満な点

相変わらず低速トルクが薄い。1.5のありがたみが薄い。
CVTを入れてきたが、セッティングは△。
実用域の出来はフィット、ティーダに及ばず。
ワゴンルックを捨てた点。個人的にはOKだが、既存の一般、フリートの両ユ
ーザがどう反応するか。
男女どちらを向いて作ったのか不明。
少なくとも先代までのような、ユニセックス、無印良品的ではない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験