ときめきはここにあった
ミニバンは便利だが、誰も乗っていない7人分の座席を積んで走る日々におさらばしたく、車検を3ヶ月残して乗り換えを決めた。これまで
2008.2.24
- 総評
- ときめきはここにあった
ミニバンは便利だが、誰も乗っていない7人分の座席を積んで走る日々におさらばしたく、車検を3ヶ月残して乗り換えを決めた。これまでライトバンやピックアップ、ステーションワゴン、軽四駆、ミニバンと乗り継いできたが、とにかく今度はパーソナルユースに主眼をおき、もしもの時には5人乗れて、無駄がないシンプルな車に乗ることが一番の希望だった。よく似たカテゴリーの7台に試乗したが、たとえ短時間であろうとも、車を購入する際には試乗は不可欠であると再確認できた。あのベストセラーが実はこうなんだぁ…ってこともあるからね。S車とデミオが最終候補に残り、どちらも日を改めて2度ずつ試乗した。実は、1度目の試乗でデミオに一目惚れしていたので、S車への2度目の試乗はS車を選択肢から外すためのマイナス探しだったように思う(S車ディーラーさん、ごめんなさい)。07年12月納車で、以来スタッドレスタイヤのみで9,000km程度走った。ZOOM-ZOOMコンセプトの受け売りではないが、まぁとにかく、ながめて楽しい、運転して楽しい、はウソではない。ちっちゃい車だけれども、ときめきますね。生涯乗ることはないだろうと決めていたマツダ車だったが、40代後半の親父の心はあっさりと持って行かれたのだった。
- 満足している点
- 外観:初対面時には、冒険的とも言えるデザインだったが、今はこれだから満足。車重が軽いので色も軽めをと思い、アイシーブルーメタリックにした。ついでにナンバーも軽めの数字にした(笑)。オプションで前後にマッドフラップを付けたが、バンパー下の黒色とのつながりもよく、あえてボディー同色のリアスパッツにしなくて正解。正面顔がカピバラとかアマガエルとかいう車があるが、デミオのそれはヤモリだな。 内装:びびり・きしみもなく、カチッとした感じが好きだ。二人乗りまでならカップホルダーの数はこれで十分。 動力性能:1日100kmの通勤で、うち30km弱は高速道路を走行。エンジンはよく回るし、90km/h辺りでの静粛性はよくできていると思う。ブレーキはどの速度域でも扱いやすいと思う。いずれも車重の軽さを感じさせてくれるもので、必要かつ十分。また、ATのシフトショックは3速4速間ではほとんど感じない。雪道下り坂などでのエンジンブレーキはマイルドに入り徐々に力強くなってくる感じで安心できる。これも車重の軽さが功を奏している。 装備:運転席のシートリフターはありがたい。身長177cmの胴長ドライバーだが、リフターをほとんど最高位まで上げて使っている。それでも頭上のクリアランスは十分だ。ハッチドア以外は、重厚感気分のいい音で閉まってくれる。
- 不満な点
- 外観:ルーフキャリアのフットが鉛直に立たない。ルーフが平じゃないから当たり前。 内装:Aピラーは予想以上に斜め前方の視界を悪くしている。決して見切りがいい車ではない。空調レバーのうち、吹き出し口調整用のものは場所によって節度が無く、経験上、将来的には引っかかりが出てきそうに感じている。いつも使うものではないのでどうってことはないが、4WDのボタンが視覚的にも触覚的にも分かりづらい。天井の内張は、手で押さえるとベコベコする。ルーフキャリアを付けての高速走行時には、ものすごい風切り音が天井から進入してくる。 動力性能:アクセルを踏み続けているといつまで経っても3速で走っている。街乗りでは60km/h弱で4速に入ることが多く、4速からの加速を使うことはほとんどない。より早く、より低速時に4速に入れるならアクセルを途中で少し閉じてやる操作が必要になる。最初からアクセル開度を小さくしておけばより低速時に4速に入るが、これではスタートがユルすぎる(これがエコドライブの基本なのでしょうけど)。高速巡航走行時にはメリットになるのかも。お買い得感:えっ!そんなのありぃ~!と思っちゃったメーカーオプション。たとえば、オーディオレスにしたために、オートライトシステム、レインセンサーワイパー、撥水機能ガラスなど欲しくないものまで付けなければならなかった。装備:フロントワイパーは、右-左の順でないと立てられない。逆順だと干渉してしまう。クラクションは「パフー」的なラッパサウンドに近く、逆におもしろい。リヤウィンドーのウオッシャー液がもう少し中央よりから出ればいい。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験