マツダ デミオ 「お値段なり?」のユーザーレビュー

お値段なり?

2016.11.25

総評

良くも悪くも価格なり、というのが正直なところです。MT好きが当時Bセグメントの普通の日本車を選ぶならあとはスイフトくらいしか候補に上がらなかったのではないかと思います。

満足している点

多くの軽自動車を下回る車両価格を考えれば、コストパフォーマンスは高いといえるかもしれません。

不満な点

軽量設計のBセグメントに求めるのは間違いとはいえ、質感は…。後継のDJが少なくとも見た目の品質は飛躍的に上がったので、尚更ですね。
あとは上述の軽すぎる操作系、特にステアリングは速めに切り込む時に段ボールをこすり合わせるような感触が出るのが興醒めでした。

デザイン

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走行性能

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1tを切る車重には本来1.3LのNAで実用上足りるはずですが、惜しむらくは5MTのギア比が高くてエンジンの能力を出し切れないもどかしさが付きまといますので、最終減速比も若干下げられている1.5Lの方がストレスは少ないと思います。またやや渋いもののカッチリと節度のあるMTのシフトフィールは単体では良いといえますが、ステアリングやペダルなど他の操作系の頼りないまでの軽さとのバランスの観点からは疑問と言わざるを得ません。

乗り心地

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乗り心地は概して穏やかでしたが、2万km近くになるとダンパーが抜けてきたのか高速ではフワフワと落ち着きがなくなってきました。
軽量なBセグメントということでノイズや振動面に多くを望むのは酷だと分かってはいましたが、ドアの共振・屋根を叩く雨音などにはやるせなさを禁じ得ず、何とかならないかとデッドニングを行ったりはしました。
後席には一切空調の吹き出し口がないのでフロントで全てを賄わなければならず、夏や冬に後ろに人を乗せる場合はまずエアコンフル稼働となるでしょう。

積載性

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見た目の通りあまり積めませんが(一応トランク容量は147と同等の270Lだったと思います)、「積みたい方は他をどうぞ」でよいのではないかと。

燃費

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エアコン非使用で街中13～14・高速15～17km/L程度でした。

価格

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故障経験

ここはさすが日本車、1年半・2万km程度では全く故障はありませんでした。ただ上述のダンパーのように、早くもヤレを感じさせる部分はありました。