マツダ デミオ 「トルクフル！」のユーザーレビュー

トルクフル！

2015.9.19

総評

初めてのクリーンディーゼル車ではありましたが、ディーゼルエンジンの進化には驚かされています

スペック的にはトルクは2500ｃｃではあるものの、馬力は105馬力で1500ｃｃクラスです
程度エンジンを回してしまうと極太トルクによる瞬発的な加速に対しての落差が少なからずあるはずですので試乗などでその辺をしっかりと確かめるべきではないかと思います

しかし、これも高速道路での話
街乗りでは十分すぎる加速性能ですので、街乗りではボディサイズや質感、動力性能どれをとっても不満な点はないのではないかと思います

トルクフルな走りは確かに素晴らしいものです
ですが、軽快感があったかというと先代デミオの方が感じられます
価格面や年間走行距離が少ない方ならばガソリン車もいいかもしれません

満足している点

・走行性能
ディーゼル特有の極太低速トルクにより、走行性能はクラストップではないかと思います
小さなボディを2.5L級のトルクでグイグイと引っ張っていく…
高速等でアクセルを踏み込むと８０キロぐらいまでの加速は凄まじいものです

先代モデルの1300ccモデルと比較すると、足回りは明らかによくなっています
先代モデルは街乗りで段差を乗り上げた際、リアサスがバタつく印象がありましたが、現行モデルはディーゼルによる車重の影響もあるかもしれませんが、非常に落ち着いてしっとりとした乗り味です

・静粛性
乗用車の「クリーンディーゼル」と呼ばれるものは今回が初めてでした
街中ではマツダをはじめ、三菱や日産からも多種多様なクリーンディーゼルモデルを目にする機会があり、外から聞く限りではすぐにディーゼルだなぁとわかるような特有の「ガラガラ音」が聞こえてきます
しかし、車内に入ると自分がディーゼルに乗っているとはわからないほどの静粛性です
メーターを見て「あ、いまディーゼルに乗っているんだ」とようやく気付くぐらいのレベルです
さらに従来型ディーゼルは停車時にハンドルやシフトノブから強い振動がありましたが、このクルマは皆無です

・デザイン
今回の車両はディーゼルモデルのベーシックグレードではありましたが、車内の質感は十分なものではないかと思います
シートにはホワイトステッチ、インパネにはカーボン風パネル、インパネのデザインになじみこむようなデザインのエアコン吹き出し口(フロントセンターの助手席寄り)
先代モデルと比較すると、車格がまるっきり違うクルマ？と思うほど上質なものになっていると思います
また、外観は好みの問題があるとは思いますが、非常に力強くカッコいいものではないかと思います
特にボンネットが長く(実際の数値的に極端に長いのかは不明…)、欧州車的な迫力があります
さらに鼓動デザインによる独特なボディプレスラインで５ナンバーにもかかわらず、ほかの同クラスの車種よりも大きく見えて迫力満点です

不満な点

・走行性能
出足のトランスミッションのスベリ感が気になります
実際には他社のトルコン式と比べ、決して滑りすぎているということはないと思いますが、その後の強烈な加速とのギャップがあるため、特にスベリ感が感じられるのではないかと思います
また、高速道路で踏み込んだ際のキックダウンが少し遅いような気がします
ディーゼルですので基本的には６速でも十分巡行できますが、どうしても！というときにアクセルを踏み込んでも「え、まだギア落ちないの！？」ということがありました

・純正ナビ
マツダコネクションは非常にスタイリッシュではありますが、操作方法が独特すぎて正直使いにくい印象です
メニューボタンを出すにもフリック操作が必要であり、しかも指定された位置を正しく触らないとフリック操作をしてもメニューボタンが出ません
さらに装着位置が他社と比べ上部にあり、視点移動も多め、それに加え、独特な操作で視点移動が多めなのも個人的には気になりました

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験