マツダ デミオ 「マツダが真面目に作ったハッチバック」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

マツダが真面目に作ったハッチバック

2021.9.30

年式

2014年9月〜モデル

総評

デザインイメージを上のクラスのモデルと共通にしているので、遠くから見るとデミオとは思えない存在感のあるコンパクトです。スカイアクティブの走りも爽快。

満足している点

大胆かつエレガントなホワイトレザーのインテリアなど、このクラスでは他にないゴージャスな雰囲気。女性ならうっとりしそうなところが魅力です。

不満な点

ディーゼルモデルは、マツダの2.2Lのような伸びやかさを期待すると、ちょっと「あれ？」と思うかもしれません。でもトルクはあるので元気に走ります。

デザイン

5

クルマを「命あるもの」と考えてデザインするという、マツダの新世代デザイン哲学「魂動（こどう）」が、しっかりとコンパクトサイズで表現されていて、こだわりを持って乗りたい人に響くデザインだと思います。

走行性能

5

運転席に座った瞬間に、コンパクトカーであることを忘れるような上質感、身体が無理なく運転する姿勢がとれる、ペダルや操作系の配置でライバル車とは一線を画すデミオ。1.3Lガソリンは軽やか、1.5Lディーゼルはメリハリがあって高速クルージングも得意。

乗り心地

3

おおむねフラットで快適な乗り心地ですが、高速道路の継ぎ目などではゴツンとショックがきます。シートも後席はやや小さめの印象です。

積載性

3

荷室容量は280Lなのでコンパクトカーの中でも小さめ。でも深さがあるのでスーツケースなども積みやすいと感じます。開口部も横幅がちょっとタイトな印象です。

燃費

4

MTモデルはATモデルより車両重量が30kgほど軽いこともあり、実用燃費でもちょっと有利。ディーゼルモデルもトルクが太いおかげか、市街地でのチョイ乗りでもなかなかいい燃費です。

価格

5

中古車市場の平均価格は103万円程度で、２〜３年落ちでも100万円前後となっています。デザインがイマドキなことや、燃費も優秀なのでコスパは良いのではないでしょうか。