マツダ CX-8 「私の人生の最後に乗る車として買いました。」のユーザーレビュー

私の人生の最後に乗る車として買いました。

2021.6.25

総評

不満な点いっぱい書きましたが大満足しています。マニュアルミッションも無く、飛ばし屋には向きませんが、ゆったりと余裕で運転するには最適です。

満足している点

①燃費が良く力持ち。
まだ新車で買って2700Kmしか走っていませんが、平均で14.5Km/l 最高で16Km/l
一般道30％高速70％、中国道や山陽道は上り下りが多く燃費が稼げません。この重さの車体でこの燃費なら満足しています、しかも軽油なので燃料代が１割くらい安い。
馬力も2021モデルは190馬力から200馬力にアップしましたが、まだ3000回転以上回していません。エンジンを回さなくても発進加速も高速での追い越しも十分以上に速い。
②低速トルクがあるので、落ち着いた運転ができる。通常は2000回転以下で必要であればアクセルだけでコントロールできます。レッドゾーンギリギリまで回して走るのも楽しいですが、この車には似合わないと思います。
③２列目シートが広く快適。以前の車（インプレッサ）では助手席を下げたり、リクライニングを倒すたびに後部座席からクレームがありましたが、この車ではありません。ただし２列目と３列目ではあるかもしれませんが、まだ３列目に乗車したことはありません、２列目を一番後ろから１～２段前に出せば２列目も３列目も快適に座れると思いますが３列目は170ｃｍ以上の人は頭が厳しいと思いますす。
③純正オーディオが良くなった。イコライザーや視聴位置調整(運転席か全席）が付いて好みの音質に調整できる（ボーズ付に近くなった）。ドア内部はスピーカボード周辺が樹脂パネルで覆われてデットニングでサービスホールを塞ぐ必要がありません。
④マツコネは手元のダイヤルで操作できるので運転中安全にオーディオやナビの設定ができる。
④アクティブ･ドライビング･ディスプレイ(車速やカーナビ情報、道路標識、オートクルーズ等の情報をフロントガラスに反射させる機能）は見やすく視線移動も少なく、見える距離が３ｍ付近に見えるので老眼には優しい。その他の安全機能も充実している。
⑤ブレーキフィーリング、アクセルのレスポンス、ハンドリングの応答等、自分の感覚に合っている。ハンドリングは私はもう少しクイックな方が好みですが、ハンドル修正が雑な妻や、常時片手でハンドルを握る方にはこれ位が適当と思います。

不満な点

小さい点はですが。
①マツコネのナビですが、ルート検索で複数のルートを表示しましが、所要時間や距離が表示されないので、どれを選択したら良いのかわからないので結局推薦を選択してしまします。
②車内騒音は静かな方と思います、エンジン音もほとんど気になりませんが、タイヤから出るロードノイズは少し気になります。
③追従型オートクルーズは忙しく動き過ぎる。車間距離の設定の最長は時速８０Kmで５０ｍですが、時速８０Ｋｍの秒速は２２ｍ、５０ｍでは2.3秒で走るので前の車が何かあった場合対処できない。自動車学校では時速８０Ｋｍでは８０ｍ、１００Ｋｍでは１００ｍと習いましたので、最長にした場合は時速８０Ｋｍで８０ｍは車間距離取れるように設定出来たら良いと思う。最短にしたら、殆どあおり運転状態です。首都高ならこの設定でちょうど良いかもしれませんが、交通量の少ない田舎の高速道路では落ち着きません。※スバルのアイサイトも時速８０Ｋｍで最長は５０ｍだそうです。
④Ａピラーの死角が大きい、設計の工夫でもう２～３ｃｍ細く出来そうな気がしますが？
⑤パドルシフトを付けましたが、シフトＵＰは2000回転位回さないと受付ません（ＡＴの自動シフトと同じ）。例えば時速６０Ｋｍ弱で定速走行している時の回転数は2000回転（５速）、私は６速にして1500回転前後走りたいですが受付しません、時速60Ｋｍになると６速になり1500回転になります。時速１００Ｋｍは６速で1900回転なので時速６０Ｋｍと同じ回転では燃費は稼げません。マツダのディーゼルは６ＭＴの方が１割位燃費が良い理由はこのあたりにあると思われます（想像ですが）。
⑥２列目以降を倒すと２ｍ近い長さが確保できますが、高さが７３ｃｍ位しかありません（CX-5より低い）。サブトランクと３列目を諦めるとあと２０ｃｍ位確保できそうですが、５人乗り仕様できませんでしょうか、メーカーさん検討してください。

デザイン

4

CX-5よりキャビンが長くなったぶん、横からみたバランスが良くなったと思います。

走行性能

5

エンジンを回さなくても速く走れる。コーナーリングを楽しむ車ではないですが、ハンドリングも良好。ブレーキングも止まる直前に「カクット」止まらないのが良い。

乗り心地

4

高速道路等でサスペンションの振動周期と路面の凹凸が一致すると良く揺れる、これ以上は可変ダンパー必要？　路面とタイヤのあたりが固く感じ、空気圧を2.6K⇒2.5K（指定は2.5）でずいぶん乗り心地が改善された。標準タイヤは19インチですが、17インチ（65扁平）の指定空気圧は2.3Kなのでもっとあたりが優しいと思う、この車にはコーナーリングより、乗り心地を重視した方が良いと思います。

積載性

3

セカンドシート以降がフルフラットになるのは車中泊もできますが、高さ方向が73ｃｍと物足りない。BOSE無し車を選べばサードシート後ろのサブトランクが広く深さも30cm位あるので便利です。

燃費

4

まだ2700Km程度の走行なので、長距離が走れていませんが、今のところの平均は14.5Km/l。
平坦地の高速で時速８０Ｋｍで瞬間燃費計は20Km/l付近を示しているので、今後の楽しみです。

価格

4

CX-8の価格は298万円～483万と幅が広く、予算と贅沢さの妥協とエンジンで選べます。他社のカーナビはオプションで30万以上するに比べマツコネのカーナビはソフトウェア(5万少々）で使える、オーディオは標準装備で、オプション価格は安上がりになります。

故障経験