マツダ CX-60 「プレミアム・ブランドへトランスフォームを目指す姿勢を応援したい」のユーザーレビュー

ひろしち ひろしちさん

マツダ CX-60

グレード:XD エクスクルーシブモード_4WD(AT_3.3) 2022年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
3
乗り心地
3
燃費
5
デザイン
5
積載性
4
価格
4

プレミアム・ブランドへトランスフォームを目指す姿勢を応援したい

2023.5.6

総評
インテリアと動力性能(運転性能)のコンセプトがアンマッチ。CX-60は粗削りな動力性能を求めるクルマではなく、プレミアム・ブランドのフラッグシップの位置付けとしての味付けをするべきクルマではないでしょうか?
満足している点
・クルマ好きなら一度は乗りたいFRベースの新プラットフォーム
・これもまた、もう乗る機会はないだろうと諦めてさえいた直列6気筒3.3ℓの大排気量ディーゼルターボエンジン
・マツダの「人馬一体」コンセプトを体感できる、乗り込むとフィット感が気持ちのいいパッケージング
・日本を象徴するJapanese Modernを体現したインテリア
・日本車らしい細部に宿る作り込みのきめ細やかさと、それがもたらす安心感
・リプロで問題点を改善してくれるマツダのメーカーとしての姿勢
不満な点
・極低速から低速域のハンパないギクシャク感(前車がBMWのX3(G01)だったので余計にその差を感じてしまいます。)
→1ヶ月点検を受け、エンジンオイルを交換したからか、点検後はギクシャク感が少し改善されました。
・直列6気筒エンジンは振動も少なくシルキーなイメージを勝手に持っていたため、上質な乗り心地を期待していましたが、豈図らんや、始動時から振動も大きく、ステアリングから伝わってくるその振動フィールもザラザラしたもので”シルキー”とは程遠いものでした。”シルキー”のイメージは、エンジンマウントはしっかりしており、エンジンは”さらさら”と流れるせせらぎのように回っている感じですが、ディーゼルターボエンジンであることを差し引いても、イメージからは程遠いエンジンフィールです。前車の4気筒2.0ℓディーゼルターボエンジンの方が”シルキー”でした。乗り換え直後は、『戦車にでも乗っているのか?!』と思うほどの振動とザラつき感と室内に入ってくる爆音のエンジン音に閉口しました。CX-60のインテリアからイメージされる動力性能面のイメージは、私の言う”シルキー”だと思うんですけどね…
→この点も1ヶ月点検後は、少しマシになりました。
慣れてきた、と同時に前車のフィールを忘れつつあるからかも知れませんが、今は”戦車”とまでは思いません。
・今までの構造的な問題と比較すると細かい話ですが、アイドリングストップキャンセルと、ブレーキのオートホールド機能はメモリして欲しいです。これもメーカーとしての人間中心の考え方に基づくものかと思いますが、私にとってはこの機能はメモリして欲しいです。
・さらに細かい話ですが、オプションのETC2.0ビーコン付を選択すると、コインボックスが無くなってしまうことは不満ではあります。コインボックスは案外ないと困るものです。いっそのこと、BMWのようにバックミラー一体型のETC車載器にすれば如何でしょうか?
デザイン

5

魂動デザイン第8世代は、日本メーカーにしかできない日本を表現した秀逸なデザイン。
ドイツ🇩🇪でもなく、フランス🇫🇷でもなく、イタリア🇮🇹でもなく、アメリカ🇺🇸でもなく、スウェーデン🇸🇪でもない、まさに日本🇯🇵のデザイン。
走行性能

3

「直列6気筒3.3ℓディーゼルターボエンジン」と聞いて受ける印象とは異なりますが、ディーゼルターボエンジンは充分にパワフルです。
ただ、このエンジンの排気量は馬力のためではなく、むしろ燃費のためだと理解しています。
自前のトランスミッションとの組み合わせで、まだまだ熟成できると思います。
あと、大柄なボディですが、デザインが工夫されている効能の結果、視界が広くいわゆる「車幅感覚」を掴み易いクルマとなっています。
この点は前車(BMW X3(G01))と遜色ありません。
そして、前車を上回っているのが小回りの良さです。我が家のCX-60は4WDですがそれでも、前車(これも4WD)よりも小回りが良く、駐車場での切り替えしといった場面でも、前車の感覚でハンドルを切っていると内側に曲がり過ぎていることが何度かありました。この点は感心するポイントです。
走行性能で最も残念なのが、何といってもCX-60の世界とは真逆とも言えるざらつき感を感じるエンジンフィールとトランスミッションの低速域でのぎくしゃく感、爆音と表現してもいいエンジン音は(少なくとも私にとっては)マイナス点です。
乗り心地

3

極低速域から低速域のギクシャク感は、XDでも発現します。この点を改善するリコールの対象はマイルドハイブリッドだけでしたので、素のディーゼルエンジンにも適用して欲しいです。
なお、前車がBMWだったからか、巷で言われる脚の硬さは私は不満に思うほどは感じません。
一方で、高速域は前車の方が圧倒的に安心感がありました。
前車は高速域でも路面にしっかり追従し、まさに貼り付いているイメージ。CX-60は高速域では路面に追従できずに跳ねることがあるので、スピードを上げると怖いです。この点が巷間で言われる”脚の硬さ”なのかも知れません。
積載性

4

荷物は前車と比べても遜色なく積載できます。
前車はバッテリーがリアに搭載されていましたので、ラゲッジフロアの下部が若干狭くなっていました。一方、CX-60ではBOSEのサウンドシステムが付いているので、ラゲッジフロア下部には巨大なウーハーが鎮座しており、大した物は積められません。(あくまでラゲッジフロアの下の話です)
燃費

5

総走行距離:1,575km時点で、平均燃費は12.59km/ℓです。
普段は街乗りが多いですが、クリーンディーゼルの特性を考え、極力30分以上はエンジンを回し続けるようにしています。またi-Stopは基本Offにしていますので、余計な燃料を消費していると思います。
価格

4

このスペックでこの価格はコストパフォーマンス高いと思います。
てんこ盛りのエクスクルーシブモードで凡そ500万は、今となってはバーゲンプライスです。
故障経験
今のところまだ不具合には見舞われておりません。

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